転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
キュアレオーナは、昔から記憶していたかのように
フェニックスの《フェフミリア》
ケルベロスの《ケルギラ》
バジリスクの《バジリン》
グリフォンの《グレア》
キマイラの《アイラー》
ユニコーンの《テルゴーン》
ペガサスの《ペンゴラノ》
その七体がキュアレオーナの
*
「……………………!!!」
「………ふぇふ、みりあ………………!!?
!」
キュアレオーナに向けて放たれたディスハーツの必殺の一撃《
ディスハーツはまたしても自分の必殺技が不発に終わった眼前の事実に口元を歪ませる。そしてマキの側でもさらに別の変化が発生していた。マキの側で彼女を守っていたケルベロス ケルギラが姿を消していた。レオーナは既にその原因を理解していた。
*
結論から言うと、キュアレオーナの
一つ、
二つ、現在のレオーナは
三つ、
*
刻一刻と変化する戦況の中で、ディスハーツは一つの言葉を思い起こしていた。それは先程ブレイブに対して言った言葉だ。
『邪魔するなの一言で思い通りになるなら誰も苦労しませんよ。我儘を通したいならばそれ相応の実力を見せることです。』
(…………………………………
他人に強要した事を自分は出来ないなど、そんなものは下衆な三下のする事。私が最も嫌う事です。
不条理ですが、この土壇場でキュアレオーナに新たな力が目覚めた。その事実だけ分かれば十分。そこから突破口を見出さなければ━━━━)
自分の言葉の責任を果たす為か、或いは己の自尊心を守る為か、その真偽は彼自身にも分からない。
レオーナとその後ろのフェフミリアを前にして、ディスハーツは今日一番の速度で思考を回転させていた。
(まず大前提として、あの魔物はキュアレオーナの
そしてあの鳥(恐らくフェニックス)が召喚されると同時に背後でマキ・マイアミを守っていたケルベロスが消えた。今のレオーナにそんな事をする理由が無い事と合わせて考えれば
更に問題は今のレオーナの状態。彼女は既に体力の限界などとうに超えて立っている事もままならないというのが
ディスハーツは極めて冷静に、己が置かれている状況を客観的に見つめていた。その想定の中には自分が不利になる可能性も含まれている。そして次の瞬間、その可能性が現実のものとなった。
『━━━━ボァッ!!!!』
「!!!」
「!!!? なっ…………!!!!」
レオーナの身体が炎に包まれた。事実はそれで間違いない。しかしその現象の捉え方はディスハーツとマキとで違っていた。
(くっ!!
「レオーナ!!! レオーナァ!!!!!」
「━━━━マキ、大丈夫っすよ…………!」
「!?」
レオーナがそう言った瞬間、炎が晴れ、その場所にレオーナが立っていた。それを見た二人は同時にレオーナの変化に気付く。全快とまではいかずとも、平然と立っていられるまでに回復していたのだ。
『…………ブッツケ本番ダッタケド、上手ク行ッタワネ。』
「ウス!! 助かったっス!!」
『ダケド気ヲ付ケテ。私ノハ飽クマデ応急処置ニ過ギナイワ。次消耗シタラ、モウ回復出来ナイワヨ。』
フェフミリアは
「大丈夫っスよ。あいつに
『頼モシイワネ。ソレニ見テヨアイツノ顔。コウナルノハ予測シテタッテ顔シチャッテ。腹ガ立ツワネ。
ナラコンナノハ、ドウ!!?』
『!!?』
その時、フェフミリアの翼の先から一筋の炎が発射された。その炎の向かう先はマキの指先、彼女を磁力で拘束している指輪だ。炎は指輪を立ち所に焼き切り、マキを自由の身にした。
その最中にも、マキは自分の身に異常が無い事に驚いていた。
(………………!!
鉄が熔けるような高温なのに、指に火傷一つ無い………!! 同時に高度な治癒魔法を流してるんだ!!
これがレオーナの新しい能力、いや、
「さぁマキ、これでまた一緒に戦えるっスね。二人でこいつ、ボッコボコにしてやるっスよ!!!!」