転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
リズハ・ナヴァストラ
彼女は魔王 リルア・ナヴァストラの実の妹であり、リルアの側近になるべく日々努力を積んでいた。
しかしある日、ヴェルダーズの襲撃によってリルアは記憶と力を奪われ、そしてリズハも命を落とした。
「リズハ………? 本当にお前なのか……………!!!?」
「やだなぁ お姉ちゃん泣かないでよ!
超久しぶりに会えたんだから笑ってって!」
グラトニーは戦闘中にも関わらず、両の眼から溢れてくる涙を抑える事が出来なかった。ギリスやルベド達の
蛍やミーア達に知られたら、それこそ士気が下がるだけでなく余計な心配を掛けてしまうと考えたからだ。
それでも一人になるとつい心の奥に押し込めた感情が溢れてしまいそうになり、その度にかつての仲間達に慰めて貰っていた。
「……とは言っても、転生しちゃって昔と全然格好も違うし、素直に喜べる訳ないよね?」
「そんな筈があるか!!!!
たとえ生まれ変わっても、姿が変わってもお前は私の妹だ!!!!!」
グラトニーの身体は彼女の気持ちとは無関係にリズハの身体に飛び付いていた。縋り付き、そして涙がリズハの服を濡らす。
「……ちょっ もう!
何時になってもお姉ちゃんは変わってないなー!」
「お前が大きくなったんだろ!!」
「そりゃね。お姉ちゃんが記憶無くしてた間、ずっとあたしはラジェルさんと一緒に居たから。」
ビシッ! 『!!』
ヒビが入る音でグラトニーは今はまだ戦闘中だった事に気が付いた。リズハが作った魔力の障壁には既に大量の矢と焦げ跡が付いている。
「……お姉ちゃん、まだ戦える?」
「お、おう。もちろんだ。
リズハこそ あいつら相手に戦えるのか?!」
「やだなーお姉ちゃん 忘れたの?
あたしはね、ラジェルさんに力を貰ってこの世に戻ってきたんだよ。
もちろん持ってるよ。
リズハの全身を淡い光が覆った。それは正しくグラトニーと同じ
「お姉ちゃんは離れてて。
一人はあたしが片付けるから!!!」
「お、おいっ!!」
グラトニーの静止を聞かずにリズハはひび割れた障壁を破って駆け出した。(
「フンッ フンッ!!」 「!!?」
リズハは華麗にステップを踏んで向かってくる魔力や矢を何の危なげもなく躱して見せた。
「す、凄い…………!! 凄いぞリズハ!!!」
「へへん。 まだまだこんなもんじゃないよ!!」
次の攻撃の準備が終わるより早く、リズハは魔導師の
「《
リズハの指先から濃いピンク色の光が発し、そしれそれが晴れた瞬間、魔導師の
(………き、気絶させたのか?
!!)
グラトニーの耳は魔導師の口から聞こえてくる細い呼吸音を捉えた。そこから瞬時に結論を出す。
「そいつ、眠っているのか!!?
リズハ、まさかお前………………!!」
「そうだよ!これがあたしの
あたしね、転生する時に種族が魔人族から
ギリシャ神系
能力:身体に触れた物を眠らせる。
他人の夢に干渉する。
「サ、サキュバス…………!?
あの絶滅したっていう…………!!?」
今の世界にはヴェルダーズの襲撃の影響で絶滅した二種類の種族が存在する。
リズハが転生した
「リズハ!! 気を抜くな!!!
お前が眠らせたのは一体だ!!
「そんな事は分かってるよ!
よっ!!」
リズハは魔力で作った障壁を球体にして
「待ってろリズハ!! 今行く!!
そいつらは
「それもちゃんと分かってるよ お姉ちゃん。
言ったでしょ? お姉ちゃんと同じ力を持ってるって!」
「……!!!」
リズハはそう言って、両手に