転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「…………………!!!!!」
ブレーブの刃はガミラが持つ鎌の柄で防がれたが、その上からも腹筋にめり込んで内臓が悲鳴を上げた。
(………や、やべぇ…………!!!
このままじゃ
「うらっ!!!」
「!!!?」
ガミラは地面から両足を浮かせて踏ん張りを解き、それを逆利用して吹き飛んでブレーブの刃の衝撃から逃れた。
後ろの四人がフェリオの《
『━━━━━━━━ブツッ』
「! 繋がった!!
もしもし!!? 誰か!! 聞こえる!!?
聞こえたら返事して!!!」
『!! そ、その声はホタル君だな!!!』
「(こ、この声はイーラ隊長!!)
はいそうです!!! こっちは今、強い敵が三人現れて森の中で戦ってます!!! そっちはどうなってますか!!?」
『こっちも同じような状態だ!!
何者かに眠らされて起きたと思ったら本部の外はチョーマジンで一杯で出るに出られなくてな!!
完全に籠城状態だ!!!』
「分かりました!! それで、今は何を!?」
『つい先刻、マリエッタ副団長が満身創痍の状態で運ばれて来て、総員 彼女の治療で手が込んでいる!! あの、君達の仲間のエミレ君も駆り出されて手が離せなくなっている!!』
「エミレちゃんが!? どうして!?」
『副団長の治療を一身に請け負っていてな!!
彼女が持っていた
申し訳ないがまだ加勢に行けそうにない!!!』
「いや、そのまま残っていて下さい!!
詳しい事は長くなるので言えませんが、実はギリスが大怪我を負って、今そっちに運ばれているはずなんです!! ですから、ギリスをお願いします!!!」
『!! わ、分かった!!!』
イーラとの通話はそこで途切れた。加勢が望めない事は本来 悲報ではあるが、不確実な期待が出来ない事は逆にブレーブの闘争心に火を付けた。自分しか頼る事が出来ない事で退路を絶たれたことにより、剣を握る手に力が入る。
ブレーブは自覚していないが、ギリスやラジェルは既に彼女は逆境に強い人間である事を見抜いていたのだ。
***
「……………!!!」
「…………やりやがったな。この女郎!!!」
十数秒ほど走って着いた所にガミラは立っていた。腹を抑えて顔を顰めている。先程の一撃は無駄では無かったと自分自身を元気付けた。
そして更にブレーブは自身の心持ちを改める。『殺されてしまうかもしれない』という否定的な思考は心の隅に封じ込め、『殺せるものなら殺してみろ。勇者は勇者でも私は勇者の
「…………お前はじっくり殺ってやろうと思ったが予定変更だ。さっさとぶつ切りにして、ロノアとサリアの所に行かせてもらうぜ。んでもってあの訳の分からねぇ
(やっぱり乗ってきた!! こうなったら一気に勝負を決めに来るはず!!!
なら絶対に━━━━━)
(こいつで真っ二つにしてやる!!!!!)
ガミラが長々と喋っていたのは単純な怒りからではなく、攻撃を悟らせない為だった。身体の後ろで鎌を構え、既に発動の準備が整っている。そしてブレーブもそれを見抜いていた。
「《
(今だ!!!!!) ボォン!!!!!
「ッ!!!!?」
ガミラが全身で鎌を振る瞬間、ブレーブは地面を蹴り飛ばして間合いを潰し、《
「でりゃあ!!!!!」
「!!!!!」
ブレーブの渾身の突きは直撃はせず、再びガミラの鎌に防がれた。しかし先程と同様に受け止めた腕が悲鳴を上げる。全体重と力を乗せた突きはガミラの腕一本で受け止められる代物ではなくなっていた。
「~~~~~~~!!!!
《
「ッ!!」 「!!!!?」
ガミラは仰け反っている体勢を利用して両足に鎌を構え、下半身をかち上げて《
しかしブレーブはそれに怯える事無く最小限の動きで身体を半身に移動させて躱した。
(あ、足で鎌を振り上げた…………!!?)
(コ、コイツ、動きに無駄が無くなってる!!!
間違いねぇ、コイツ、この戦いの中で強くなってやがる!!!!)