転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ブレイブはフォースの腕の中で、彼女が新しい力を得たという事実をひたすらに受け止めていた。
「ガ、ガネーシャ…………!!?
物を重くする…………!!?」
「そうなんだよ! なんか危ねぇと思ったら身体がズシっと重くなって、俺を守ってくれたんだよ!」
「
『!!!』
ブレイブとフォースの前にフォラスが降り立った。先程まで伸びていた身体は元の大きさに戻っている。
「なんだよ。敵ってなぁこんなヘボい顔したスライム野郎だったのかよ!」
「フォフォフォ。先の者といい貴様と言い、『スライムは雑魚』などという誤った価値観が広まっておるようじゃの。」
「あ? 雑魚だ? 俺ぁんな事言ってねぇだろ。」
「言っておれ。
貴様等は馬鹿の一つ覚えの様に
「は??」
そう言ってフォラスは臨戦態勢に入った。しかしその状態は二人の予想からは外れていた。
彼の周囲に複数の魔方陣が浮かんだのだ。
「儂は貴様等に対して
優れた魔法の使い手はオルドーラだけではない事を貴様等にも教えてやるとしようぞ!!!!」
「はぁ~~~? 何言ってんだ? スライム爺がこの期に及んで舐めプかよ! ってかオルドーラって誰だよ!!」
「そうか。貴様は知らんのか。それは残念じゃのう。
もう貴様が其の事を知る事は永劫無いのじゃからな!!!」
「ハッ!! それならテメェをぶっ倒した後でみっちり調べてやるよ!!!!」
「!!! ちょっと待ってフォース!!!」
真っ向から罵り合っていたフォースとフォラスだったが、その中でもフォースの精神は冷静沈着だった。
少なくとも、ブレイブが危惧しているような拳でフォラスを叩くという愚行は起こらなかった。
「!!?」
(今更気付いたか。けどもう遅ぇんだよ!!!)
フォースは足を振り上げていた。彼女の狙いは地面に転がっている何の変哲もない石だった。それを見たフォラスは瞬時にフォースが石を蹴ろうとしている事を察知した。
しかしフォラスは動こうとはしなかった。普通の人間やスライムならばともかく、蹴った石が当たったところで怪我すら負わないからだ。
しかしフォースの思惑は違った。彼女はこの石を凶器に変える方法を思い付いていた。
「 オルァッッッ!!!!!」
「!!!!?」
ッボォン!!!!!
「えっ!!!!?」
その瞬間、様々な事が立て続けに起こった。
フォースが蹴った石は常識を超えた超高速で撃ち出された。その石はまるで弾丸のような速度でフォラスに襲い掛かり、彼の半身を吹き飛ばした。
「~~~~~~~~~~~~!!!!?」
『…………………』
「「貴様、」テメェ、」
「「石に《
「えっ!!?」
ブレイブは目の前で起こる光景を認識しきれず、フォースとフォラスは真っ向から舌戦を繰り広げた。
「………この狸爺がよ。テメェ
「抜かせ。儂の此れは
「!!」
「それに貴様こそ儂を罵る資格があると思うてか。
貴様はたった今、蹴った石ころに《
「だから
そもそも資格云々以前に俺ァ
「…………そして貴様は、
「まぁな。あの
「しかし、其の石は惜しくも儂の急所を外れた。今貴様が吹き飛ばした部分は既に完治しておるわ!!!」
「………分かんねぇのか? これで俺は心おきなくテメェをぶん殴れる事が分かったんだぜ。
そう。
「!!! 待ってフォース!!!」
フォースは
(感じるぜ!!! この身体が
もう細けぇ事ぁ考えねぇ!!!! このゲス共から世界を救うためなら俺ぁ何度でも拳を振るってやる!!!!!)