転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「……………………!!!!」
「何を粘ってやがる!!!
お前がいくら足掻いたってもうそいつァ助からねぇんだ!!! さっさ諦めてと首を晒した方が楽になれるぜ!!!!」
《
これら三つの
しかしそれでも彼女は諦めてはいなかった。この状況を打開する方法がまだ一つ残されていると確信していたからだ。それは援軍の存在である。
ギリスが目を覚ましてから既に十分以上が経ち、他の眠らされていた他の団員達も目を覚まし始めていてもおかしくは無い。彼等が一人でもこの場に来てくれさえすればこの行き詰まった状況を打開出来る可能性がほんの少しでも上がるかもしれない。その可能性に彼女は賭けていた。
「やッッ!!!!」 「!!!」
ガミラの四本の鎌による猛攻を弾き飛ばし、一瞬出来た隙を使ってブレーブはガミラとの距離を取った。
「……………………!!!」
「目に見えて息が上がってやがるなァ。反撃もして来ねぇしよ。
何を狙ってるか当ててやろうか? 《援軍》だろ?」
「!!!」
「残念だがよ、それなら来ねぇよ。」
「!!!?」
「何だ? まだ気付いてねぇのかよ。
おかしいと思わなかったのか?そもそもなんで
「!!!!」
その言葉でブレーブはようやくガミラの言葉の真意とこの異様な状況を理解した。この森はヴェルダーズの配下が作り出した戦場なのに一体もチョーマジンの類が見られない。
「補足しとくと俺もここに来る時に結構な数の戦力を拵えておいた。 当然だよな?敵地に殴り込むのに何の準備もして来ねぇバカはいねぇよ。
んで話を戻すが、その俺が用意した戦力は、今どこで何をしてると思う?」
「…………………!!!!」
ブレーブは頭の中で最悪の解を作り上げていた。どうにか
「そうだ!! そいつらは今 警備団の本部を取り囲んで誰も出さねぇように目を光らせてる!! 誰が出る事も許さねぇだろうよ!!!
もう分かるよな? 団長はサリアの奴が引き止めて副団長はズタボロ!! んでもっててめぇのお仲間の黒い奴はロノアに抑え込まれてる!!!
ここにはもう助けは来ねぇ!!! てめぇは完全に孤立してんだよ!!!!」
「!!!!!」
頭の中で分かっていた事ではあったがいざ本人の口から直接言われると精神的に痛む物がある。今の彼女を救える物があるとすればそれは《援軍》だけだ。 その可能性を封じられた今 最早この状況を打開する方法は無いに等しい。
「なんの事ァねぇよ。てめぇはご大層に勇者を名乗ってはいたが戦術を考える頭が足りてなかっただけだ。
いい加減諦めちまいな━━━━━━━━━━」
ボゴォン!!!! 『!!!!?』
ブレーブに止めの一撃を刺そうとした瞬間、二人のすぐ側を炎が通過し、そして爆ぜた。
(こ、これって これってやっぱり……………!!!)
(クソ! ベラベラ喋りすぎたか! だが…………)
「あ、ごめんガミラ。 直線に入っちゃったみたい。」
森の奥からサリアが姿を現した。無我夢中で戦っている間に二人はいつの間にかオルドーラが放つ魔法の斜線上に来てしまっていまのだ。
その奥では再びオルドーラの炎魔法が発射の準備を整えて光っている。ブレーブの求めていた援軍が遂にやって来た。
「ってかあんたまだそいつをやれてないの?
離れてあげるからさっさと」
『いやいい。考えようによっちゃこれは良い手だ。
サリア、あいつにもう一発
『?!
…………そういう事。分かった。』
オルドーラの炎の矢が再び放たれ、サリアとガミラの二人に向かってくる。その瞬間、二人は同時に行動を起こした。
バッ!!
ジャラッ!!
「おらぁっ!!!!」『!!!?』
サリアは横方向に飛んで炎の矢を引き付け、ガミラは鎖鎌の鎖をブレーブの足首に巻き付けて強引に引き、その身体を弾き上げた。空中に舞ったブレーブの姿を見てオルドーラはこれから起こる事を直感で察知したが既に炎の矢はサリアの補足を止める事は出来なくなっていた。
そして空中でサリアとブレーブが接触し、彼女もようやく自分に何が起こるのかを理解したが、最早手遅れである。
『まずは一人。』
ボガァン!!!!! 「!!!!!」
サリアはブレーブの目の前で身体を捻って炎の矢を躱した。サリアを補足しているものの炎の矢は起動を変える前にブレーブに接触し、そして彼女とギリスを巻き込んで大爆発を引き起こした。