転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「ここが………!!!」
蛍が目の前の光景にそう呟いた。
彼女は今テューポーンが巣食うと言われている洞窟の入口に来ている。
朝から出発し、数時間をかけてここまで来た。
「夢崎、言っておくがこれは
「蛍ちゃん、大丈夫だよ!!私たちがついてるから!!!」
「君はテューポーンに集中してくれ。
それ以外は僕がインパクトで対処するから。」
蛍の他に、この作戦のメンバーとして
ルベドから前衛をイーラで固め、その後ろでハニとハッシュがスタンバイをし、蛍はさらにその後ろ という陣形になった。
蛍の
その時、洞窟の入口から何かが飛び出してきた。
その何かは爪を振り下ろして蛍達を攻撃した。その攻撃をイーラが両腕で受けた。
「……トカゲ!?」
攻撃をしてきたのは2体のトカゲの姿をしたチョーマジンだった。おそらくテューポーンの親衛のために生み出されたのだろう。
「ぬんッッ!!!」
イーラが腕を振り上げ、2体のチョーマジンを弾き飛ばした。そのチョーマジン達は力を抑えてやっと大男並の身長であるイーラと同じくらい大きかった。
「早速出たね!行くよ ハッシュ君!!」
「わかった!」
ハニはレイピアのような細い剣を抜き、ハッシュも拳を前に出して身構えた。
「手筈通り 俺がやつらの隙を作る!!お前たちはそこを叩け!!!」
イーラがそう言って軍服のボタンに手をかけた。
「手始めに15%からいくか!!!」
イーラは軍服を脱ぎ、巨人族 本来の力を発揮する。元々大きかった身体はさらに膨張していき、あっという間にチョーマジン達が見上げなければならないほどの大きさになった。
それが彼の
構わずチョーマジンはイーラとの距離を詰め、攻撃を仕掛ける。
「甘い!!! 《
すると、響いていた音の種類が変わった。
まるで金属同士がぶつかり合うような甲高い弟に変わったのである。
よく見ると、イーラの腕の周りに半透明のオーラが纏われていた。
蛍の
瞬間、チョーマジン達が弾かれて仰け反った。イーラの腕が上がっている辺り、カウンターで弾いたのだろう。
「ハニ!! 今だ!!!」
「わかった!!!」
着地したチョーマジン達がバランスを崩した。もちろんその隙を見逃す軍隊長ではない。
ハニは一瞬でチョーマジンの懐に飛び込み、切りつけた。切りつけたのはチョーマジンの胸の魔法陣。そこを傷つけられるとチョーマジンは立ち所に衰弱するのだ。
チョーマジン達はすぐに膝をつき、苦しみ出した。
「どう?すごいでしょー!
これが私の
「
その言葉で蛍は気づいた。
そういえばチョーマジンが着地した時、地面が波打っていた。
おそらく彼女の
「蛍、早く!」
「? 何を?」
「変身だよ! 早く!!」
そうだった。隊長達の戦いに見入って忘れていたが、蛍はまだ
「わかった ごめん!
《プリキュア・ブレイブハート》!!!!」
ハッシュに促されて蛍はキュアブレーブに変身した。
「さぁ早く
少しだけでいいから!!」
「うん!」
『ブレーブ!ほんの少しにするファよ!
使いすぎたらテューポーンまで持たないファ!!』
ブレーブは心の中で
その力がハッシュに伝わっていく。
力を受け取るとハッシュは振り向きざまに全力で走り出した。
そしてうずくまっているチョーマジン達の懐に潜り込んだ。
『
『
プリキュア・ヘラクレスインパクト
ハッシュは冷静にチョーマジン達の腹に掌底を撃ち込んだ。
その瞬間 チョーマジンの腹からピンク色の光が溢れ出て、全身から光が吹き出した。
気がつくとそこには2体のトカゲがいるだけだった。
「おつかれ!」
「おつかれさまー!」
「2人のおかげで滞りなく倒せた。礼を言うぞ。それから
「はい!」
テューポーンの手先を退け、4人はいよいよ敵陣に足を踏み入れる。