転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
レオーナの元に新たに現れた七体の
惜しくもその毒攻撃は不発に終わったが、残る四体の
『奴メ、アンナ方法デ避ケルトハナ!! デモコレデハッキリシタ。奴ニオイラ達ノ能力ハバレテナイ!!』
『そっスね。これでまだ見せてないのは《グレア》《アイラー》《テルゴーン》《ペンゴラノ》の四人。この中であいつを出し抜く方法を見つけないと━━━━━━』
レオーナは思考を巡らせる。いくら
故にレオーナは考える。天が与えてくれたこの新たな力を駆使してディスハーツを出し抜く方法を。
『!!
あ、あるかも!! 避ける隙もやらずにあいつに攻撃を当てる方法……………!!!』
脳内で経過した時間は僅か数瞬。しかしレオーナはその限られた時間の中で導き出した。
今の自分の中にある力、
*
ディスハーツはあわや絶命寸前の窮地を脱しても尚、その精神状態は増々張り詰めていた。自分が立っている戦場に新たに現れたバジリスクという存在とレオーナの表情が、未だ自分が窮地の最中に在るという事を雄弁に語っていたからだ。
(霧状の猛毒を口から吐き出したという事はあれはやはりバジリスク、その能力を持った
すると問題は、
これから彼女はきっと、私の知らない能力を駆使して勝負を掛けに来る筈………………!!!)
つい先程まで若輩の軍人気取りの少女の陰で弓矢を放つ事しか出来ない不完全な戦士。それが
今この時、キュアレオーナはフェニックス、ケルベロス、バジリスクという三体の強力な魔物の力、そして未知数の手札をその手に隠した厄介な相手へと変貌した。
そして同時に確信していた。今のレオーナの力の全貌が見える時、それがこの大一番が終了する時になる と。
「…………
(!! やっぱりバレてる!!)
「しかし!! その手札も貴方の首が落ちれば日の目を見る事は無いのですよ!!!!」
「!!!」
先制攻撃はディスハーツが行った。レオーナに襲い掛かったのは地面から飛び出した金属の槍だった。
ディスハーツは《
ディスハーツは今まで使用した刃物や金属を磁力によって密かに回収し、雷魔法によって溶かしていた。それを練り固めて巨大な槍を作り上げ、地中に隠していた。
それを今、磁力で掘り起こしレオーナへ繰り出したのだ。
「来い!!! 《グレア》!!!」
「!!」
瞬間、バジリンの身体が光に包まれた。レオーナはその光に乗って空中へ舞い上がる。ディスハーツが放った金属の槍は空を切った。
レオーナを空中へ避難させたのは猛禽類の顔と翼、そして猛獣の身体を合わせ持ったグリフォンの
『ありがとっス! グレア!』
『オウヨ! 散々待タサレタカラナ、ココカラハ気合入レテ行クゼ!!』
先制攻撃が不発に終わった。しかしディスハーツの意識はそれ以上に目の前の新たな相手、グリフォンのグレアに向いていた。
レオーナは貴重な手札である筈のグレアを空中へ回避する為だけに切った。それが不可解に感じられた。
「……………今度はグリフォンですか。最早ビーストテイマーでは無く魔物マニアを名乗った方が良さそうですね。その調子で手札を全て晒してしまえば良いのです。私が貴方を仕留める前にね!!」
(あんな安い挑発に乗っちゃダメっス。自分のやる事は決まってる。それさえ決まれば、きっと勝てるんスから…………!!)