転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「ブ、ブレイブ!!!!」
「!!!」
ニトルの
本来のブレイブならば(フォースはその全貌を知らないが)
しかし今は違う。彼女が出せる唯一の盾は今、フォラスが魔法で具現化させた酸から町を守る為に使われている。早い話、今のブレイブは無防備状態だ。
(クソォ!!! 間に合わねぇ!!!)
(ハッハッハ!!! ガミラに勝った娘が此の程度の雑兵の拳に沈むなど、そのような笑い話も良かろう!!!)
それはこの場に居る全員の共通の認識だった。しかし、ある一人だけは違った。
ズガァン!!!!
「!!!!!」
『!!!?』
「ヴェルド!!!」
「悪かったな。遅くなっちまってよ!! ギリギリだったみてぇだな!!!」
ヴェルドの横薙ぎの蹴りは
「フォース!! 状況を出来るだけ簡潔に教えてくれ!!」
「おう!! 敵ァこのしけた面したスライムと今お前が蹴っ飛ばしたヤツだ!!
んでもってブレイブは今、訳あって戦えねぇ!!」
「そっか。なら有利にゃ違いねぇって訳か!!!」
「……………………
(ヴェルド・ラゴ・テンペスト。ここに来て援軍が来おったか。
常に群れて儂等を数で潰しにかかるのが此奴等のやり方よ。ならば……………)」
フォラスの心中はこの状況における最適な打開策を弾き出す事に専念していた。
それを見つけ出したフォラスは口からくぐもった笑い声を発した。
「…………フッフッフッフッフ」
「ア? 何笑ってやがんだテメェ。」
「いやはや別に。只、貴様等が非常に矮小な存在に見えてのぉ。」
「?」
「弱い奴ら程群れるものであると相場が決まっておる。」
「あ???」
フォラスの一言がフォースだけでなく彼女達全員の琴線に触れた。
「剰え貴様等は貴様等の窮地を自らの力で脱する努めもせずに他の者の力に頼り切っておる。
その様な貴様等を形容する言葉が『矮小』以外にあると思うか。」
「!!!!」
その一言は彼女達の、特にブレイブの心に突き刺さった。
前の魔法警備団の時はギリスやフゥ(≒キュアカーベル)に助けられ、今も窮地をヴェルドに助けられた。
今こうして自分が生きているのは仲間の助けがあるが故であるのは紛れもない事実だ。
「………訳分かんねぇ事ばっか口走ってんじゃねぇぞクソジジィ。」
「!」
「……ほう。儂の言の葉を戯言じゃと言うのか。」
「当ったり前だろ!!! 俺達が何の努力もしてねぇだ? んな訳ねぇだろ!!!
俺達ァ皆助け合ってっから今も一人も死なずにここまで来れてんだよ!!!
それに群れてんのァテメェらの方だろ!!! 里ん時も今もバカみてぇにバケモン増やしやがってよォ!!!」
「………其れを群れると宣うならば問題があるのは貴様等の頭数であろう。戦法において兵力を用意するのは常識中の常識であろうが。」
「それがテメェが言うヤツとどう違うんだって聞いてんだろ。」
「…………儂等と貴様等とで決定的に違う事が一つある。
儂等は組織じゃが、個々が完全に独立しておる。たとえ窮地に陥ったとしても、自力で脱する方法を知っておる。
其れが貴様等には持ち合わせておらん強みじゃ。他の力無くしては生き延びる事さえできん勇者然り、力を取り戻す事を他人に任せきりにしておる魔王然りの。」
フォラスの口撃は特にブレイブに効いた。
自分だけでなくギリスまでもを引き合いに出し、彼女の心を確実に削る。
「言いてぇ事ァそれで全部か? 暴論スライム。」
「!!」
フォラスの言葉の直撃を受けて呆然としていたブレイブはフォースの一言ではっと戻った。
「………あぁ。儂の
それに、十分に
『!!!!』
ブレイブとフォースはフォラスの視線が自分達の
すると、そこには息を吹き返して追撃を試みているニトルの
フォラスの言葉は精神攻撃だけでなく
━━━━ガキィン!!!!!
『!!!?』
「ブ、ブレイブ!!!!」
「おい無茶すんなブレイブ!!!
お前は今
「━━━それでもやるよフォース!!!
今は私の剣が必要なんだよ!!! それに、それにもう誰かに守られるだけの
「!!!」
その時のブレイブの頭にあったのはフェリオだけではこの