転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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199 爆発かポーションか!? 明らかになる究極贈物(アルティメットギフト)!!

爆破之神(カグツチ)

マキの口から()()()()()言葉がそれだった。そして掌からは今までとは桁違いの爆煙が吹き出し、ガスロドを吹き飛ばす。

ガスロドが従えるチョーマジン、そしてマキを見守っていたグラトニー達も何が起こったのか分からずに呆然と眺めていた。そして誰よりも驚いていたのは『これから自分の身体に何かが起こる』と直感していたマキだった。

 

「…………………………

な、何かすっごいの出ちゃいました……………!!!」

 

ガスロドを吹き飛ばしてから数秒後、マキは顔に苦笑いを浮かべながらグラトニー達の方を向いてそう言った。

 

「……… な、なんスか今の!!!!

さっきまでとは比べモンにならないくらいの爆発ッスよ!!!!」

「わ、分からないよ!!

今から()()()()()()と思ったら手から勝手に『ボーン』って…………!!」

「……《爆破之神(カグツチ)》だ。」

『えっ!?』

 

マキとレオーナが目の前で起こった事に驚いている中、グラトニーが横から口を開いた。

 

「私もこの目で見るのは初めてだが、()()()から詳しく聞かされていた。

マキ、そいつは間違いなく究極贈物(アルティメットギフト)だ!!!」

 

爆破之神(カグツチ)

日本神系 究極贈物(アルティメットギフト)

能力:掌から爆発を起こす。

火を練り固めて武器を作る。

 

「ア、究極贈物(アルティメットギフト)!!?

そんなありえないですよ!! だって私は戦ウ乙女(プリキュア)でもないならリルアみたいな凄い家系でもないのに………………」

「否、そうとも限らないぞ。」 「!」

 

グラトニーの背後からカイが口を開いた。

 

「私とて優れた血筋も無くこの身体に究極贈物(アルティメットギフト)を宿している。私は長年の修行によってこの力を発現させた。

マキ、お前の場合は連続して気の抜けない戦場に身を置いた事が引き金となり━━━━━━

!!!!」

「!?」

 

カイの表情が一瞬で強ばった。その視線の方を振り返るとチョーマジンの内の一体が土埃を掻き分けてマキに向けて腕を振り上げている。

『後ろだ』と注意を促す暇は無かった。

 

「うわっ!!!」

ボゴォン!!! 「!!!?」

 

チョーマジンの攻撃が直撃する瞬間、マキは咄嗟に両手の平を向けて再び《爆破之神(カグツチ)》を発動させた。その巨体は先程のガスロドと同じ場所へと飛んで行く━━━━━━━━

 

ボガッ!! 「!!?」

 

瞬間、鈍い音と共にチョーマジンの身体は横方向に吹き飛んだ。それが意味する事を全員が一瞬で理解する。

 

「そ、そんな………!!

あんなに凄い爆発をまともに受けたのに!!」

「否、奴はあの程度で墜ちるようなタマではない。私の攻撃を全て凌いだのだからな。」

「………その通りさ。全く驚かされたよ。」

『!!!』

 

マキの起こした爆煙を手で掻き分けてガスロドが姿を現した。特徴的なマスクに少し傷が付き、そしてマントが焦げて破れている。

 

「………そのマント、耐火性ですね!!」

「その通りだ。だが落胆することは無いよ。

これは本来リルア・ナヴァストラ対策で拵えた物なんだからな。君の火力はなかなかどうして素晴らしいよ。」

「……………!!」

 

口調に嫌味が混じっているもののガスロドからの賞賛に複雑な気持ちになる。

 

「………さて、マキ・マイアミ。私の身体を傷付けたご褒美に私の究極贈物(アルティメットギフト)の能力を教えてやろう。」

「?」

「たった今君から受けたこの火傷を、私はどうすると思う?」

「!! まさか!!」

 

ガスロドは服をめくって赤黒く変色した腹部を見せ、そして懐から数種類の薬草を取り出した。その意味を直感する。

 

「さ、させません!!!」

「ふん。もう遅いよ。」 「!!!」

 

マキはガスロドがやろうとした事を止める為に飛び掛るが、何体ものチョーマジンが行く手を阻む。一体ならいざ知らずあと何回使えるか分からない《爆破之神(カグツチ)》を徒に何度も使う訳にはいかない。

 

「まず初めに、《抽出》。」 「!!」

 

ガスロドの持つ薬草が光、そして緑色の霧へと変わった。薬草を分子単位で分解したのだ。

 

「そしてこれを《精製》する。」

 

ガスロドの手で漂う緑色の霧が液体へと変わる。そしてそれは彼の持つ小瓶の中へと入った。

 

「…………ポーションを、()()()………………!!!」

「そう。それが私の《薬剤之神(アスクレピオス)》の能力。これは火傷に効く薬さ。

薬の知識のない者にとってはただのハズレスキルだが、私は違う。やろうと思えばどんな物でも作ってみせるよ。」

 

薬剤之神(アスクレピオス)

ギリシャ神系 究極贈物(アルティメットギフト)

能力:材料の成分を《抽出》し《精製》する事であらゆる薬を一瞬で生み出す。

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