転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
《
しかし、フォラスの心には幾許かの余裕があった。《
(あの奇怪な肉球もフォースが持つ棒切れも確かに儂の攻撃を
フォースの《
即ち、フォラスが弾き出した突破口は狭い防御範囲を如何にして潜り抜けるかという事だ。
(あの奇怪な肉球、儂の消化液を受けて傷一つ付かんのは驚異的と言う他ない。
じゃが、その範囲はあの掌に浮かぶ物体の中に限られておる。引き合いに出すのは不毛かもしれんが、少なくとも《
ならばどうするか。決まっておる!!!!)
「!!!」
ブレイブは走りながらも《
「!!?」
(フッフッフ。今更気付きおったか。じゃがもう手遅れよ!!!
今の貴様に此の技を防ぐ術はありはしない!!!)
その瞬間、ブレイブの目は奇妙な光景を捉えた。
フォラスの口の下が大きく膨らんでいる。まるで何かを溜めているかのようだった。そしてブレイブは瞬時にその
(ま、まさか!! 消化液を圧縮してあの、鉄を切るやつみたいに飛ばしてくる!!?)
(理解したところでどうにもならんわ!!!!)
「食らえぃ!!!!」
「!!!!」
フォラスの
ブレイブはかつて見た情報から、圧縮され噴き出す水は時に金属すらも切断たらしめる事を理解していた。無論、この消化液もその例から漏れない事は言うまでもない。
《
そこまで考えた結果ブレイブが取った選択は《
故にブレイブはこの選択が最適解であるという結論を下した。しかし、フォラスはその選択を読み切っていた。
(貴様は莫迦の一つ覚えの如くに其れをやると思っておったわ。
じゃがな、貴様等には見せておらん能力が儂にはある!!!)
「!!!?」
消化液の光線はブレイブに到達しなかった。しかし、それは《
フォラスが隠していた能力とは、吐き出した消化液を後から操作できる事だ。フォラスが最初からそれをやらなかった理由は、それを出来ないと思わせ、敵の虚を突く為だ。
消化液の光線は軌道を変え、弧を描くような軌道で再度ブレイブの心臓目掛けて迫る。
その現象が起こるまでに掛かった時間は約一秒未満。ブレイブにとっても短すぎる時間だ。
「うわっ!!!?」
ブレイブは辛うじて横から向かって来る消化液の光線を身を引いて躱した。
無論重力に逆らった状態で攻撃を躱す事は筋肉を酷使するが、ブレイブには最早身体の疲労を考慮している余裕は無かった。
しかし、フォラスはそれすらも予測していた。
「!!!!!」
(これこそが貴様の弱点よ!!!!)
その瞬間、ブレイブが見たものは紫色の波だった。それがフォラスの消化液が大量に襲い掛かったものである事を瞬時に理解した。
フォラスが見つけ出した《