転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「ギリス、ラジェル様と通信できたファ。」
「こっちも総隊長と繋がったよ。」
フェリオとハッシュが机に水晶を置いた。
「すまないな。 すぐに通信を開始してくれ。」
フェリオとハッシュが力を送ると、水晶に人影が映る。
「ラジェル、ルベド、聞こえるか?
俺だ。ギリスだ。」
『ギリス?どうしたの こんな時間に?』
『何かあったのかい?』
ギリスの通話にラジェルもルベドも応答した。
「ああ。少々 厄介なことになった。」
『『厄介なこと?』』
「さっき、リルアが見つかって接触に成功したんだ。」
『リルアちゃんに!? もう見つかったの!!?』
『厄介なことというと?
ギリスは顔の前で手を組んだ。
「……それ以前の問題なんだ。」
『『それ以前?』』
「驚かないで聞いてくれ………と言っても無理だろうな。」
『一体どういうことなの?もったいぶらないで言いなさいよ!』
『そうだぞ。 彼女に何かあったのか?』
「………あいつ、記憶喪失になっていたんだ。」
『『記憶喪失!!!?』』
案の定 ラジェルとルベドは驚嘆した。
「あぁ。おそらくヴェルダースにやられた時に記憶が飛んだんだろう。
俺の事を全く覚えてないと言うんだ。」
『だけどギリス、それだけじゃ本当に彼女かどうかは………』
ガタッ!!
ルベドが言い終わる前にギリスが机を叩いた。
「バカにするんじゃないぞ!!
いくら何年も離れていたからといって 苦楽を共にした同期の顔を見間違えると思うか!!?
お前たちだってあいつを見たらきっと リルアだと確信する筈だ!!!」
『『!!!』』
ラジェルとルベドはギリスの力説に面食らった。彼が交友関係をどれだけ重視しているかは自分たちがよく知っていた。
『…それで、何か考えはないの?リルアちゃんの記憶を呼び覚ます方法とか。』
「方法なら一つだけ考えてある。
あいつは俺を初めて会った気がしないと言っていた。だからお前たちが会って話をしたら、記憶が蘇る可能性はかなり高い。」
『『なるほど……。』』
「あいつは自分を人間族だと思い込んで、ここから近い施設で生まれた時から育ってきたと言っている。
これからこの水晶を持ってその施設に行く。
お前たちにも協力して欲しい。」
『わかったわ。じゃあそこに着いたらまたかけ直してくれる?』
『僕のもそうしてくれ。』
「わかった。 頼んだぞ。」
***
「すみませーん」
蛍達は再びリルアの生活する施設に足を運んだ。
「あぁ、昨日の。今日はどういったご要件で?」
施設の責任者である女性が蛍達を出迎えた。
「また、リルアちゃんと話をしたいんですけど。今日は彼女と関係のある人と通信が繋がってますから。」
「わかりました。 すぐに読んできます。」
「私と話したい人がいるって?」
「そうなの。この水晶で通信するんだけどね。」
蛍が合図を送ると、再び水晶にラジェルとルベドが浮かんだ。
『………!!!』
『リルアちゃん……!!!』
2人は水晶越しに彼女を見るなり言葉を失った。目の前にいたのは紛れもなくリルア・ナヴァストラ その人だった。
「…どうだ 2人とも。彼女は
『……紛れもなく、リルアちゃんだわ。』
『そうだな。間違いない。』
「…あの、こちらの人達は?」
『リルアちゃん、私が分からない?
ラジェルっていうんだけど……』
『僕のことはどうかな?
昔 君達と大喧嘩した ルベドだよ!』
力説する2人にリルアは首を傾げた。
「……ラジェルにルベド………。
全く覚えてないや。
だけど、何か引っかかってるんだよね。
ギリス、君に会ってから。」
『『「………………!!!」』』
3人とも頭を抱えた。会ったはいいものの、これからどうするか全く考えていなかった。
やはり 根気よく記憶が戻るのを待つ他無いのか。
『ねぇフェリオ、ちょっといいかな?』
『ん? 何ファ?』
3人をよそに蛍が小声でフェリオに囁いた。
『もしリルアちゃんが
ってか、他にどんなのがいるの?』
『どんなのがいるかは分からないけど、どんな職業の力を持ってるかはわかるファ。
わたしは【勇者】で、他に【魔王】【テイマー】【
『じゃあリルアちゃんには………』
『きっと、魔王の力を持った
2人目の
「「「「!!!?」」」」
突如 蛍、ギリス、ハッシュ、フェリオの4人の背中に寒気が走った。
それこそ
つまり、ヴェルダースの手先、チョーマジンの発生を示す。