転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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03 プリキュアの真価! 唸れ 乙女剣(ディバイスワン)!!

ズザァーーーッッ!!!!

 

ブレーブはチョーマジンの攻撃をもろに受け、林の中へ吹き飛ばされる。

 

しかし戦ウ乙女(プリキュア)故か、すぐに立ち上がり、体制を整える。

 

「うぅ…… イタタッ」

『ブレーブ!油断しちゃダメファ!!

ブレーブはまだ戦ウ乙女(プリキュア)になって初めてなんだから力の使い方があまりわかってないんだファ!!』

「……わかった。ゴメン……」

 

 

ブオオオ!!!

 

チョーマジンがブレーブに追い打ちをかけんと突っ込んでくる。

 

強固盾(ガラディーン)!!!

 

ブレーブが心の中で無詠唱で贈物(ギフト)"強固盾(ガラディーン)"を発動した。

 

しかし、同じでは食わないとばかりにチョーマジンは大きな体に似合わず一瞬で強固盾(ガラディーン)の展開されていない背後へ回り込み、背中に攻撃を仕掛ける。

 

究極贈物(アルティメット ギフト) 戦之女神(ヴァルキリー)が発動しました。』

 

反射的にブレーブは逆上がりの要領でチョーマジンの攻撃を跳び上がって躱し、彼の頭頂部を蹴り落とした。

 

チョーマジンは地面に叩きつけられ、その反動で前方へ吹き飛ばされる。

しかし、回転して着地し、ブレーブに対して構え直した。

そしてまた手近の木を引き抜いて、今度は一瞬で木刀を削り出した。

 

『ブレーブ! 今度は"乙女剣(ディバイスワン)"ファ!!!

ブレーブ・フェデスタルを手に取って 念じるんだファ!!!』

「わかった!!」

 

((乙女剣(ディバイスワン)!!!!!))

そう心の中で詠唱すると、ブレイブ・フェデスタルの片方から刃が出て、反対側から柄が出てきて、一瞬で剣へと変形した。

 

「………すごい…………!!!」

『ブレーブ!!来るファ!!!』

「!!!」

 

驚く暇もなく、チョーマジンが剣を構えて突っ込んでくる。

 

ガッキィン!!!!

 

(~~~ッッ!!!!)

 

ヴェルダーズの力を持っているからか、ただの木刀がまるで本物 もしくはそれ以上の切れ味を乙女剣(ディバイスワン)からブレーブは感じた。

 

ガキッ!!!! ガキンッッ!!!!

バキッ!!!!

 

ブレーブの乙女剣(ディバイスワン)とチョーマジンの木刀が激しくぶつかり合う。

 

戦之女神(ヴァルキリー)の効果で体が反射的に動くとはいえ、1回でも斬られたら終わりかねないというこの状況はブレーブの心に少なからず負担を与えた。

 

究極贈物(アルティメットギフト) 奇稲田姫(クシナダ)が発動しました。』

 

その瞬間、ブレーブの視界に変化が起こった。

見えるのだ(・・・・・)

チョーマジンの動きがエネルギーとなって。

 

(…………ここだッッッ!!!!!)

「!!!!!」

一瞬の隙をついて、ブレーブはチョーマジンの魔法陣を斬りつけた。

その魔法陣はチョーマジンがヴェルダーズからエネルギーを受け取るための媒体。詰まるところ急所である。そこを損傷するとチョーマジンは著しく衰弱するのだ。

 

フェリオからそのことを説明されていないブレーブだったが、戦ウ乙女(プリキュア)になったことで彼女の直感は急成長し、彼女を強力な戦士へと変えたのである。

 

(さっきのは何………?あいつの動きが頭の中に入ってきた………)

 

 

奇稲田姫(クシナダ)

日本神系 究極贈物(アルティメットギフト)

効果:相手のエネルギーの動きを見通すことが出来る。

発動条件は相手と全力で戦うこと。

 

 

「~~~ッッ!!!!」

チョーマジンは立ち上がろうとするが、何しろ力の源である魔法陣を損傷したので、立ち上がる事すらままならない。

ましてや戦うことなど尚更である。

 

 

『ブレーブ!! 今ファ!!!

チョーマジンを解呪(ヒーリング)するんだファ!!!!

その乙女剣(ディバイスワン)に力を込めて撃ち出すんだファ!!!』

「わかった!!!」

 

(解呪(ヒーリング)!!!!)

そう心の中で詠唱すると、体の中から何かが湧き上がってくる。

その力を乙女剣(ディバイスワン)に込め、鋒をチョーマジンへと向けた。

 

なお、この一連の動作をブレーブは直感的に行った。この戦ウ乙女(プリキュア)としての戦いが彼女をここまで成長させたのである。

 

『今ファ!!!!!』

 

《プリキュア・ブレーブカリバー》!!!!!

 

 

その叫びと共に、鋒からピンク色の光が撃ち出され、チョーマジンへと向かっていく。

 

「!!!!!」

 

その光がチョーマジンを包み込んだ。

最初は苦しそうにしていたチョーマジンたが、次第にその表情は変化していく。

 

最後には彼の表情はまるで何かに救われたかのようにやすらぎ、そして普通の樹木に戻った。

 

 

『やったファーーーー!!!!

ブレーブ!!! チョーマジンの解呪(ヒーリング)に成功したファ!!!!』

「………うん。でも…………、

めっちゃ疲れるね、これ…………」

 

ブレーブはその場に座り込んだ。

それもそのはず。解呪(ヒーリング)を使うことは戦ウ乙女(プリキュア)の肉体に少なからず負担をかける。それでなくともさっきまで彼女は正真正銘の【命のやり取り】を経験したのだ。

緊張が解けて座り込むのも無理はない。

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━おいおい

どうなってんだこりゃ。

ヤツの帰りが遅いと思って様子を見てみりゃ何だこのザマは!!

兵士共にやられるならまだしも

これじゃ帰ったあと大目玉じゃねぇかよ!!!

 

どこからかそう聞こえた。

 

「誰ッッ!!?」

 

聞こえた方を振り返ると、木の上に人がいた(・・・・)

 

「それでぇ?

テメーは何なんだ?」

 

そこにいたのは、青い髪の短髪の30代前半の男性だった。

 

彼の名は"ダクリュール"。

 

ヴェルダーズの配下である。

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