転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
レッサーワイバーンの大群が挨拶代わりに放った高濃度の炎はお世辞でもなく自分達を魔王城ごと灰にしてしまえるような威力があると、蛍はそう直感した。しかしルベドはその炎を顔色一つ変える事無く防いで見せた。この事実一つでギリスが信頼を置くルベドの実力が如何程のものであるかを思い知らされる。
蛍は誰に強制されるでもなく自分の認識が誤っていた事を実感させられた。
そしてそれは蛍だけではなかった。
「おーい! やっぱりここに居やがったか! 飯食ってる途中で外に出てんじゃ
ってうわぁっ!!? 何だこりゃ!!!」
「!! ニトルさん!!」
蛍の後を追ってニトルが
「何だこの状況!! 一体何が起こってんだ!! まさかこいつも
「落ち着けニトル。こいつらは唯の野生のドラゴンだ。それで折角だからルベドに相手をさせて、蛍にルベドの力の程を見せておこうと思ってな。」
「う、うん。そういう事なの。折角だからニトルさんも一緒に見て行こうよ。すごかったよ! 火のブレスを平気な顔して固めちゃってさ!」
「おいおい。こんな火遊び一つで僕の実力を知った気になってもらうのは面白くないな。折角だから
『!』
ルベドは自身の
「………まさか使う気か。こんな蜥蜴共を
「別に良いじゃないか。良い機会だと思わないか?
初代として後輩に示しを付けるのは大切だと思うけどね。」
「……………そうか。 おいお前達、離れていろ。」
『?』
ルベドの言葉の意味を理解できないまま、蛍とニトルは言われるがままにルベドから距離を取った。そして次の瞬間にはその行為がどれ程重要だったかを思い知らされる。
「此処迄離れれば十分だろう。」
「ああ。 本当に君達は運が良いよ。僕が
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『!!!!?』
ルベドが発したその言葉は、ギリスが言っていたルベドが持つ刀剣系
『………………………………………!!!!!』
「……………どうやら衰えてはいないようだな。いや、あの時以上の精度になったか?」
「当然じゃないか。僕だってあの時からずっと遊んでた訳じゃない。尤も、君のようにこいつを振るえるような強敵は滅多に見れなくなったけどね。
それよりも、随分と驚かせてしまったね。だけど大丈夫だ。あのレッサーワイバーンは無闇に家畜や人間に危害を加えて、毎日のように討伐依頼が出されていたからね。これくらい駆除したって誰も咎めはしないよ。」
「い、いや、その事じゃなくて……………!」
かつて、蛍は魔物の討伐一つすら躊躇った過去がある。無論、千を越える
(な、な、何も見えなかった……………!!! これが、ギリスと戦ったルベドさんの実力……………!!!!
私が間違ってた……!! この人は今の私じゃ絶対にたどり着けない
無論、蛍とてルベドの実力を疑っていた訳では無い。ただ、彼の正確な実力を知りたがっていただけだ。そして今、彼女は彼の実力を理解した。ルベド・ウル・アーサーという人間は自分が与えられた《勇者》という人種の完成形なのだという事を。
*
結局、
そして翌日、蛍達を乗せたヴァヌドパレスは遂に