転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
そしてその才能は今、ダクリュールを相手に時間を稼ぐという形で日の目を浴びている。
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ダクリュールは自身の突進で山程の体格を誇る大型の魔物を屠り去った経験を持つ。今回ハニを襲ったのはそれ程の代物である。しかしハニは明確に意識を保ってダクリュールに相対した。自分の全力の突進を以てしても命は疎か意識すら断ち切れないという事実に驚愕すると同時にその原因を論理的に分析していた。
(何発か撃ち込んで分かった。一言で言やあいつはキュアブレイブとは逆の強さを持ってんだ。
キュアブレイブは生意気にも
ダクリュールは目の前のハニを倒すべき敵と認識した。しかし一方でハニは現状の分析を中心に思考を巡らせていた。
(と、とりけらとぷす……………!? 何を
それに何で私にここまでこだわって攻撃して来るの!? 今は『配置に就く』事が先決の筈なのに………!! まさか、私を倒してからじゃないと発動出来ない作戦って事!!? それって……………………!!!)
ハニはダクリュールが自分に執拗に攻撃を加えて来る理由を『作戦の発動に時間が掛かるから』と推測した。この場で邪魔になり得る自分を確実に排除してから出ないと遂行出来ない作戦だと考えた。しかしそれは必ずしも自分達にとっていい報せでは無かった。
発動までに時間が掛かる作戦は重大な効果をもたらすと相場が決まっている。その事実を理解したハニの精神は更に引き締められた。何があってもダクリュールに負ける訳にはいかない と。
(なら、それなら尚更負けられない!!! 私が負けたらこの里に危険が及ぶなら、絶対に!!!)
「……………何を一人で勘ぐってんのか知らねぇが、どうせやる事は変わらねぇ。テメェ等が飽くまで俺達に歯向かうってんならなァ!!!」
***
戦闘を繰り広げているのは
しかし、彼女達の表情は明るくは無かった。その理由は自分達の攻撃が全く敵に届いていなかったからだ。彼女達は
「七時の方向!! 次弾来ます!!!」
「タロスさん、防御を!!!」
「ウス!!! 《
エミレが状況を分析しカーベルが指示を飛ばしタロスがそれを履行する。それまでの時間に一切の無駄は無く、
それは、敵の
『うぐぅっ………!! オ、重テェ………………!!!』
(マジか。そんな大岩を
(…………俄かには信じ難いですね。私の常識を覆す事態ですよ。)
(噂には聞いていましたが、あれがホタルとリナを追い込んだ男………………!!!)
三人の意識は
「三人固まって動かないなんて自分から絶好の的になってるも同然だよ。なら次はその気持ち悪いドラゴンごとまとめて串刺しにしてやるよ。
《
『!!!!』
ダルーバの目が不気味な金色の光を発し、三人の上空に突如として
ダルーバが手を振り下ろすと、槍はまるで意思を持っているかのように三人に向かって突撃した。それは幻覚だが、受ければその生命にも危険が及ぶ。
『ダ、駄目ダ!! 数ガ多スギル……………!!!』
「《
「!!」
タロスの
風が晴れ、カーベルとダルーバは互いの目を見合う。両者共に相手を脅威と認識していた。