転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ブレイブは目の前の男の歪んだ表情を正面から見ていた。そしてこの男はそれまでの
この目で直接見た魔法警備団の魔導士達や、リナやリルアの口から聞いた監獄の受刑者や豪華客船の乗客達と全く違う何かをこの男は持っているのだと、ブレイブは直感的に察していた。
「おい聞いてねぇのか!!! 俺の計画をぶち壊したのはテメェらなのかって聞いてんだよ!!!!」
「おいブレイブ!! 一旦離れとけ!! コイツァ
「誰がだ!!! ってか放しやがれテメェ!!!
おい!!! こいつ等もテメェの仲間なのか!!!?」
「!」
『おい戻った方が良いぜブレイブ。こいつをどうすりゃあの酸をどうにかできるってんだよ。』
『ま、待ってよフォース! もう少し様子を見てからでも』
「さっきの爆音はあの辺りからですよ!! あ!! 司教様、あれを!!!」
「!! あ、あなた方は………………!!!」
『!!!』
森の奥から二人の男が姿を現した。
一人は教会の牧師 ジェームズ、そしてもう一人は教会の司教 ヴィンディージだ。
(し、司教さんに牧師さん……………!!)
「ど、
「あ、いや、その、私達は…………………!!!」
「何を言っているんですか!! 彼女達はよく知っている人ですよ!!
そうですよね!!? ホタルさん!! リナさん!!」
『!!?』
本来は
しかしブレイブは動揺を抑え込み、新たに盤上に現れたヴィンディージに向き直る。
「はい。私達は昨日から観光できている蛍とリナです。」
『お、おい!! 何自分からばらしてんだよお前!!!』
『大丈夫だよフォース。私に考えがあるの!』
フォースの制止を振り切り、ブレイブはヴィンディージに問いを投げ掛ける。
「司教さん、司教さんはこの人を知っていますか?」
「!!!!
……………既に知っていたのですね。ならば話しましょう。このツーベルクの最大の恥を。」
*
「…………………以上が二十年程前に始まったツーベルクの恥ずべき事件の顛末でございます。」
『…………………!!!』
ヴィンディージが語った内容はヴェルドの下に居る男を神を冒涜する忌み子と断定し苛烈な差別の末に追放したという衝撃的な内容だった。しかし、その内容に一番衝撃を受けていたのはブレイブ達ではなかった。
「し、司教様!! 何を滅相もない事を!! 何の罪もない子供を迫害するなどと、そんな大それた事をする人間がこのツーベルクに居る筈が無いでしょう!!!」
「それでも事実なのです!!! そして私は浅ましい理由からその事を世間にはひた隠しにした。その報いが今日の事だったのです!!!!」
ニトル・フリーマという名前を聞いた瞬間、ヴィンディージは今日これから起こる事が過去からの自分への報いである事を理解した。そしていざという時には民間人は巻き込まず、自分の命を差し出してでも事を終結させる覚悟を決めていた。
「…………そういう事ならこいつはこの爺さん達に任せた方が良さそうだな。おいヴェルド。」
「そうだな。」
「!!!!!」
ヴェルドという自分を抑え込んでいる男のその一言で、ニトルは自分がこれから辿る顛末を直感した。そしてそれを何としても阻止しようと、決死の抵抗を見せた。
「お、おいお前止めろ!!! 止めろってよ!!!」
(~~~~~~~!!!!!
ふ、ふざけんなふざけんなふざけんな!!!! まだなんも出来てねぇのにこんな形で終わってたまるかよ!!!!!)
『!!!!?』
その瞬間、その場に居た全員の思考に信じられない変化が叩き付けられた。
ヴェルドの下に居る男が一瞬にしてニトルから牧師 ジェームズに変わった。そしてその変化とその原因をいち早く察知したブレイブはヴィンディージの方向を見た。彼の隣にはニトルが立っていた。そこはついさっきまでジェームズが立っていた場所だ。
「………………………………… は???」
「こ、これは、一体何が……………………!!!?」
(ま、まさかこれって……………………!!!!!)
ヴィンディージ達も、そして張本人であろうニトルも何が起こったのかを理解できなかった。
しかしブレイブ達は今の現象の正体を理解していた。信じられなかったのは
(ま、間違いない!!! これはあの《