転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「脳漿ブチ撒けろォ!!! 勇者様よォ!!!!!」
「!!!!!」
ガミラの鎖の先端に付いた分銅は遠心力と速度を最大まで乗せることで頭部を容易に破壊する凶器と化した。分銅が放たれてから頭部に達するまでの時間はほんの数秒。その最中でもブレーブは思考を巡らせる。
(…………………!!!
何か、何かやらないと…………!!! まだ、まだ終わりたくない……………!!!!)
(今更やりようなんかあるかよ!!! 脳漿ぶち撒けて終わりだ!!!!)
━━━━━━━ガァン!!!!!
『!!!!?』
ガミラの分銅はブレーブの頭ではなく硬い
「な、何だこれはァ!!!!?」
(…………!!!? な、何これ…………………!!!?
私、こんなもの知らな━━━━━━)
『強化が完了しました。
「!!!?」
再びブレーブの頭の中に無機質な声が響いた。
彼女の耳に誤りが無ければ声の主はたった今 『
「……………………!!! あぐっ!!!」
「!!」
今のブレーブの身体は指一本動かすだけで全身が引きちぎれるような激痛が走る程 負傷している。それでも身体に鞭を打ってウィンドウを展開した。それを是が非でも阻止したいガミラだったが前に出るに出られないでいる。
目の前の格子が得体の知れない物だからだ。
(あ、あった……! これだ…………………!!)
ウィンドウにはこう記してあった。
《追記項目》
天使系
能力:エネルギーで構築された格子を展開し、攻撃を防御したり対象を閉じ込める。
「…………サ、サンダルフォン…………………!!?
!!!?」
その瞬間、ブレーブの前にあった格子は形を変え、彼女を囲った。《
「………これって、私を守ってくれてるの………!?」
無論 返事などある筈も無いが、ブレーブは格子から声が聞こえるような錯覚を覚えた。
まるで自分の部屋で安心して眠るかのような、或いは親の傍に居るかのような、忘れかけていた感覚が蘇るかのようだった。
(…………なんで……………?
何にも解決してないのに、なんでこんなに安心出来るの………………?)
「《
「!!!!?」
ガミラの叫び声が響いた瞬間、鼓膜を破らんとする程の金属音が大量に鳴り響いた。ガミラが格子の破壊を試みて周囲の森ごと格子を斬り刻む強行に出たのだ。
「オルァア勇者ァ!!!!!
さっさと出て来やがれテメェ!!!!!」
「…………………!!!!
(まずい………!! 時間が無くなる………………!!!)」
ブレーブは《
(……………!!!
出て来いだって? そこまで言うなら出て行ってあげるよ!!!)
「…………!!! アグッ!! フグァッ!!!」
《
引きちぎられるような激痛に顔を顰めながらもブレーブは仰向けになり、右手を切り裂かれた左肩に置いた。
「~~~~~!!!
《
左肩の傷口に触れた右手から光が放たれ、傷口を照らした。光が強くなるにつれて肩に刻まれた致命的な傷はどんどん塞がっていく。
「~~~~!!!
ハァッ、ハァッ、ハァッ……………!!!」
(や、やった……!!
傷口から出血が止まるに連れて思考が冷静になり、かつてフェリオに聞いた情報が蘇る。
「…………よし、行ける!! 立てる!!! 戦える!!!!」
左肩の致命傷を塞いだ事でブレーブの闘争心は完全に回復した。そして《