転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
《
マキの口から
ガスロドが従えるチョーマジン、そしてマキを見守っていたグラトニー達も何が起こったのか分からずに呆然と眺めていた。そして誰よりも驚いていたのは『これから自分の身体に何かが起こる』と直感していたマキだった。
「…………………………
な、何かすっごいの出ちゃいました……………!!!」
ガスロドを吹き飛ばしてから数秒後、マキは顔に苦笑いを浮かべながらグラトニー達の方を向いてそう言った。
「……… な、なんスか今の!!!!
さっきまでとは比べモンにならないくらいの爆発ッスよ!!!!」
「わ、分からないよ!!
今から
「……《
『えっ!?』
マキとレオーナが目の前で起こった事に驚いている中、グラトニーが横から口を開いた。
「私もこの目で見るのは初めてだが、
マキ、そいつは間違いなく
日本神系
能力:掌から爆発を起こす。
火を練り固めて武器を作る。
「ア、
そんなありえないですよ!! だって私は
「否、そうとも限らないぞ。」 「!」
グラトニーの背後からカイが口を開いた。
「私とて優れた血筋も無くこの身体に
マキ、お前の場合は連続して気の抜けない戦場に身を置いた事が引き金となり━━━━━━
!!!!」
「!?」
カイの表情が一瞬で強ばった。その視線の方を振り返るとチョーマジンの内の一体が土埃を掻き分けてマキに向けて腕を振り上げている。
『後ろだ』と注意を促す暇は無かった。
「うわっ!!!」
ボゴォン!!! 「!!!?」
チョーマジンの攻撃が直撃する瞬間、マキは咄嗟に両手の平を向けて再び《
ボガッ!! 「!!?」
瞬間、鈍い音と共にチョーマジンの身体は横方向に吹き飛んだ。それが意味する事を全員が一瞬で理解する。
「そ、そんな………!!
あんなに凄い爆発をまともに受けたのに!!」
「否、奴はあの程度で墜ちるようなタマではない。私の攻撃を全て凌いだのだからな。」
「………その通りさ。全く驚かされたよ。」
『!!!』
マキの起こした爆煙を手で掻き分けてガスロドが姿を現した。特徴的なマスクに少し傷が付き、そしてマントが焦げて破れている。
「………そのマント、耐火性ですね!!」
「その通りだ。だが落胆することは無いよ。
これは本来リルア・ナヴァストラ対策で拵えた物なんだからな。君の火力はなかなかどうして素晴らしいよ。」
「……………!!」
口調に嫌味が混じっているもののガスロドからの賞賛に複雑な気持ちになる。
「………さて、マキ・マイアミ。私の身体を傷付けたご褒美に私の
「?」
「たった今君から受けたこの火傷を、私はどうすると思う?」
「!! まさか!!」
ガスロドは服をめくって赤黒く変色した腹部を見せ、そして懐から数種類の薬草を取り出した。その意味を直感する。
「さ、させません!!!」
「ふん。もう遅いよ。」 「!!!」
マキはガスロドがやろうとした事を止める為に飛び掛るが、何体ものチョーマジンが行く手を阻む。一体ならいざ知らずあと何回使えるか分からない《
「まず初めに、《抽出》。」 「!!」
ガスロドの持つ薬草が光、そして緑色の霧へと変わった。薬草を分子単位で分解したのだ。
「そしてこれを《精製》する。」
ガスロドの手で漂う緑色の霧が液体へと変わる。そしてそれは彼の持つ小瓶の中へと入った。
「…………ポーションを、
「そう。それが私の《
薬の知識のない者にとってはただのハズレスキルだが、私は違う。やろうと思えばどんな物でも作ってみせるよ。」
ギリシャ神系
能力:材料の成分を《抽出》し《精製》する事であらゆる薬を一瞬で生み出す。