転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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416 七人の眷獣媒体(トリガー)!! チームレオーナ完成の時!!! (中編)

キュアレオーナは、昔から記憶していたかのように彼等の名前(・・・・・)を既に知っている(・・・・・)

 

フェニックスの《フェフミリア》

ケルベロスの《ケルギラ》

バジリスクの《バジリン》

グリフォンの《グレア》

キマイラの《アイラー》

ユニコーンの《テルゴーン》

ペガサスの《ペンゴラノ》

 

その七体がキュアレオーナの戦ウ乙女之媒体(プリキュアトリガー)だ。

 

*

 

「……………………!!!」

「………ふぇふ、みりあ………………!!?

!」

 

キュアレオーナに向けて放たれたディスハーツの必殺の一撃《電磁砲(レールガン)》はまたしても防がれた。しかしその防御はレオーナによって行われたのではない。彼女の背後に立っている炎に包まれた鳥 フェフミリアがレオーナを守ったのだ。

ディスハーツはまたしても自分の必殺技が不発に終わった眼前の事実に口元を歪ませる。そしてマキの側でもさらに別の変化が発生していた。マキの側で彼女を守っていたケルベロス ケルギラが姿を消していた。レオーナは既にその原因を理解していた。

 

*

 

結論から言うと、キュアレオーナの戦ウ乙女之媒体(プリキュアトリガー)はフェリオやヴェルド、リズハとは違い三つの制限がある。

 

一つ、媒体(トリガー)達の言葉はレオーナにしか聞こえない事。

二つ、現在のレオーナは媒体(トリガー)を一体づつしか呼び出せない事。

三つ、媒体(トリガー)達は解呪(ヒーリング)を使用出来ない事。

 

*

 

刻一刻と変化する戦況の中で、ディスハーツは一つの言葉を思い起こしていた。それは先程ブレイブに対して言った言葉だ。

 

『邪魔するなの一言で思い通りになるなら誰も苦労しませんよ。我儘を通したいならばそれ相応の実力を見せることです。』

(…………………………………

他人に強要した事を自分は出来ないなど、そんなものは下衆な三下のする事。私が最も嫌う事です。

不条理ですが、この土壇場でキュアレオーナに新たな力が目覚めた。その事実だけ分かれば十分。そこから突破口を見出さなければ━━━━)

 

自分の言葉の責任を果たす為か、或いは己の自尊心を守る為か、その真偽は彼自身にも分からない。

レオーナとその後ろのフェフミリアを前にして、ディスハーツは今日一番の速度で思考を回転させていた。

 

(まず大前提として、あの魔物はキュアレオーナの戦ウ乙女之媒体(プリキュアトリガー)。恐らくは召喚獣の類と考えておくべきでしょう。

そしてあの鳥(恐らくフェニックス)が召喚されると同時に背後でマキ・マイアミを守っていたケルベロスが消えた。今のレオーナにそんな事をする理由が無い事と合わせて考えれば媒体(トリガー)は同時に複数召喚出来ないと考えるのが自然。

更に問題は今のレオーナの状態。彼女は既に体力の限界などとうに超えて立っている事もままならないというのが現状(・・)。ですが背後に居るのがフェニックス(・・・・・・)だと仮定すれば、或いは…………………!!!)

 

ディスハーツは極めて冷静に、己が置かれている状況を客観的に見つめていた。その想定の中には自分が不利になる可能性も含まれている。そして次の瞬間、その可能性が現実のものとなった。

 

『━━━━ボァッ!!!!』

「!!!」

「!!!? なっ…………!!!!」

 

レオーナの身体が炎に包まれた。事実はそれで間違いない。しかしその現象の捉え方はディスハーツとマキとで違っていた。

 

(くっ!! やはり(・・・)………………!!)

「レオーナ!!! レオーナァ!!!!!」

「━━━━マキ、大丈夫っすよ…………!」

「!?」

 

レオーナがそう言った瞬間、炎が晴れ、その場所にレオーナが立っていた。それを見た二人は同時にレオーナの変化に気付く。全快とまではいかずとも、平然と立っていられるまでに回復していたのだ。

 

『…………ブッツケ本番ダッタケド、上手ク行ッタワネ。』

「ウス!! 助かったっス!!」

『ダケド気ヲ付ケテ。私ノハ飽クマデ応急処置ニ過ギナイワ。次消耗シタラ、モウ回復出来ナイワヨ。』

 

フェフミリアは解呪(ヒーリング)を使えない代わりに固有能力として治癒魔法を付与した炎を発する事が出来る。それによりレオーナの体力は問題なく戦える程度にまで回復した。

 

「大丈夫っスよ。あいつに解呪(ヒーリング)は無意味って分かったっスから。それさえ使わなきゃ当分は持たせられるっス。」

『頼モシイワネ。ソレニ見テヨアイツノ顔。コウナルノハ予測シテタッテ顔シチャッテ。腹ガ立ツワネ。

ナラコンナノハ、ドウ!!?』

『!!?』

 

その時、フェフミリアの翼の先から一筋の炎が発射された。その炎の向かう先はマキの指先、彼女を磁力で拘束している指輪だ。炎は指輪を立ち所に焼き切り、マキを自由の身にした。

その最中にも、マキは自分の身に異常が無い事に驚いていた。

 

(………………!!

鉄が熔けるような高温なのに、指に火傷一つ無い………!! 同時に高度な治癒魔法を流してるんだ!!

これがレオーナの新しい能力、いや、戦ウ乙女之媒体(プリキュアトリガー)…………!!!)

「さぁマキ、これでまた一緒に戦えるっスね。二人でこいつ、ボッコボコにしてやるっスよ!!!!」

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