転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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40 一か八かの大博打! 大切な記憶を思い出して!!

「既にラジェルとルベドには会わせた。

これからチョーマジンと戦ウ乙女(プリキュア)との戦いを見せれば、きっと記憶を取り戻すはずだ!!!」

「……わかった。ブレーブに伝える。」

 

これからギリスがリルアを連れてこちらに来る。そのことをハッシュはブレーブに伝えようとしたが、コキュートスと戦っているため、その機会がない。

 

コキュートスを遠くに蹴り飛ばそうにも、周りが雪の壁で覆われているため、それもできなかった。

 

しかし、伝えない訳にはいかない。どうにかしてこのことは絶対に伝える必要があった。

 

「ドウシタ?マルデ何カ別ノコトヲ考エテイルヨウダナ。動キニソレガ出テイルゾ!!!」

 

コキュートスの槍の動きはさらに激しさを増していく。ハッシュはそれを迎え撃つだけで精一杯だった。

 

「目ノ前ノコトニモ集中デキズニ私ニ勝テルト思ウナァ!!!!」

 

コキュートスの槍がさらに早くなった。地面も凍っており、ハッシュは遂に足を取られてよろけた。

 

「モラッタァ!!!」

 

その隙を見逃さず、コキュートスが槍を向けた。しかし、ハッシュはこれを待っていたのだ。

 

槍は地面に突き刺さり、ハッシュは前中の要領で回転した。

その勢いを利用してハッシュの足はコキュートスの頭上に向いた。

 

究極贈物(アルティメットギフト) 拳闘之王(ヘラクレス)が発動しました。』

 

ズドォン!!!! 「!!!!?」

 

コキュートスの頭上にオーバーヘッドキックが突き刺さった。コキュートスは地面深くにめり込む。

 

「よし、上手くいった!!

ブレーブ!! フェリオ!!」

「!? 何 ハッシュ君!!」

 

ハッシュの呼び声にブレーブが反応した。

 

「あまり時間が無いから要点だけを言う!!

今からギリスがリルアを連れてこっちに来る!!!」

「え、それってどういう………」

 

ズゴォン!!!

 

ブレーブが聞き返すのも叶わずにコキュートスが地面から飛び出した。

 

「ごめん!! 答えてる暇はないんだ!!」

「ナメタマネヲシタナ。マサカ地面ニ埋メ込ムトハナァ!!!!」

 

コキュートスの槍が再びハッシュを襲う。

ブレーブはもうハッシュに聞くことはできなかった。

 

「フェリオ、聞いた 今の!?」

「もちろんファ!! でもラジェル様がギリスのやることは全部理にかなったものだって言ってるから、きっと何か理由があるんだファ!!」

 

ブレーブとフェリオの頭には既に答えが出ていた。おそらくギリスはリルアの記憶を呼び覚ますつもりなのだ。

 

そして、その答えはすぐに出ることになる。

 

「ねぇ……、これって何なの……!!!!?」

 

崖の上からギリスといっしょにリルアがいた。 自分たち戦ウ乙女(プリキュア)とチョーマジン達の戦いを目の当たりにしていた。

 

「来たか……!!」

「アレハ……魔王 ギリス=オブリゴード=クリムゾン。

貴様ハココデ始末スル!!! ヤレ!!!」

 

コキュートスの一喝で魚の魔物達は狙いをブレーブからギリスに変えた。

チョーマジンはブレーブの隙をついてギリスへと襲いかかる。

 

「!! しまった!!!」

「ギリス!! リルアを連れて逃げるファ!!!」

 

しかしギリスは何の動きも見せない。

ここで引いたら何のためにここに来たのかが分からない。

そばにはリルアがいたが守ろうとはしなかった。リルアのことを信じていたからだ。

 

彼女のことを1番知っているのは自分だという絶対的な自負があった。

 

チョーマジンの一体はギリスではなくリルアに狙いを定めていた。

 

ブレーブとフェリオが2人に叫ぶ。

しかし、動く気は全くない。

 

ギリスは信じていたのだ。これでリルアの記憶が戻ることを。

 

チョーマジンとは、ヴェルダーズの力を持って生まれた魔物である。つまり、ヴェルダーズの一部に他ならないのだ。

 

そのチョーマジンに命を狙われたなら必ず思い出す筈である。ヴェルダーズの襲撃にあってこの世から葬られたことを。自分がなぜ記憶を失ったのかを。

 

「ギリス!!!!」

「早く逃げるファ!!!!」

今度は2人の呼び掛けがはっきりと聞こえた。

 

「ツイデニソコノソンジョソコラノ小娘モ始末シテオケ!!!」

コキュートスの激と飛ぶ。

 

ギリスは牽制程度の魔法陣を展開した。

しかし、それは無意味に終わる。

 

 

 

 

ズダァン!!!!!

「「「「!!!!?」」」」

 

そこにいたブレーブ、フェリオ、ハッシュ、そしてコキュートスもその音を聞いた。

そして、何かが横方向に吹き飛んだことに気づいた。

 

それは、()()()だった。

そしてギリスの前に首を落とされた巨大な魚がその場に落ちた。

 

土煙が晴れた所にはリルアが()()()()()()()()()()()

 

 

 

「……おい、そこの虫けら。誰が小娘だと?

ワタシを誰と心得るのだ?」

 

声の主はリルアに間違いなかった。しかし、その口調が明らかに違う。そこから考えられることは1つしかなかった。

 

「と、とうとう…………!!!!!」

 

ギリスはその場で体の疼きを抑えることに精一杯だった。そうしていなければ嬉しさを抑えていられなかった。

 

「私はそんじょそこらの小娘などではないぞ。

私はこの世で唯一の魔人族と竜人族の血を一緒に持ち、『破壊の申し子』の二つ名を持つ、

 

 

魔王 リルア・ナヴァストラだ!!!!!」

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