転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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255 力の練度が勝負を分ける!! 勇者が持つ大いなる力!!

「~~~~~~~!!!!!」

(やっぱりなぁ!!! 仲間を気にして攻撃を受け止めるしかねぇんだ!!!)

 

この時のガミラは知る由もない事だが、衝突して交差した《死神之神(デスサイズ)》の威力は二つ分をゆうに超えていた。

 

(刀剣系がなんだってんだ!! 俺の鎌も究極贈物(アルティメットギフト)にゃ変わりねぇ!!!

この状況でてめぇが取る選択肢は一つしかねぇ!!!)

「サ、《堅牢之神(サンダルフォン)》!!!!」

(かかった!!!)

 

ブレイブは再び《堅牢之神(サンダルフォン)》の詠唱を口にした。その詠唱は格子の形を変える為のものだ。

交差した衝撃波を纏めて立方体状の格子に閉じ込め、無力化させる。その格子を蹴り上げ、衝撃波から逃れる。

 

(た、助かった……………!!!)

「勇者女!! 前だ!!!!」

「!!!?」

「一手遅れたなぁ!!! 勇者ァ!!!!」

 

ブレイブが視線を前に向けると、視界には鎌を構えて向かって来るガミラの姿が映った。格子を蹴り上げた事で一手が後れ、向かわせる事を許してしまった。

 

(ディ、《女神之剣(ディバイン・スワン)》なら全部すり抜けて━━━━━)

「甘ェ!!!!」

「!!!?」

 

剣を振り下ろそうとしたブレイブに対し、ガミラは身体を回転させて彼女の横に回り込んだ。斬る対象を失った剣は虚しく空を切る。あらゆる物の硬度を無視して切断する《女神之剣(ディバイン・スワン)》の唯一の対処法が回避する事だとガミラは気付いたのだ。

 

(し、しまった━━━━━━!!!!)

「手に余る武器を持って調子に乗ったてめぇの負けだ!!!!

死神之鎌(デスサイズ)》!!!!!」

「!!!!?」

 

ガミラが振り抜いた鎌が、ブレイブに横から襲いかかった。咄嗟に《堅牢之神(サンダルフォン)》を展開して防御を試みるが、完全には防ぎきれず、脇腹と左腕に切り傷を負った。

 

「~~~~~~!!!!」

「てめぇの贈物(ギフト)が進化したってんならよォ、それを使わせなきゃ良いだけの事だ!!!」

「!!!?」

 

ガミラの死神之鎌(デスサイズ)の衝撃波がブレイブを防御の上から吹き飛ばした。

ブレイブは再び森の奥へと消えた。その事はガミラにとっては良い事でも悪い事でもあると言える。ガミラはそれを良い事と捉えた。

 

「ロノア!! サリア!!!

てめぇらその警備団の連中を止めとけ!!! 俺ァ勇者の首を取る!!!!」

「わ、分かりました!!!」

(ッ!!! 人の絶好のチャンスを邪魔しとして何言ってんの!!!)

 

 

 

***

 

 

「うわぁっ!!!」

 

ガミラの衝撃波に吹き飛ばされたブレイブは森の中を何メートルも吹き飛ばされも回転しながら受け身を取った。

 

(た、確かに調子に乗ってたかも…………!!!

油断してたら負けちゃう…………!!!)

「《煉獄頸狩刻斬(キャロライナ・リーパー)》!!!!!」

「!!!!」

 

ブレイブが着地した瞬間、ガミラの放つ大量の衝撃波が森の木々を切り倒しながら向かって来た。それをブレイブは剣と格子で防御するが、完全に足が止められる。

 

(………………!!!!

さ、さっきより激しくなってる………………!!!!)

勇者(キュアブレイブ)!!!! てめぇの()()ってヤツを教えてやろうか!!!!」

「!!?」

究極贈物(アルティメットギフト)を何個も持ってる!? 贈物(ギフト)が土壇場で進化したァ!!?

それが何だってんだ!!! 進化したばっかで使い慣れてもねぇ鈍な武器で、俺の冥界之王(ハデス)に対抗出来る訳ねぇだろ!!!!

それがてめぇの誤算だ!!!! 親父譲りの贈物(ギフト)の力をギリギリまで引き出せた、この俺の勝ちだ!!!!!」

「!!!!」

 

ガミラが放つ衝撃波の密度は更に激しくなった。それは最早 大量の衝撃波とすら形容出来る代物ではなく、衝撃波の塊と呼ぶべき代物だった。

 

(こ、これはヤバい━━━━━━!!!!)

「てめぇにゃ遺体を遺す資格すらねぇ!!!

細切れになって消し飛べ━━━━━━━」

「《暴風之神(ルドラ)》!!!!!」

『!!!!?』

 

衝撃波の塊がブレイブに到達する瞬間、上空から巨大な竜巻が飛来し、ガミラの衝撃波を纏めてかき消した。

 

「キュアブレーブ、いえ、()()()()()()()!!!

遅ればせながら助太刀に参りました!!!」

「カ、カーベル!!!」

「~~~~~~!!!!

こ、この虫けらがァ………………!!!!」

 

ブレイブとガミラが上に視線を向けると、そこにはキュアカーベルが飛んでいた。《暴風之神(ルドラ)》の力によってブレイブを救出したのだ。

 

「キュアブレイブ、漸く()()()を手に出来たのですね。ならば時は来ました。

私も貴女と共に戦います!!!」

「カーベル………………!!」

 

キュアカーベルという存在はブレイブにとって心強い援軍となった。しかしその心の余裕はガミラの激しい歯ぎしりによって頭の隅に消えた。

 

「ガ、ガミラ……………!!?」

「~~~~~~~~!!!!!

()()なんだよなァ………………!!!

お前ら勇者は!!! 一人はちっぽけな存在だってのに!!!! 群れて!!!! 依存し合って!!!!!

そのせいで!!!! そのせいで()()()()()()にいいいいいいいいい!!!!!」

「………………………!!!!?」

 

ガミラは必死に何かに訴えかけるかのように絶叫しながら喚いた。それがブレイブの目には恐ろしく、そして奇妙なものに映った。

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