転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
フォラスは自分の目を疑い、今までの余裕溢れる態度が嘘のように狼狽した表情を浮かべていた。
それは確実に決まると確信していた作戦が失敗したからだけではなく、ブレイブの今の状態を理解できなかったからだ。
「……………な、なんじゃ
貴様一体何をしておる…………………!!!」
「えっ!!? えっ!!? えっ……………………!!?」
ブレイブはフォラスの問いかけに答える事が出来なかった。
答える気が無かったのではなく、自分の身体に何が起こっているのかを理解できなかったからだ。
(な、なにこれ どういう事………………!!?
何で私
さっき、あのスライムの攻撃を何とかしようと必死になってたら、壁に手が
い、一体何が━━━━━━━
!! そ、そうだ!!!
ブレイブが脳内で言った
《
(ま、まさか、私に新しい
「ッッ!!!!?」
ブレイブはラジェルの『刀剣系
そしてブレイブは半ば直感的に自分の掌を見た。そこには異様なものが浮かび上がっていた。
(こ、これって、
ブレイブの掌には大きな楕円形の物体と、それを囲うように小さな物体が指の付け根辺りに浮かび上がっていた。ブレイブの目はそれから
猫などの動物が足の裏に持つ、衝撃を吸収する役割を持つ器官だ。
その意外過ぎる
(に、に、肉球…………………!!?
肉球が私の新しい
「おい!!! 貴様何時迄そうしておるつもりじゃ!!!!」
「!!!」
ブレイブがいつまでも自分の
一瞬の出来事にブレイブは咄嗟に掌を顔の部分に持ってきてしまった。それが悪手である事を理解したのはその直後だ。
フォラスの槍を防ぐ術を生身のブレイブは持ち合わせていない。掌の皮膚や骨など容易に貫通たらしめる。しかし、ブレイブの掌に傷が付く事は無かった。
『ポォン!!!』
『グサッ!!!』
「!!?」
反射的に目を閉じたブレイブが聞いたのは何かを弾く軽い音と、何かが深々と突き刺さる音だった。
その奇妙な音に反射的に開かれたブレイブの目が捉えたのはフォラスの紫色の身体が自分の掌で曲がり、遠くの木に突き刺さっている光景だった。それを見た瞬間、フォラスは行動を起こしていた。岩壁から身体を抜き、刺さった木を支点にして身体を縮める事でブレイブとの距離を取った。
「………………貴様、《それ》》は一体何じゃ…………………!!!」
「………この手に浮かんでるやつの事なら、私にも分からないけど、それでも、私の
(分からんのに己の力だと断言するじゃと?
よもや、刀剣系の使い手特有の新たな
ブレイブは自分の手に浮かんだ
故に、そしてフォラスの前で隙を見せないために敢えてウィンドウを開いて
ブレイブの新たな能力の名を彼女はまだ知る由もないが、その
その
*
エジプト神系
能力:手の平、足の平に特殊な肉球を発現させる。
肉球の効果:触れるあらゆるものに吸い付き、触れたあらゆるものを弾き飛ばす。