転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
刀剣系
それは、この世界においてたった五つしかない最強最貴重の
言うまでも無く、全世界に散らばったたった五つしかないその能力をこの目で見たという人間は世界人口の数割数分にも満たないと断言出来る。そもそもその存在を知らずに生涯を終える者すらごまんと居ると言える。
故に刀剣系を持つ者は考える。果たして何人の人間が死ぬ前に刀剣系を拝む事が出来るのだろうか と。
そして今ここに、刀剣系
現在、ブレイブの周囲には大勢の人間が居る。彼等は今この瞬間、刀剣系
その中には様々な種類の人間が居る。特にギリスやルベド、シャルディアのように以前から刀剣系の存在を知っている者も居るが、その大半は今この瞬間、初めて刀剣系の実物を目撃した人間だ。
そしてその初の目撃者は
***
シャルディアと相対する勇者が刀剣系
「な、何すか今の!!! 太刀筋見えなかったっスよ!!!」
「前に言ったろうミーア。あれが刀剣系
「確かなんでも切れる能力を持ってるんですよね!? 魔法警備団の話は嘘じゃなかったのか……………!!」
「…………たった今この目で見ても尚信じられん。最早我々の常識を遥かに超えている……………!!!」
「…………………………!!!!
(な、な、何なんだよこいつは……………!!! 戦いのレベルが違い過ぎる!!! 俺やっぱとんでもない事に首突っ込んじまったんじゃねぇのか…………………………!!?)」
魔法警備団本部、並びにツーベルクに同行した面々を除くリルア、リズハ、カイ、ミーア、ハッシュ、そして記憶の抜けたニトルは今この瞬間、初めてブレイブの《
初めて刀剣系を目撃する人間達の感情は驚愕の一色に染まっていた。しかし今この瞬間においてブレイブと真っ向から相対しているシャルディアの感情は異なるものだった。
記憶の底から掘り起こされた刀剣系の存在に懐古に似た感情すら覚え、そして目の前のつい先程まで年端も行かない少女以外の印象しか抱いていなかった相手をルベドと同じ《勇者》と認めていた。
ブレイブが刀剣系を振るいシャルディアの飽和攻撃を両断してから僅か数秒。勇者と族長の実力のぶつけ合いは更なる局面を迎える。
「…………ホタル・ユメザキ。 いや、今はキュアブレイブと言った方が良いかな。妖精族という一つの種族の長として、君を真なる勇者と認めよう。」
「! あ、ありがとうございます!!」
「おいおい、この程度で満足するのは頂けないな。君が実力を見せるのはここからだろう? 少なくとも、私はここから全力を出す。
《
『!!!?』
シャルディアは再び己の
その種が地面に落ちた瞬間、シャルディアの能力は発動した。外側の皮が割れ、そこから急成長した植物がシャルディアの前方に現れる。その植物はシャルディアの何倍もの身の丈を持つ花だった。その花弁は太陽のような明るい暖色系に染まり、雄しべや雌しべがある部分の形はまるで
『……………………!!?』
「………ギリス、あれはもしや…………………!!」
「あいつ、随分と懐かしいものを引っ張り出してきたな……………!!」
目の前のブレイブを含め、その場に居た者の殆どがその植物を見て怪訝そうな表情を浮かべていた。その理由はその植物に全く見覚えが無かったからである。しかしギリスとルベドはその植物の情報を知っていた。
その理由はその植物は古代の大地に生息していた過去の植物だからである。
その植物の名は、《ソルガラジア》。
太陽の光を吸収し周囲の敵に向けて放出するという極めて特異な太古の植物である。