転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ブレイブはフォラスの言葉の意味を処理出来ずにいた。それほどまでにフォラスのその言葉は荒唐無稽なものに聞こえた。
「………な、何を言ってるの………………!!!?」
「聞こえなんだか。貴様はその悲劇と
「……………………!!!!?」
「そうかそうか。貴様は何も知らんのか。貴様の
「!!!!?」
魔法陣に身体を隠しているフォラスを切り付ける事も突き刺す事も出来た。しかしブレイブにはそれが出来なかった。フォラスの言葉の意味するところを理解する事に全神経を注いでいた。
因みにその時、フォースの相手をしていたフォラスは既に撤退を終えていた。
「分かっておるじゃろうが別れの言葉など言わんぞ。直ぐにでもまた会う事になろう。せいぜいスライムへの認識を改めておるが良い。
キュアブレイブ元い
その言葉と共にフォラスの姿は魔法陣の中に消えた。
ブレイブはそれを見届ける事しか出来なかった。彼女の中にあったのは得体の知れない恐怖に似た何かだった。
***
《アヴェルザード》
そこには二つの魔法陣があった。そのうちの一つを潜り抜けて一体のスライムが舞い戻った。そしてそのスライムを待っていたスライムが居た。
フォラスとフォラスが顔を合わせて言葉を交わしている。
「おう、もう戻ったか。存外に早く用が済んだのだな。」
「まぁな。案の定阿保面で呆けておっただけじゃった。何も知らされておらんとみてまず間違いはない。
これでは陛下の憶測も果たして鵜呑みにして良いかどうか」
「おい、その辺りにしておけよ。」
『!』
フォラス達の前に姿を現したのは殲國だった。
「言った筈だぞフォラス。それを疑う事は陛下の御考えを疑う事も同義だと。」
「無論、儂も陛下や
「しかし、故に確固たる裏付けが必要だとも思うのです。彼奴が我々の敵となり得るのならば特に。」
二人のフォラスから次々に言葉を投げ掛けられる異様な状況でも殲國は動揺しなかった。冷静に話を次の段階に移す。
「お前の言いたい事は分かった。だが先ずは一体に戻れ。全く同じ生物二体に同時に話しかけられるなど聞けたものではない。」
『畏まりました。』
全く同じ声が重なる事によって生まれる奇怪な和音と共に二人のフォラスは混ざり合い、一体のフォラスに戻った。
「此れでよろしいでしょうか。」
「ああ。しかし、お前ほど奇怪な生物は他には居ないだろうな。」
「其れも重々承知しております。そしてその原因が何にあるのかも。」
「………どうやら余計な事だったようだな。
では本題に入ろう。彼の町で得た情報を全て話せ。」
*
フォラスはツーベルクで起こった事件やブレイブとフォースに新たに発現した
「…………………お前の欲が満たされた事は十分分かった。
だが本当なのか。キュアフォースに刀剣系に相当する
「刀剣系かどうかは分かりかねますが、何もない所から突如武器が発生した事は間違いありません。恐らくは龍の里に伝わる打撃武器かと思われます。」
「分かった。調査を進めておくとしよう。」
フォースの《
「勇者の方は疑問視しないのですか。儂はあの
「無論だ。奴が不遜にも刀剣系に目覚めた以上、こうなり始める事は分かっていた。其の
問題はキュアフォースの方だ。万一奴に発現したものが刀剣系に相当するものであるならば、最悪の場合、キュアフォースにも十一種全ての
或いは他の
その言葉を聞いた瞬間、フォラスの表情は険しくなった。それほどまでに刀剣系の存在は驚異的なのだ。
「その様な大それた事を懸念しなければならないとは、
「…………職業とは飽くまで定義上の話だ。あれを《武道家》や《魔導士》などと同列に扱う事は愚行と言える。