転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ギリスの旧友にして
その本人と初めて対面した蛍が彼女に抱いた印象はラジェルやマリエッタと対面した時と似通っていた。大人の女性に抱く可憐さと高潔さがそこにはあった。蛍の目にはシャルディアの周囲が金色に輝いて見える錯覚が起こった。
(こ、この人が
「おいホタル、あいつに見惚れるのは分かるが後ろに気を付けろ。」
「えっ?
っ!!!? うわぁっ!!!!」
「シャルディアーーーーーーーーッ!!!!」
「!!!」
ギリスの言葉に半ば反射的に振り向いた蛍の視界に入ったのはリルアの顔面だった。再び反射的に屈んだ蛍の背後で窓ガラスが割れる音が響いた。直感的にリルアがシャルディアに飛び掛かったのだと理解した。
「リ、リルアちゃん!? 危ないじゃな
!」
あわや正面衝突寸前の事態を蛍は糾弾しようとしたが、それは寸前で止まった。その言葉が目の前の光景にあまりに不揃いだったからだ。空中でリルアとシャルディアが抱擁を交わしている。そしてリルアの目尻には涙が浮かんでいた。
「リ、リルアちゃん……………!」
「………馬鹿が一人先走ってしまったが、俺達も早く下に降りるとしよう。俺達も積もる話が山の様にあるしな。」
「う、うん……………!」
窓から飛び出したリルアを先頭として城内に居た全員が列を作って城の階段を下りた。
***
そしてギリスの隣に蛍が立っている。この場に居る人間の中では蛍もまた最重要人物の一人だからだ。
「━━━━君があのラジェルに認められた勇者か。改めてこの
「は、はい!
「そうかそうか。それは良かった。こいつはかなりの寂しがりやだからな。これからも仲良くしてやってくれ。」
「おい、余計な事を言うのは止めろ。何処をどう見てそう言ってるんだお前は。」
「何処って、その貧相な身体を見てだが?」
『!!!』
蛍が力を付けるにつれてギリスも同様にかつての力を取り戻しつつある。かと言ってそれは全盛期に比べればまだ微々たるものである。現在でも力の消耗を抑える為に普段は少年の姿でいる事を強いられている。蛍にとっては日常化しているそれもギリスにとっては耐え難い屈辱の一つなのだ。
シャルディアの一言でその場に流れた重苦しい空気を払拭したのはルベドだった。
「おいおいシャルディア。そんな言い方は無いだろう。こいつはこいつで必死に頑張ってるんだ。」
「ハハ。悪い悪い。再会祝いの軽い冗句だ。
………それにしてもだ、君達二人、随分と良い仲間を持ったようだな。」
シャルディアはギリスとルベドの背後で整列している人間達を見てそう言った。半分以上がシャルディアにとって初対面だったが、ギリスとルベドが連れて来たという事実一つで信用に値する。
「ああ。最初は俺とこいつだけだったが、此処迄仲間が増えた。
「僕の方も勇者稼業を続けていたら自然とこうなってね。流石に全員が
「そうか。心身共に元気そうで何よりだ。だが、それは私も同じだ。
私達の拠点に案内しよう。こんな所ではなく、話は其処で。」
シャルディアに案内される形で、蛍達は遂に
***
そして蛍達はその中で一際大きな建物へ案内された。ギリスの
「此処が
君達の力になれると確信している、私達妖精族が誇る精鋭達だ!!!」