転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ダルーバとカーベルことフゥが出会ったのはこれが最初である。それまで二人は互いの情報を仲間から聞き、これから戦いを続ける中で脅威に成り得る存在だと確信していた。そして今、それは実証されている。両者は自分の認識が外れていなかったと実感する反面、所詮伝聞情報は実体験には大きく劣ると理解させられた。
(…………あれが新しい
周囲を満遍なくガード出来る《
けど一番重要なのはあいつが女神ラジェルの手で、俺達と戦う為に作られた
(…………どういう事でしょうか。彼は龍神武道会の時も今回も、一向に
或いは、その攻撃しか使わない制限で幻覚の負傷を現実に反映させる無理難題を成立させている……………!? それとも……………………)
カーベルとダルーバは共に互いの実力を推し量る。その中でカーベルはダルーバに対してもう一つ不審点を見出していた。
「ん? 何か言いたそうな面だな。」
「いえ別に。チョーマジンの一体や二体でも出せば私達を分断し有利になるのに何故そうしないのか と考えただけですよ。」
「ああその事。ただ余計な体力削って雑兵作るより俺一人が全力でやった方が良いと思っただけだよ。俺の《
「!!?」
「お前らが物を落とされるのが嫌いなのは十分分かったよ。なら今度はお前らが
『ッ!!!!?』
その瞬間、三人の足元から地面の感覚が消えた。彼女達の視界
言うまでも無く、それはダルーバの《
(こ、これは……………………!!!!)
カーベル達の居る世界は九十度回転し、彼女達の身体は仮初の重力に引かれ真っ逆さまに落ちていく。それが幻覚による紛い物と分かっていても、抗いようのない強烈な力がそこにはあった。
(こ、このままでは際限無く落下する………………!!!)
「カーベル!! エミレ!!! 俺に掴まれ!!!
《
『オウ!!!!』
「!」
木々という限定された足場と終わりの無い奈落。それがダルーバによって作られた新たな戦場だ。
***
「ウルアァァァァァァッ!!!」
「ぬんっ!! ふんっ!!!」
相手は先程ブレイブを相手取り翻弄したゼシオン。フォースは力を出し惜しむ事無く、《
(クソが!! 何発撃っても急所に当たらねぇ!! 腕が四本あるだけでここまで━━━━!!!)
「残念だったなキュアフォース。これ程までの複雑な動き、初見ならば対応出来なかっただろう。フォラスに見せた事が仇になったな!!!」
「!! 抜かせ!!!」
ゼシオンの言葉は正論に変わりフォースの精神を大きく揺さぶった。彼女がここまで奮闘している理由はもう一つ、ハッシュとヴェルドがゼシオンが召喚したチョーマジンの相手をさせられているからだ。
西区の広場は今、フォース達とゼシオン、そして大量のチョーマジンが入り乱れる戦場と化している。そして更にそこにもう一人、
「うわああぁぁぁぁぁっ!!!」
「!!? フェリオ!!!?」
(あのキュアブレイブの
「だーーーっはっはっはっはっは!!!!」
『!!!!?』
無論の事、突然のフェリオの登場にフォース達は一様に動揺したが、それは次の瞬間には消し飛ばされた。フェリオの背後から現れたのはその身体を肥大化させたフォラスだった。