転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
フォラスと殱國の会話は依然として続いている。議題はフォラスが得た新情報から発展して自分達が敵対している
「……私が読んだ文献の中に人間の中に力を求め、
更に、その力は敢えて『持ち主に強く影響される』という
「まるでこの世の理を度外視したような話ですな。尤も、陛下の御話が正しければこの世界自体が御伽噺と遜色ないものですが。」
「正しければ、ではない。全て真実だ。」
「……畏まりました。此れ以上の詮索は致しません。」
フォラスの一言で、議題は再び本題へと戻る。
「いい加減に話を戻すぞ。お前が得た情報が有益であり、その力が警戒に値するものである事は十分に分かった。
して、お前の目的の『勇者の心を折る』事は達成できたのか。」
「!」
少なくともフォラスにとって今のキュアブレイブは力を飛躍させ、ガミラを打ち破って図に乗っている憎むべき敵である。その彼女の心を折ってみせるとフォラスはそう息巻いてツーベルクへと向かった。
それを実行できていないという殱國の指摘に対し、フォラスは表情を険しくさせながら返答する。
「……無礼を承知の上で申し上げますが若、何か思い違いをしておられるのではありませんか。
儂の目的は未だ
「何だと?」
「単刀直入に申し上げます。
若、どうか儂に
「全力、だと? さてはお前、
「……お言葉ですが、既に三人を討ち取られているこの状況では最早手段に拘っている訳にはいかないでしょう。其れに加えて
「……私には絶対的な決定権は無い。
既にハジョウ、ロノア、そしてサリアの辞退は決定している。選出されたくば其れに見合うだけの実力を示せ。」
「無論でございます。して、次の作戦に出撃する人数は既に決まっているのでしょうか。」
「ああ。七人だ。」
***
フォラスが撤退してから数分後、戦闘が終了した事を認識したブレイブとフォースは満を持して合流した。
「ブレイブ!! あのスライムジジィはどうなった!!? 仕留められたか!!?」
「い、いや…………!! 逃げられちゃった………………」
「そうか。でも気にすんな。そりゃ俺も同じだ。
それよりお前はどうなんだ。ケガはしてねぇか!?」
「それも大丈夫。かなり
「そりゃ大変じゃねぇか!! さっさと変身解けよお前!!」
「そ、それがダメなの!! まだ、まだ
「!!?」
フォラスが魔力によって生み出し、そしてブレイブが球体状の《
そしてその重量はフォラスが撤退した現在も残っている。フォラスが離れても尚、ツーベルクを無に帰さん程の酸は今も牙を剥いているのだ。
「な、何だよそれ!!! じゃあ打つ手なしって事かよ!!!
あのクソジジィこうなる事を見越して逃げ帰りやがったのか!!!」
「そんなの分かんないよ!! あの
その鬼気迫る表情を見てフォースは『どうすればいい』という言葉を飲み込んだ。
今その言葉を大にして言いたいのは他でもないブレイブ自身なのだ。
(クソッ!!! にしたってホントにどうする!!?
あいつだってもう限界が近ぇぞ!! こうしてる間だって今にも
「ブレイブ!! フォース!!」
『!!!』
森の奥からフェリオが姿を現した。しかし二人の脳裏を埋め尽くしたのは合流できた《喜び》ではなく《驚愕》の感情だった。彼女の片腕が不自然な状態で振り子のように揺れ動いていた。
「フェ、フェリオ!!!? その腕、まさか……………………!!!!!」
「これはちょっときついのもらっちゃっただけファ! それより二人とも手を貸して欲しいファ!
あいつが、
『!!?』