転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

253 / 518
253 真なる勇者が剣を握る!!! 勇者キュアブレイブ 誕生!!! (後編)

「!!!」

(………まただ。また時間が()()()()()()()()()……………!!)

 

光が晴れた直後、()()()()()()()の視界に入ったのは驚愕に顔を歪ませるガミラの姿だった。

その顔から彼女の疑惑は確信に変わる。カーベルの時も今も、中と外で経過している時間に差がある。これがラジェルの能力なのかは定かでは無いが、今はそれどころでは無いと思い直した。

 

「(━━━━剣が復活してる!!?

いや、別モンだ!! 完全に変わってやがる!!!)

おい()()()()()()()!!! 答えろ!!!

お前今まで何をしてた!!? その長モンは一体何だァ!!!?」

「!

━━━━いや、違うよ。私はもう《キュアブレーブ》じゃない。」

「!!?」

「私は勇者 ()()()()()()()()》。

あなたを()()()勇者に、私はなったの!!!」

「!!!!

寝言は寝てから言いやがれ!!!!」

 

ブレイブは地面を蹴り飛ばして距離を詰め、手に握った《女神之剣(ディバイン・スワン)》の刃をガミラに振るった。

辛うじて反応したガミラは咄嗟に鎌を前に出して防御を試みる。しかし、ガミラの耳が予測した金属同士がぶつかる音は聞こえる事は無かった。

 

 

━━━━━━ヌッ

「!!!!?」

 

ガミラの鎌は何の抵抗も無く刃の付け根から切り落とされた。ガミラの手には何の手応えの感じなかった。

 

(何だ!!!? 何の手応えも無く()()()()()!!!!?

いや、そんな場合じゃねぇ!!! この剣はやべぇ!!!!)

 

━━━━━ズババババッ!!!!!

「!!!!?」

 

上半身を反らせて辛うじて剣の刃を躱した。

その瞬間、ガミラの目は異常な光景を捉えた。背後の木々が纏めて切り倒されたのだ。

堪らず後ろに跳んでブレイブとの距離を広げる。彼の直感が、彼女の剣が危険だと信号を発していた。

 

(何だ今のは!!! こんな切れ味の剣が存在するってのか!!!?)

(す、凄い……………!!!

握った時に分かったけど、これが女神之剣(ディバイン・スワン)の能力……………!!!)

 

女神之剣(ディバイン・スワン)

刀剣系 究極贈物(アルティメットギフト)

能力:あらゆる物の硬度を無視して切断する。他の刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)を唯一の例外とする。

 

剣の能力を理解して、ブレイブは確かに()()していた。勝てる希望が実感に変わる過程で整理し切れない感情が昂りとして現れたのだ。

 

「こ、これが《刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)》………………!!!!」

「!!!!?」

「行ける!!! これなら勝てる!!!!

あなたに勝てる!!!!!」

「笑わせるなァ!!!!!」

 

ブレイブが再び距離を詰めようとした瞬間、ガミラは《煉獄頸狩刻斬(キャロライナ・リーパー)》を繰り出して迎撃を試みた。

 

「それならもう見切ったよ!!!

堅牢之神(サンダルフォン)》!!!!!」

「!!!?」

「やぁああああああああっ!!!!」

「!!! んだと…………!!!? 」

 

ブレイブは左手に《堅牢之神(サンダルフォン)》を展開し、無駄の無い動きで大量の衝撃波の隙間を縫うように掻い潜った。切り傷を一つも負っていないのは先程と同じだが少しばかりの余裕があるように見えた。

 

(煉獄頸狩刻斬(キャロライナ・リーパー)を全部凌ぎやがっただと!!!?)

「こっちだよ!!!!」

「!!!! どわぁっ!!!?」

 

ブレイブは跳び上がり、上空から剣の一撃をガミラに見舞った。再び辛うじて後ろに跳んで躱し、後方の木に足を付けてブレイブを見る。

彼女は剣先をガミラに向けていた。

 

(刀剣!!!? 刀剣系だと!!!!?

世界にたった五つしか無い、親父でさえ揃える事すら叶わねぇ最強最貴重の究極贈物(アルティメットギフト)だぞ!!!!

そんな、そんな代物がなんで、なんであんななんでもねぇガキの手の中にある!!!!!)

「有り得ねぇ…………!!!!

それが刀剣系な訳があるかァ!!!!!」

「有り得るよ。

だって私は、女神ラジェルさんに認められた勇者だから!!!!!」

「!!!!! ふざけんなァ!!!!!」

 

ブレイブの言葉が逆鱗に触れたのか、ガミラは半ば激情しながらブレイブに突撃した。しかしそれでも頭は冷静で、ブレイブが()()()()()()する前に仕留めなければならないという危機感も感情の中に含んでいた。

 

「《死神之鎌(デスサイズ)》!!!!!」

「負けないッ!!!!!」

ドガァン!!!!!

 

再びガミラの鎌とブレイブの剣が衝突した。両方の衝撃は強く、周囲の森を巻き込んで大爆発を起こした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。