転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ヴェルドが抑え込んでいた男ニトルが突如として牧師ジェームズに変わった。その理由は紛れもなくニトルが自身の
ブレイブもヴェルドもその理由を瞬時に見抜いた。信じられなかったのは
(…………………は!?? はぁっ!!!?
今俺、何をしたんだ!!? ってかこれ、もしかして逃げられる………………!!?)
(マジかよ!!! この野郎、
(ま、まさか
いやでも、もしかしてこれってチャンスなんじゃ……………………!!?)
ヴェルドがジェームズを抑え込んでいる事をその場に居た全員が認識するまでに一秒弱。その短い時間でブレイブ、ヴェルド、ニトルの三人はそれぞれの思考を組み立て、それに付随する行動を実行した。
それが一番早かったのはブレイブの行動だった。ニトルに一瞬で抱き着き、一切の行動を制限する。しかしそれは彼を確保する為ではなかった。
「!!!! は、放せ!!!」
「お、落ち着いて!! 私はただ!!!」
「!! ブレイブ!!! そいつの目を塞げ!!!!
そうすりゃそいつは入れ替えの
「わ、分かった!!!」
「!!!」
ブレイブは腕でニトルの両眼を塞いだ。ニトルは咄嗟に振り解こうとするがびくともしない。人間と変身した
「落ち着いて!! 別にあなたを捕まえようとしてる訳じゃないの!!
!!!! ゴフッ!!!」
『!!!!!』 「!!?」
ブレイブの言葉を聞いた瞬間、ニトルの肩の付近に生温かいものが付着した。視覚を封じられているニトルだったが、その正体を
(こ、このドロッとした滑り、鼻につくような匂い、気持ち悪い温かさ、まさか、血!!? なんだってそれがこいつの口から………………!!?)
「お、おいブレイブ!!!!!」
「!!!?」
ブレイブの吐血を認識した瞬間、フォースは走り出していた。そしてブレイブとニトルとを引きはがし、ブレイブの両肩を掴んで詰め寄る。
「おいお前!!! やっぱり限界なんじゃねぇか!!!!
刀剣系ぶん回して
言ったよなぁ!!? 危なくなったら絶対に言うて!!! 約束破りやがってよォ!!!
もうこんな茶番は止めだ!! 今すぐあの酸をどうにかしねぇとお前もこの町もオダブツだぞ!!!!」
「だ、大丈夫だよ フォース………………!!
今、その酸をどうにかする方法を、思い付いたから…………………!!!」
「!!?」
ブレイブは体力の尽きかけた絶え絶えの声でそう言い、ニトルに視線を向けた。
「………………!!?
な、なんだよ…………………!!?」
「あ、あなた、名前は…………………?」
「!?
………………………ニ、ニトル、ニトル・フリーマだ。」
「そ、そう………………。
ニ、ニトルさん、あなたが今使った入れ替える能力はね、
「そ、そうなのか。だから何だってんだよ。」
「だからね、その力を使ってやって欲しい事があるの…………………!!!」
「!!! お、おいお前まさか!!!」
フォースはブレイブの脳内で描かれている
***
数十分後、司教ヴィンディージは町民を引き連れてブレイブが要求した
「ホ、ホタルさん、言われたものをご用意しました!!」
ブレイブが要求したものは巨大なガラス張りの水槽だった。ツーベルクが所持している雨水を溜め込んで任意の目的で使用する為に用意されたものだ。幸運にも空の水槽が一つだけあった。
「よ、良かった………………!!!
「しかし、これで一体何を………………」
「その水槽を魔力で出来る限り強化して下さい…………!!
その中に、あの酸を移します…………………!!!!」