転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ゼシオン・グリスクリッカー
彼は
そして彼はキュアブレイブの相手を買って出た。しかしそこに一切の慢心は無く、それでいて自分は彼女の相手が出来ると判断した。
(━━━━先の急襲の速度で奴の脚力及び筋力は十分に分かった。ガミラを破りフォラスと互角に渡り合った事実を加味し高く見積もったとしても、奴の実力はサーオオガイには遠く及ばない。そして今の私でも十分に対処は可能!!!
奴の実力がどの程度であったとしても一刻も早く仕留める決定に変更は無い!!!)
即ち彼はキュアブレイブの実力をオオガイには遠く及ばないと結論付けたのである。そのゼシオンの思考など知る由も無いブレイブは
そしてその狙いが悪手であった事を直後、思い知る事になる。
(《
「!!?」
ゼシオンは片膝を地面に着いて心の中で自身の
無論の事、ブレイブはオオガイの前にゼシオン(名前は知らない)が割って入った事を認識していた。しかしまるで問題にはしなかった。ゼシオンの身体を跳び越えオオガイに大技、《プリキュア・ブレイブカリバー》を見舞うだけだ。
「《プリキュア!!!! ブレイブカリバ
『パァンッ!!!!』
「ぶっ!!!!?」
その音は、ゼシオンの拳がブレイブの顔面に直撃した音だ。ブレイブの大振りの攻撃よりも一瞬速く、ゼシオンの直線的に目標まで最短距離を行く拳が先に届いたのだ。
余談だが、今のゼシオンの攻撃は、彼に走る由も無いが、蛍の世界に存在するボクシングという格闘技に存在するジャブという技に酷似している。脱力を極め速度のみに特化し訓練された格闘家が放つそれは人間の反射神経を凌駕する。ゼシオンの放つそれも同様、ブレイブの反射神経の先を行った。
(~~~~~ッ!!! パ、パンチは軽いけど、それより……………!!!)
(やはり気付いてはいるようだな。この拳はダメージを与える為に放ったのではない!!!)
ゼシオンの攻撃はブレイブにダメージを負わせる為に放ったのではない。ブレイブにとって重大なのはこの拳の直撃によって前進を寸断され勢いを殺された事である。
速度を完全に失ったブレイブだったが、その闘志は全く消えていない。地面に足を付け、再び剣を振るう。ブレイブの狙いはオオガイから目の前のゼシオンへ変わった。
『ガッ!!』
「!!?」
(甘いな。技で私に勝てると思うな!!!)
ブレイブの剣はゼシオンへ届かなかった。剣を振り上げた瞬間、ゼシオンはブレイブの
「フンッ!!!」
『ズガァンッ!!!!』
「!!!?」
片手をブレイブの二の腕に掛けていたゼシオンは更なる追撃を掛ける。もう片方の手でブレイブの顎を掴み、そのまま体重を掛けた。ブレイブの前へ向かう力はそのまま後ろへ倒れ込む力に変わり、彼女の身体は頭から地面へ叩き付けられた。
(…………………………ッ!!!!
この動き、私の動きに完全に反応してる……………!!? まさか━━━━!!!)
「勇者キュアブレイブよ。これが私の
ギリシャ神系
能力:自身の周囲に
(~~~~~!!!
こ、こうしてる間にもチョーマジンが里の皆を襲ってる!! グズグズしてなんてられないのに……………!!!)
「ヤァッ!!!」
ゼシオンに二発の攻撃を受けた時間は僅か数秒であるが、その時間すら
「!!?」
「悪いな。憚りながらもこれが
ブレイブの蹴りはゼシオンの
即ち人間の倍の腕と《