転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
女神の力を受け継ぐ戦士と最強格の軍隊の隊長の手合わせはここに決着した。
「
「うん。咄嗟のことでああするしかなかったよ。」
ハッシュとイーラが言葉を交わしていると、隣にいたルベドが口を開いた。
「彼女も考えたね。ギリギリの攻撃を避けた達成感で油断を誘うとは。」
「えぇ。まんまとしてやられました。情けないですよ。ついさっき彼女に油断の恐ろしさを教えたばかりだというのに。」
今度はハニが口を開き、
「でも総隊長!吹き飛んだのはハッシュ君じゃなくて蛍ちゃんの方でしたよ!!?」
「だからハッシュは
「一体 どうやって!!?」
「簡単なことだ。ガードした腕の筋肉を強化して、その内側の力でぶつかってきた力を迎え撃ったんだ。
だから向かってきた
そうだろ?」
「おおかたあってます。まぁ、慌て ててそこまで意識出来ませんでしたけどね。」
ルベドと話し終えてハッシュが闘技場端のブレーブに歩み寄る。
ブレーブはまだ闘技場の外枠にもたれて座り込んだままだ。おそらく、先の1発に全力を注いだのだろう。それこそ、
「君の勝ちだ。」
ハッシュは座り込んでいるブレーブに手を差し出した。その手を掴んでブレーブは立ち上がる。
「…じゃあ約束通り、僕は君らの
「…わかった。これからよろしくね!」
両者が健闘を称え合う周りでは拍手が巻き起こっていた。観客席の特等席にいた
今、ハッシュ・シルヴァーンを仲介役として2つの組織が固く結ばれたのだ。
そこにいる全員が拍手せずにはいられなかった。
2人のいる闘技場にルベドが降りてきた。
「2人ともお疲れ様!よく頑張ったね!
この瞬間僕らと君らの協定が結ばれたわけだ。だからキュアブレーブ、疲れが抜けたら僕のところに来てくれないか?
早速 協力してもらいたい話があるんだ。」
「…わかりました。」
「待っているよ。」
ルベドが振り返って去っていく。
ブレーブは変身を解いて夢崎蛍の姿に戻った。
「歩ける?」
「うん。」
ハッシュの肩に担がれて、蛍は闘技場を後にした。
***
闘技場を後にした蛍とハッシュが向かったのは
「改めまして、この度
これからよろしくお願いします。」
ハッシュはギルドメンバーとしての挨拶をしに行ったのだ。
「同じく
「蛍の
ギリスとフェリオも新しく出来た仲間を快く迎えた。
蛍は既にハッシュのプロフィールの職業欄に
「でも蛍、一つだけ分からないことがあるんだファ。」
「ん?何?」
「さっきの試合で土煙の中でどうやってハッシュを狙って
「あぁ。それ 僕も気になってた。」
「あぁ。それは……」
「
「うん。そうなの!上手く行くかは分からなかったけどね………。」
蛍がバツが悪そうに言葉を濁す。
「それより早くルベドさんの所に行かないと!待たせちゃ悪いし!」
「大丈夫かい?君は疲れきっているのに。それに総隊長は待つと言っていたよ。」
ハッシュが蛍に心配する言葉をかけた。
拳を交わしたからか
「大丈夫だよ!疲れならもう十分休んでるから!」
蛍は仲間を連れてルベドのもとへ急いだ。
***
「三番隊隊長 ハッシュ・シルヴァーン 失礼します!」
蛍達はルベドの待つ部屋に足を踏み入れた。ここは
「思ったより早かったね。キュアブレーブ君。もう少し休んでくれて良かったんだよ?」
「いいえ。あれで十分です。それに話を聞くだけなら体力はいりませんから。」
蛍の言葉にルベドは少し表情を緩ませて、
「それもそうだね。
じゃあ本題に入る前に、
ハッシュ・シルヴァーン三番隊隊長。この度は
ルベドの言葉にハッシュは頭を下げた。
「それじゃあホタル・ユメザキ君。
早速本題に入りたい。」
ルベドの顔が真剣になった。
「我々は明後日、ある魔物を討伐する作戦を実行する。そこで君達に協力してもらいたいんだ。
討伐する魔物は、ヴェルダースの手先になっている半龍の魔物、
【テューポーン】だ。」