転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
とある日とある場所である植物学者による学会が開かれていた。
その植物学者、名前を《カールノ・ジュラネリア(72)》という。その学会には性別年齢を問わず様々な人間が出席した。
そして彼の専攻は《古代の植物》である。特に彼は学会でとある植物について熱心に解説した。
「………これは私の持論になりますが、今現在、こうやって人間が繫栄出来ている理由の一つに人間の脅威に成り得る危険な種が絶滅したからにあると考えています。その中においても、特に危険な植物として、私はこの《ソルガラジア》を紹介したいと思います。」
カールノが発現を一区切り終えると、(魔力技術を応用して)壁に一枚の写真が投影された。暖色系の色で構成された花が特徴の植物だ。
「ご覧いただけると分かるように、この植物は
カールノは次に、壁に一枚の図解を投影する。それはソルガラジアの解剖図だ。
「この植物の最も特筆すべき特徴はやはり、太陽光を蓄積し外敵へ向けて一気に放出する事にあると言えるでしょう。私の独自の研究では、この光線の威力は現代における超凄腕の魔導士が放つ魔法の威力に匹敵するという結果が出ています。大抵の生物は骨も残らず消し飛ぶ威力です。
この植物に対抗できる人間が居るのか ですか。 そうですね。世界は広いですから。この光線をいなす事が出来れば或いは、とでも言っておきましょうか。」
カールノは太古の植物ソルガラジアに対抗出来る人間は少ないと言外に語った。そして今、現代に復活したソルガラジアと真っ向から相対している人間が居る。勇者の称号を持つ少女、キュアブレイブだ。
***
シャルディアは太古の植物 ソルガラジアを現代に復活させた。その方法は里の土壌に埋まっていた種の化石に自身の
しかし、その事態など今のブレイブにとっては取るに足らない些事である。今の彼女にとって最も重要なのは如何にしてこの状況を乗り切るかという事だ。
言うまでも無く、ブレイブは太陽光を光線に変えて打ち出すソルガラジアの特徴を知らない。故に彼女は下手に動かず、
(シャルディアさんの能力は植物を操ってバシバシ叩くものだった。あの大きな花もそんな攻撃を取ってくるかもしれない。それなら私の剣で真っ二つに━━━━)
『━━━━━━カッッ!!!!!』
「!!!!?」
ソルガラジアの
「サ、《
ソルガラジアの光線は次の一手を物理攻撃と決めて掛かっていたブレイブの虚を突いた。本来なら反撃に出れた筈の一瞬を空費したブレイブは光線に対し
(~~~~~~~~~ッ!!! こ、このままじゃ押し切られる……………!!!
な、何とかして乗り切らないと━━━━!!!
!! そ、そうだ!!)
「ヤアッ!!!!」
『!!!!?』
その瞬間、里の人間達の視界に入ったのはブレイブがソルガラジアを、花の部分から両断する光景だった。しかしギリスやルベド達は何が起こったのかを正確に視認した。
太陽光光線の対処を
(や、やった……………!! これで━━━━!!!)
「見事な対処だ。だがっ!!!」
「!!? うわっ!!!?」
ブレイブがソルガラジアを切り伏せた事を空中で認識した瞬間、シャルディアの蹴りが無防備だった彼女を襲った。腕での防御に成功したものの地面に力強く叩き付けられる。
「……………!!!」
「一難凌いだだけで油断するその心構えは感心出来ないな。今の所は私の方が一歩先と言った所か。」