転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「……"ラウンド"2だァ?
随分としゃれた言葉知ってんだなぁ。脳ミソまでドロッドロに溶け切ってるスライムのくせしてよォ!!!」
「戯けが。此の戦場を《試合》に準えるなどという酔狂を働いたのは貴様であろう。
それともたった1ラウンドで勝敗が付けられるとでも思っておったのか。高慢極まりないわ。」
「好きなだけベラベラ抜かしてろ。そのにやついた骸骨面をぶっ叩き割ってやるよ!!!」
変幻自在に手を変えるフォラスに対しフォースは真っ向から言葉をぶつける。
しかしその状況下でもフォースの意識は次の攻撃に集中していた。今、フォースは両手に持った《
フォースは手に持った瞬間には自分の
(……俺が持ってる
つってもあいつのセンスはずば抜けてやがる。慣れられる前にコアを叩き割ってやる!!!)
フォースがこの状況下で最も恐れていた事はフォラスが自分の戦闘法に対応できるようになる事だ。ブレイブはまともに動けず、フェリオとヴェルドはいつ来るか分からない。今この状況でフォラスに対抗できるのは自分一人と考えるべきだという事は分かっていた。
「………どれ。果たして急拵えの《アキレス腱》とかいうものが再現出来ておるか確かめてみるとするかのぉ。」
(!!! 来る!!!)
「ホッ!!!!」「!!!」
その瞬間、フォースの目は確かにフォラスの足元に血管が浮き上がる光景を捉えた。本来鍛え上げる事など出来ない筈のフォラスの足にだ。
しかし、これを思考する暇もなくフォースの視界は急接近するフォラスの姿を捉えた。
一瞬の内に地面を蹴り飛ばして自分との距離を詰めてくる事を理解した。
「面の皮剝がしてくれるわ!!!」
「来いやぁクソジジィ!!!」
フォラスは再び消化液を纏わせた拳をフォースに向けて見舞う。
しかしフォースは既にその攻撃への対処法を考えていた。
「オルァッ!!!!」
バキィン!!!! 「!!?」
拳を振るうフォラスに対し、フォースは身を屈ませてその拳を避けた。
そして頭上にある手首を《
重さと速度が完全に乗った強烈な一撃により、フォラスの手首(に似せた部分)は宙を舞った。
「…………………!!!」
「次は顎だァ!!!!」
「!!!」
液体も気体も固体化させて破壊するフォースの《
(素っ首すっ飛ばしてやるぜ!!!!)
「ヒョッ!!!」 「!!」
《
フォラスは首(に相当する部分)を亀のように縮めてフォースの渾身の振りを躱した。振りの勢いが余りその場で一回転するが、すぐに体勢を立て直してフォラスと向かい合う。
「………………」
「ハッハ!!! やっぱコイツァ大当たりだったみてぇだなぁ!!!
コイツがありゃジジィが言ってたスライムの特性全部メタれるってもんだ!!!」
「……………………
「ア??」
てっきり自分の
「爺とはリュウの事か。貴様、其奴から何を聞いた。消化液の事か。自在に変形できる身体か。
一体何の根拠で其奴から聞いた事が全てじゃと判断できる。」
「……何言ってやがる。」
「
例えば、
「!?」
「ウ、ウワアァァァァッ!!!」
「!!?
!!!? ナッ……………………!!!!」
ブレイブの絶叫に半ば反射的に後ろを振り向くと、そこには目を疑う光景が広がっていた。フォースの目はブレイブの全身を視認できなかった。それはフォースとブレイブの間に
それは
(
(気付いたところでもう遅い!!! 貴様は
一時でも背を向けたなら《儂が》》貴様を食ろうてやるぞ!!!)
たった今フォースが叩き折ったフォラスの手首は死んではいなかった。
それどころか手首の役割を与えられてたスライム組織の塊はそこから再生し、分身体となって蘇ったのだ。