転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
オルドーラ、ブレーブ、そして彼女の背に負わせているギリスとフェリオの四人を射程に収めた状態でガミラは再び手に持つ鎌に全ての力を込めて振り抜き、一気に勝負を決めようとした。
━━━━━━━━━ガキィン!!!!!
「!!!!?」
決着を狙って放とうとした《
「…………………!!!!
テ、テメェッ………………!!!!」
「~~~~~~~~~~~ッ!!!!」
鎌の刃の付け根の部分にブレーブの
先のロノアとタロスと同様、ガキガキという金属音を立てながら鍔迫り合いを繰り広げる。
(~~~~~!!!!
お、重い!!!
「てめぇみてぇな細腕で俺の《
ガミラの腕は細くとも筋肉が詰まっており、唯一の技である
サリアはガミラの鎌を避ける為に跳び上がった状態から体勢を立て直そうとし、オルドーラも同様に地面に伏せた状態を解除してブレーブへの助太刀に向かおうとしている。しかしブレーブはガミラとの鍔迫り合いに時間をかける事は危険だと判断している。サリアが先にガミラに助太刀をする可能性があり、そもそも強引に押し切られる危険性もあるからだ。
故に、ブレーブは正攻法ではいかないという選択を取った。
「~~~~~~~~~~~~~!!!!
っやぁっ!!!」
「!!!?」
ブレーブは剣をガミラが掛けている力と同じ方向に動かし、ガミラの体勢を崩した。受ける場所を失った渾身の筋力は暴発し、ガミラの身体を地面に向かって逆様にする。
「おあっ!!!?」 「うっ!!!」
ガミラが持っていた鎌はブレーブの剣の刃という相手を失い、それまで掛けていた渾身の力のままに
初撃は不発に終わったがガミラはすかさず攻撃を避けて硬直状態のブレーブに追撃を試みる。
「残念だったな!!! なんも変わりゃしねぇよ!!!
こいつで唐竹割りになりやがれぇ!!!!」
(させない!!!!)
ドゴッ!!! 「ブッ!!?」
《
ガミラが数瞬でも戦線離脱したこの状況はブレーブにとっては千載一遇の好機であり、これを最大限 有効利用しない手は無い。その為の行動を既に頭の中で構築し、直ぐに実行に移す。
「!!!」
(や、やっぱり僕に来るか!!!)
ブレーブはこの拮抗状態を打破する為の一手としてロノアに攻撃を仕掛ける事を選んだ。ロノアは万全の状態ならブレーブと真っ向から斬り結べるだけの技量を持っているがタロスと鍔迫り合いを繰り広げているこの状況での横槍は絶対的に分が悪くなる。
それを分かっているからこそブレーブはロノアに向けて剣を振り下ろした。
しかし、その刃がロノアに届く事は無かった。
「ッ!!!? うわっ!!!」
ガキィン!!!!
ロノアに攻撃する瞬間、鎖に繋がれた鎌が上から降ってきて彼女の頭に刃を突き立てんとした。その直前に剣で鎌を防いだが目論見は完全に潰えた。
そして更にブレーブを追い詰める事が起こる。
━━━ジャララッ!!!
「ッ!!!?」
その瞬間、鎖に繋がれた鎌が生きているようにブレーブの周囲を回って鎖を身体に巻き付けて拘束した。
(~~~~~~~~~!!!
こ、これは………………!!!)
「……………………フフフハハハ!!!
残念だったな勇者!!! 俺とお前はこの鎖で繋がれてるって事を忘れんな!!!」
「!!!」
燃え盛る森の中から鎖を手に持ったガミラが姿を現した。残りの三本の腕にはそれぞれ小型の鎌が握られている。それが意味する事をブレーブは直ぐに理解した。
「おい勇者女!!!
しっかりしろ!!! 俺が今から助けてやらァ!!!」
「させるわけないでしょ?」
「!!!」
ブレーブの所へ向かおうとするオルドーラをサリアが食い止めた。タロスも同様にロノアとの鍔迫り合いで完全に身動きを封じられている。
「それでこれが!! お前の
「!!!!」
その咆哮にも似た言葉と共にガミラはブレーブの首目掛けて三本の鎌を投げ付けた。