転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
蛍はハニが何を言っているのか理解できなかった。先程のソフィアとは違って蛍とハニの関係の始まりはハッシュと出会い、ルベドの誘いで
その後、
「ち、ちょっと何言ってるんですかハニさん!! ニトルさんはついさっきソフィアさんと戦ったばかりなんですよ!!
それにほら、こうして身体も回復魔法で治してもらったばかりなんです!! 一日に何回も回復魔法を掛けるのってまずいんでしょ!?」
「あー 違うよ? 別に手合わせしたいとかじゃないの。 ただ、ニトル君の事で試したい事があってね?」
「だ、だけどこれ以上勝手な事は……、ギリスがなんて言うか……………」
「そうかー、
あ、じゃあさ、ギリスさんにも立ち会ってもらおうよ! それなら問題ないでしょ?」
「そ、それならまぁ……」
「おいおい、俺抜きで話し進めてんじゃねぇよ。」
『!』
以前からの縁で話を弾ませる蛍とハニにニトルが割って入った。
「ホタルよ、なんかその隊長さんとは馴れ馴れしくねぇか? 初対面じゃねぇとは思ってたが、そんなに信用できるのか?」
「そりゃそうだよ! この前テューポーンってのと戦った時もすごかったんだから!
……で、ニトルさんはどうする? 疲れてるなら休んでても良いけど……」
「いや、俺は全然行くぜ。さっきの感覚が抜けねぇ内に試してみてぇ事もあるしな。
……であんた、ハニ だったか。一つだけ聞いていいか?」
「ん? なーに?」
「……あんたとあのソフィアってヤツ、戦ったらどっちが強い?」
『!!!』
蛍はこのニトルの発言を失言ではないかと直感した。蛍達にとって仲間内での戦闘力の優劣は今まで触れてこなかった話題だ。
「ん~~、私は
「じゃああんたの方が強いって事か? こいつらは魔法より
「いやいやそれは総隊長やハッシュ君が持ってる
そもそも私達隊長はお互いに戦えるような立場じゃないからね。まぁ、どっちが強くてもおかしくは無いと思うよ?」
「……ほーん……………」
興味本位の質問がここまでの話になるとは思っていなかったニトルは気の抜けた言葉を発した。そかし蛍はニトルの言葉の真意を見抜いていた。
(……もしかしてニトルさん、魔法メインじゃ戦えないって思ってるのかな? 私は魔法なんて使った事無いから分からないけど……………)
***
昼食を終え、蛍は再びニトルとソフィアが激戦を繰り広げた広間へと足を運んだ。今回は蛍以外の面々が変わっている。ニトルは同様に同席しているがソフィアに代わって今回の発案者であるハニと立会人であるギリス、そして話を聞いていたマキも志願して参加した。
「………で、誰かと戦う訳じゃないなら俺は一体何すりゃ良いんだよ。」
ソフィアの一件に続いて今回も注目の的であるニトルは蛍達の前で徐に身体の筋を伸ばしていた。これから身体を動かす事は目に見えているが故の行動だ。
「ふっふっふ。それはね、
『??』
そう言ってハニは得意げに懐に入れていたものを取り出したが、その場に居た全員は首を傾げた。ハニが取り出したものは赤と青に色が塗られた手の平大の球だった。
「………あ、あのハニさん、それってボールですよね? それで一体何を……………?」
「これはね、ニトル君の
ニトル君、今から
『???』
ハニが取り出したものは不可解だったが、今回の発言はその比ではなかった。実際、その場に居たハニ以外の全員が言葉を失った。常識的に考えて、人間が今のハニの要求を履行する事などまず不可能だ。
「………おいおい、そりゃ一体何のなぞかけだよ。でなきゃどっか言い間違えてねぇか?」
「違うって。これは君の可能性を伸ばす為だって言ったでしょ。私はね、ニトル君が