転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「━━━━い、以上があの森で起こった
『………そうか。ご苦労であった。』
場所はアヴェルザード 時刻は蛍がギリスに『勇者とは何か』と聞いていた頃
ロノアはヴェルダーズに夜襲で何が起こったのかを事細かに報告していた。それはロノアにとって《苦痛》以外の何者でもなかった。言葉にするだけでガミラの死が眼前に迫って来るからだ。
『━━━━おのれ!! あんな小娘如きに《刀剣系
なんて質の悪い冗談だ……………!!!!』
『お前もそう思うのか?』
「!!!」
ロノアは拳を握りしめて屈辱にも似た悔しさを心の奥底に押しとどめていたが、敗因の一番の原因となった事態が抑えきれない怨嗟の言葉となって唇の間から漏れ出てしまっていたのだ。
「も、申し訳ございません!!! 陛下の御前でお見苦しい所を……………!!!」
『構わぬ。お前の感情は尤もだ。
それとも、
「滅相もございません。先輩は、ガミラ・クロックテレサは私達を助け、立派に役目を果たしたのです。悲しいなどと微塵も思ってはいません!!」
『意味の無い虚勢を張るのは止めろ。
ならばお前は何故、
「!!!?」
ヴェルダーズの言葉を聞いて初めてロノアは自分が血管が切れるほど強く唇を噛んでいる事に気が付いた。
『ロノア。我はお前に何があったのかはそれなりに把握しているつもりだ。無論、お前とガミラの関係もな。お前は死地に赴き、仲間を喪った事で心身共に疲弊しているのだ。
故にお前に休息を
「!!!
━━━━か、畏まりました。」
ロノアは俯いてヴェルダーズの
『徐々 撤退してから数時間 か。 サリアの様子を見る必要があるな。
おい、』
「畏まりました。 陛下」
「!! 若様……………!!!」
ヴェルダーズの声に呼ばれ、奥の闇から一人の人物が姿を現した。その人物は黒く長い髪を頭頂部で束ねていた。そして頭からは三本の角が生えており、紫色の和服に身を包んでいた。
何より特徴的なのはその人物の
その人物の名は《
殱國はヴェルダーズの《最強》の配下であり、オオガイはヴェルダーズの《最初》の配下なのだ。
***
「………………此処か。」
殱國が向かったのはアヴェルザードの地下深くにある牢獄だ。そこは本来、捉えた敵を監禁する為の場所だが、今回は例外的にサリアが繋がれていた。それは彼女が自決しかねない精神状態だったからだ。
『いいな殱國。自決などという下らん真似だけは絶対に許すな。』
「無論、重々承知しております。」
『とは言え、それはサリアが責任を感じているからだという事を忘れるな。彼奴の心を何としても解きほぐすのだ。』
「畏まりました。お任せ下さい。」
そう言って殱國は牢獄の檻を開けた。そこにはサリアが両腕を鎖で繋がれ、口を猿轡で塞がれていた。そうでもしなければ舌を噛み切ってしまいかねなかったからだ。
「………………!!!」
「陛下のご命令でお前と話に来た。今 轡を外す。」
殱國はサリアの後頭部の結び目に手を伸ばし、猿轡の布を解いた。サリアは口から出そうになる唾を飲み込む。
「…………………………何でなんですか……………!!!!」
「何がだ。」
「………何で!! 何で私を
私は負けたのに!!! ガミラを死なせてしまったのは私なのに!!!!」
「違う。お前は負けてはいないしガミラを死なせたのもお前では無い。お前はガミラを死なせたのでは無くガミラに守られたのだ。」
「それもおかしいって言ってるんですよ!!!
何でガミラが私なんかを守るんですか!!! 私、あいつにずっと酷い事言ってたのに!!! あいつの足を引っ張ったのは私なのに!!!!
こんな私はもう!! 死んで償うしか方法が無いんですよ━━━━━」
「戯け!!!!!」 「!!」
サリアの言葉を遮り、殱國は彼女の頬を張った。
「…………!!?」
「何時まで其んな餓鬼のような醜い事を口走るつもりだ!!? 死んで償うだと!!? 其れが陛下の
「………………!!!」
「言っておく!! お前がガミラの死に報いたいと願うならば方法は死ぬ事などでは無い。戦う事だ!!
陛下の悲願成就の為に、マーズやギンズと同じように戦う事だ!!! 其れこそがガミラを弔う唯一の術と知れ!!!」
「…………………………!!!!!」
(……………一先ず峠は超えたか。)
項垂れてすすり泣くサリアを見て多少強引とはいえ彼女を宥める事に成功したと判断した殱國は上に向けて言葉を発した。
この様子を見ているであろうヴェルダーズに対してだ。
「陛下! ご覧の通りサリアの説得には成功いたしました!!
今こそ私に、サリアに《
「!!!?」