転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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327 再び一堂に会するギルド! 新入りニトルの歓迎会!!

ギリスはニトルを連れてトイレの前に立ち、彼からの質問に答えていた。場所を移した理由はその質問が人前、特に蛍の前では言えない質問だったからだ。

 

「………情報が漏れていた だと………!!? あんたはその理由、分かってんのか!?」

「それはまだだ。如何せん情報が少なすぎる。」

「って事はだ、()()の中にスパイでもいるんじゃねぇのka

!!!」

 

ニトルが自分の見解を述べていると、ギリスの指が彼の口を塞いだ。その行動だけでニトルは自分の発言が不適切なものであった事を理解させられた。

 

「……な、何だよ!?」

「滅多な事を言うものではないと言うんだ!!! 何の証拠もなしに結論だけを宣う事は莫迦のやる事だ!!!」

「………そう信じたいのか。天下の魔王サマが会ったばかりの奴等に随分情を移したんだな。」

「聞こえなかったのか!? 何も証拠はないと言っているんだ!! もしかしたら敵の誰かが聞き耳を立てていたのかもしれないだろう!!!」

「この頑丈な魔王城にコソ泥が入り込む隙があったってのか?」

「…………………!!!

そもそもだ、その件は俺とルベドで調査をしている!! 新入りのお前が気に掛ける事など何も無い!!!」

「…ア? ルベド?

ルベドって星聖騎士団(クルセイダーズ)のトップのあのルベドか? なんだってあんたの口からそんな名前が出るんだ?」

「ん? あぁ、言い忘れていたな。俺達には強力な後ろ盾が居るんだ。」

 

 

***

 

 

ギリスはルベドとの関係と自分達と星聖騎士団(クルセイダーズ)の関係、そして三番隊隊長のハッシュが加入している事を説明した。

 

「マ、マジかよ………!!! だとしたらメチャクチャデカい組織じゃねぇかよ!!!」

「そうだな。とはいえ完全に結合している訳ではないがな。

だが、いずれ星聖騎士団(クルセイダーズ)()()()()()。そうすれば必ず━━━━━━━━」

「おーい、ギリスーー?」

『!』

 

話し込んでいたギリスとニトルの耳に蛍の彼等を呼ぶ声が届いた。それによってギリスはここがトイレの前である事を再確認し、そして時間を掛け過ぎてしまった事を理解した。

 

「ギリス、そこにいるの? ニトルさんまだトイレ入ってるの?

ってあれ? もう出たの?」

「ああ、今出ようとしていたところだ。どうした?」

「皆を部屋に集めたからさ、ニトルさんの事 紹介しようと思って!」

「そうか分かった。

『おい、精々馴染めるように努める事だな。』」

 

蛍に柔らかい表情で応対し、ニトルに対しては対照的に険しい表情で言外に粗相のないようにと念を押した。

 

 

 

***

 

 

「…………………………………!!!!」

 

ニトルは目の前の光景に圧倒されていた。場所は魔王城(ヴァヌドパレス)の大広間。そこにギルドのメンバーの全員が集められていた。ニトルの隣には蛍が立ち、紹介の言葉を口にした。

 

「じゃあみんな、紹介するね? 私がツーベルクで見つけた新しいメンバーの、《ニトル・フリーマ》さんです!!!」

 

蛍がニトルを名指しで紹介すると、彼の存在を知ったメンバーが自分の見解を次々に口にした。

 

「ほー、《転換之王(ベリアル)》かー! それは良いヤツを掘り出したな ホタル!」

「私も別に、お姉ちゃんが良いなら何も言わないけど。」

「俺も警備団の一員として色んなやつを見てきたから分かる。こいつはきっと変われるやつだ!」

「自分も良いと思うッスよ? 今は力をつけておきたいっスから!」

「私もこの男がガスロドのような事を二度としないと誓うならば何も言う事は無い。」

「全面的に同意します。 爆弾の製造程度ならば助力は可能かと。」

「僕が言えるのは万が一の時にはギリス達の為に動くって事だけだね。」

「私も同感です。ラジェル様の非願成就の妨げにならない限りは全てに目を瞑りましょう。」

「良い身体してるじゃないですか! 心強いと思いますよ!」

 

リルア、リズハ、タロス、ミーア、カイ、エミレ、ハッシュ、フゥ、マキの順に多少の差はあれどニトルを歓迎する言葉を口にした。その事実に苦言を呈したのはリナだ。

 

「おいおい、こいつを信用出来ねぇのは俺だけかよ……………」

「良いじゃない、万が一の時はその時に考えれば。」

「そうかぁ? まぁハッシュがそう言うなら……………」

「良かったね ニトルさん! みんな良いって言ってくれたよ! 改めて、これからよろしくね!」

「…………………!!!」

 

ハッシュの窘める言葉でリナは引き下がった。殆ど確実にニトルの加入が確約された事に蛍は安堵の声をニトルに掛けたが、彼の心中は異なるものだった。

 

(な、な、なんなんだよこれは…………………!!!

龍人族や魔人族だけじゃなくて魚人に獣人に妖精まで居やがる………………!!! 全部の種族を揃える勢いじゃねぇかよ…………………!!!!)

 

目の前に広がる光景を見てニトルは改めて自分がどれ程の戦いに身を投じる事を決断してしまったのかを再確認した。

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