転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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224 練習試合の成果を見せろ!! プリキュア・ブレーブグングニル!!!

(………贈物(ギフト)か。魔王さんや総隊長さんに会うまでんなもんホントにあんのかって半信半疑だったが、やっぱ実在すんのか。

しかもこんなガキが持ってるなんてな………………)

 

幼少の頃のオルドーラはこの世には魔法だけが存在し、自分の身の回りの人間が誰も持たない贈物(ギフト)の存在は本当なのかあるかもしれないとも無いかもしれないとも思っていた。

彼が贈物(ギフト)の存在を事実として認識するようになったのは10歳の頃、贈物(ギフト)を持った冒険者に出会った時である。当時の彼はそれを魔法とは違う異質な能力と認識し、同時に自分が持つ魔法もそれには劣らないと信じて疑わなかった。

 

しかしそれも目の前に立っている少女の事を知る前までは の話である。

 

(魔法を無力化する贈物(ギフト)だと!?

究極(アルティメット)ってやつが規格外だって事ァ知ってたが にしてもデタラメ過ぎんだろ!!!)

「……………道理でか。」

「?」

「道理でマリエッタの喉が無事な訳だぜ。

テメェはんな事しなくてもあいつを無力化する方法を持ってたって訳だ!!」

「そ。 私が警戒するように()()()()()のは副団長(そいつ)団長(アンタ)の二人だけだから。アンタら二人を潰せたら御の字ってわけ。」

()()()()()って事ァ誰かの差し金って訳か。テメェ一体どこの馬の骨だ!!?

どういう了見で俺達の寝込みを襲った!!!」

「………なんでって聞かれて素直に話す訳ないでしょ?」

「そうかよ。だったらマリエッタがやられた位ぶちのめして吊し上げるだけだ!!!!」

「………ホントにナメてるね。

言っとくけどここは敵地。そんな場所に何の対策も無しにツッコんでくると思う?」

「!!!?」

 

サリアがオルドーラの後方を指さした。

そこには既に大量のチョーマジンが陣取っていた。

 

 

 

***

 

 

 

魔法警備団の近くの森の中では至る所で火の手が上がり、その中でブレーブがロノアの猛攻を凌いでいた。しかし彼女の身体は既に不規則に動く炎やロノアの刃が掠り続け、無視できないダメージが蓄積している。

 

(………ジリ貧 ってヤツだよね これ…………!!!

攻撃は重くは無いけどそれをカバーできるくらいに速い!! それに……………!!)

 

ブレーブをここまで苦戦させたのはロノアの力量はもちろんの事、大量のチョーマジンによる補助の部分が大きかった。

ブレーブが攻撃を避けようとした所にチョーマジンが立ちはだかったり不規則に動く筈の炎の軌道を読んでブレーブの行動範囲を巧みに制限している。

エミレとの練習試合で自信を取り戻し、そしてその経験が活きているのは確かだが、それと同時にロノアには一対一の練習試合では経験できない要素が含まれている事もまた事実だ。

 

(………この人は(ほぼ)間違い無くたくさんの勇者を殺した人!!!

今までは()()()殺人犯に殺されるのは嫌だって思ってたけどまさかヴェルダーズの息がかかってる人だったとはね………………!!!

まぁそれは今はいいんだよ。

問題はどうやってこのジリ貧の状態を何とかするか………………

 

!!!)

 

ロノア達が反撃を警戒して様子を伺っている数分間でブレーブはこの包囲網を切り抜ける策を思い付いた。

それは『まだヴェルダーズ達が()()()()()()を繰り出す事』だ。

 

「……………おい、なんだそれは?」

 

ブレーブはは顔の横で腕を交差させて剣を構え、低い体勢を取った。練習試合でエミレが初撃で仕掛けた高速の突きを繰り出す構えだ。

 

(チャンスは一回切り。

あの人の剣が届かなくなる位近くまで飛び込んで、そこにこの解呪(ヒーリング)の剣を叩き込む!!!!)

 

「………………いつまでそうしているつもりだ?

面倒だ。 おい、始末しろ。」

(今だ!!!!!) 「!!!!?」

 

ブレーブは両脚に今自分が出せる最大限の力を込めてロノアに強襲をかけた。一瞬で彼の腕の長さの(剣が届かなくなる)範囲まで飛び込んだ。交差する両腕という発射台に装填された剣はロノアの剣を持っている肩に向いている。

 

(利き手を使えなくすれば戦えなくなる筈!!!)

《プリキュア・ブレーブグングニル》!!!!!

 

即興でそう名付けられた突きはロノアの右肩に襲い掛かり、そして彼の右腕の機能を完全に停止させる━━━━━━━━

 

 

ガキィン!!!!!

「!!!!?」

 

ブレーブの突きは虚しくもロノアに弾かれた。

()()に剣を持って勝ち誇ったように笑みを浮かべるロノアを見ながらブレーブは ただ驚愕する事しか出来なかった。

 

(……………そ、そんな…………………!!!!

エミレちゃんの突き(ブレーブグングニル)が見切られた…………………!!!!?)

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