転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「……………これは……………?」
彼女、もといキュアブレーブこと夢崎蛍は静かに驚いていた。
そこに鏡こそなかったが、自分の容姿が激変したことは、手に取るようにわかった。
『ブレーブ!あのチョーマジンを攻撃するファ!』
「フェリオ!?」
『私はブレーブが変身してる間はブレーブの心の中にいるファ!』
「わかった。……あいつを攻撃すればいいんだね!」
そういうとブレーブの身体は勝手に動いた。
「やあああああぁぁぁぁッッッ!!!!!」
「!!!!?」
ブレーブがチョーマジンの腹を蹴り飛ばした。蹴り技で最強と謳われる"跳び後ろ蹴り"で。
たまらずチョーマジンは派手に回転して吹き飛んだ。
「なんだ今のは!!?」
「吹き飛んだ!!?」
あっという間のことに戦っていた兵士達はその場で驚くことしかできない。
するとチョーマジンが立ちあがり、兵士達に突っ込んでいく。
『ッッ!!!』
咄嗟に兵士達が構えた時、またチョーマジンが吹き飛んだ。
キュアブレーブがそいつの顔面を蹴り飛ばし、そしてその顔面を踏み台にして空高く跳び上がったのだ。
「……すごいすごい!!何この力!!!」
ブレーブは上空で驚きと喜びが混ざったような感想を述べていた。
『ブレーブ!今のうちに自分のステータスを確認するファ!』
「わかった!」
そうして手を内側に振ると、ウィンドウが出てくる。
名前:キュアブレーブ/ホタル・ユメザキ
年齢:14
種族:人間族
性別:女
職業:《
《
《
《
《
《
《
《
《
《
「……え?
『ブレーブ!! 来るファッッッ!!!』
「エエッ!!?」
自分の力に驚く暇もなくチョーマジンが向かってくる。
しかし
(……何……これ……?)
チョーマジンの動きがゆっくりはっきりと見える。恐怖を全く感じないのだ。
『
フェリオとは違う声でブレーブの頭の中に誰かが言った。
北欧神系
効果:戦闘において戦っている相手の動きを直感的に察知し、天才的な戦闘センスを与える。
ブレーブは冷静にチョーマジンの腕をつかみ、逆に地面に投げつけようとした
その時に下に兵士達がいることに気づいた。
その時、
彼女の頭の中に"どこに投げれば良いか"という適切な答えが浮かんできたのだ。
『
英雄系
効果:戦況を瞬時に把握し、適切な答えを一瞬で導き出す。
「やあああああぁぁぁぁッ!!!」
その掛け声とともに、ブレーブは兵士のいない林の方向へチョーマジンを投げ飛ばした。
ドスーーン!!!
と派手な音を立てて林の木々をなぎ倒しながら地面へ叩きつけられる。
……ストッ
静かな音と共にブレーブは着地した。
後ろで兵士達がザワザワと騒いでいるが、ブレーブに気にかける余裕はない。
すると突然チョーマジンが起き上がり、ブレーブに向かって突進してきた。
「ッッ!!!」
今避けると兵士達に危険が及ぶ。
避けることはできない。
『ブレーブ!!
手を前に出して
「ッ!? わかった!!!」
言われた通りに手を出し、
『「
フェリオとともにそう叫ぶと、前方に巨大なバリアのようなものが展開され、チョーマジンは正面からぶつかり、その反動で派手に吹き飛んだ。
すかさずチョーマジンはまた起き上がり、手近にあった木を引き抜き、
細く鋭く槍を一瞬で削り出した。
「
ブレーブはその間を利用してチョーマジンを解析し、
ッッブゥン!!!!!
チョーマジンは大振りで木でできた巨大な槍をブレーブに投げつける。
すかさず
その一瞬の隙を見逃さず━━━━━
ッッッ!!!!?
チョーマジンの跳び後ろ蹴りがキュアブレーブの鳩尾を的確に貫いた。
「ッッッ アァッッ!!!!」
と声を上げてブレーブは林の中へ吹き飛ばされた。
追い打ちをかけんとばかりにチョーマジンが林の中へと飛び込んでいく。
今まで戦っていた兵士達なぞ彼の眼中にはなかった。