転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ブレーブがガミラと一対一で交戦している一方、時を同じくして本部の中でも籠城戦という激しい戦闘が繰り広げられていた。
***
「エミレさん!! 次の薬草の準備 出来ました!!!」
「分かりました!! そこに置いておいて下さい!!
すぐに新しいポーションを作ります!!!」
本部の中ではガミラ達の催眠魔法という術中にかかり、寝静まっている間にチョーマジン達に囲まれ、援軍に行く事を封じられて籠城戦を強いられた。そしてその中では図らずも催眠魔法から抜け出せなかったイーラとエミレが先陣に立って緊迫状態を切り抜ける方法を模索していた。
具体的に言うとイーラの
「エミレさん!!! こっちは魔力回復の効果のある薬草です!!!」
「分かりました!! すぐに取り掛かります!!!」
警備団員の女性が籠いっぱいの薬草を持ってエミレに駆け寄ってきた。エミレの
「ポーションが、ポーションが足りません!!!」
「敵の増援です!!! 大量に攻めてきています!!!」
「早く薬草を持ってこい!!!」
目を覚ました瞬間にオルドーラとマリエッタを除く警備団員は本部の外に広がっている惨劇に直面した。周囲の森は火に包まれ、その中からは馬や魔導師の姿をした
その焦燥感はすぐに全員に伝わり、各々の役割を果たしてはいるもののいつ本部内に突入されてもおかしくない状況に怒声が飛び交う。
「大変です イーラ隊長!!!
倉庫にあった薬草が底をつきました!!!」
「!!! そ、そうか……………!!
マリエッタ副団長の容態はどうなっている!?」
「外傷は塞ぎましたが、意識は戻りません!!」
「……………!!!」
イーラの当時の理想はマリエッタが意識を取り戻して魔法が使えるところまで回復し、他の負傷者の治療に貢献してもらう事だったが、他の負傷者や魔力を消耗した魔導師達にポーションを使用した事で中途半端な結果になった。
イーラは再び窓の外に広がる光景に目を向けた。自分の
(ポーションに出来る薬草も底を尽きた!! それに魔導師達の魔力も俺の
…………やむを得まいか!!!)
「イーラ隊長!!! 敵襲です!!!」
「敵襲!? そんな事分かってる!!!
今がまさにその時だろう!!! そんな事をわざわざ━━━━━」
「違います!!
「何!?」
イーラは警備団員の指さす方向に視線を向けた。その男の言った通り、上空に光に包まれた何者達かが本部に向かって来ている。しかしそれは敵襲では無かった。その内の一人に見覚えがあったからだ。
「どうします!? 魔法弾で撃ち落としますか!!?」
「違う!!! あいつは敵じゃない!!
「!!?」
イーラがその結論を出した理由はテュポーンとの戦いの時にフェリオが見せた人型の姿を見たからだ。そして彼女の隣にいた人物も見覚えは無いが同様に
「
私は貴方々に加勢に参りました!! 窓を開けて下さい!!!」
「!!!」
イーラの予想通りフェリオの隣にいた人物は敵ではないと話した。それをイーラは無条件で信用し、警備団員が止めるのを振り切って窓を開けた。
「先ずは現在の戦況を報告します。
現在の敵襲は三人。それぞれタロス、ブレーブ、そしてオルドーラ団長が交戦中です。
そして、私は加勢と彼の保護の為にここに参りました。」
「!!! こ、これは…………!!!」
カーベルは満身創痍のギリスを床に寝かせた。
胸の傷は塞がっているが血を大量に失った事による昏倒状態からは回復できていない。
「ギリス様は敵の襲撃にあって負傷しました。ですが心配は要りません。既に回復は終わっています。私はこの包囲された本部を救出に来たのです。
貴方々は私が助けます!!!」