転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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252 真なる勇者が剣を握る!!! 勇者キュアブレイブ 誕生!!! (前編)

「キ、キュアブレイブ………………!!?」

「そう。()()()()()()()

これは神の祝福を得た勇者の()()()()()() 《キュアブレーブ》が、勇気という名の条件を満たして()()()()()に覚醒した者にのみ与えられる称号です。」

「じ、じゃあ今までの名前は…………!?」

「そうです。貴女は剣を持ち、盾を持ち、究極贈物(アルティメットギフト)に恵まれていますが、今まで大切な物が欠けていました。故に貴女の《キュアブレーブ》という名前は、真なる勇者になるまでの()()()()

そして貴女は今、恐怖を克服して真の勇者になる事が出来たのです。」

「わ、私が……………!!?」

 

()()()()はラジェルの言葉がまるで何を言っているのか分からないという印象を受けた。恐怖を克服した覚えも真なる勇者になれた覚えも全く無い。

 

「で、でも私、何も出来てないし………!! それに、それにギリスだって…………!!!」

「あのバカの事なら心配要りません。死んでさえいなければ自力でどうにかするタマです。

貴女が強くなっているという根拠はあります。つい数時間前まで貴女は怯え、そして立ち向かう事すら出来ないでいました。

しかし今はその怯えを跳ね除け、ギリスを守り切り、そして立ち向かう事が出来ています。それを《勇気》と呼ばずになんと呼べるでしょうか。」

「……………!!!」

 

ラジェルの言葉を否定したい。それがブレーブの本心だった。しかし彼女の口から出る()()がそれを拒む。ロノアの夜襲から始まったこの一戦でブレーブは何度も命の危険に見舞われた。しかし自分は今も立っている。

明確な殺意を持って放たれるガミラの鎌を跳ね除けて突き進む事が出来た自分の心には確かな《勇気》がある。それを彼女自身も分かり掛けてきた。

 

「良いですか。勇者 キュアブレイブ。確りと聞いて下さい。

大切なのは実感する事です。自分が勇者である事を。そして自分には巨悪と立ち向かえる力と心があるという事を。

故に私からこれを、贈物(おくりもの)として託します。」

「…………………!!!」

 

ラジェルが伸ばした両腕の間に長く光る物が現れ、そしてその姿を現した。

それは剣だった。刀身はブレーブが持つ乙女剣(ディバイスワン)より長く、眩い輝きを放っている。全てにおいて乙女剣(ディバイスワン)より勝っていた。

 

「こ、これってまさか………………!!!」

「そうです。これは乙女剣(ディバイスワン)に代わる貴女の新たな剣 刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)女神之剣(ディバイン・スワン)》です。」

 

「《堅牢之神(サンダルフォン)》という盾を持ち、《女神之剣(ディバイン・スワン)》という剣を握る貴女は紛れもなく勇者です。

それもあの男が憎む()()()とは違う正真正銘の勇者です。私が保証します。」

「!!!」

 

ラジェルのその一言で()()()()は重要な事を思い出した。そもそもガミラが殺し回った勇者達は勇者とは名ばかりの悪どい人間だった。しかし自分は違う。

自分は女神ラジェルの命を受けて奮闘している。それは紛れも無い《勇者》だ。

 

「それともう一つ、大切な事を言っておきます。

刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)を手にした者には()()()の系統全ての究極贈物(アルティメットギフト)が目覚め始めると言われています。

私もギリスもルベドも、そして貴女もです。」

「!!? 十一個……………!!?」

「そうです。ですから貴女はこれから六つの究極贈物(アルティメットギフト)が目覚め始めるでしょう。」

「…………………!!!」

 

ブレイブには今 《北欧神系》《英雄系》《日本神系》《天使系》《刀剣系》の五つの究極贈物(アルティメットギフト)が備わっている。これから更に六つの究極贈物(アルティメットギフト)が目覚める。そうなれば自分がどこまで強くなれるのか 最早想像すら出来ない。

 

「それではそろそろ、貴女をこの光の壁から出すとしましょう。大切なのは実感する事です。

何の為にその剣を握り、誰が為にその剣を振るうのか。それさえ忘れなければ貴女は決して負ける事はありません。」

「………………!!! はい!!!」

 

目を閉じると光が晴れていくのが分かった。

この時、勇者の素質を持つ者 ()()()()()()()は真なる勇者 ()()()()()()()になる事が出来たのだ。

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