転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
フォラスはブレイブの《
しかし一方で、同じ轍を踏む気は無いとも自分に言い聞かせていた。仮にまたブレイブに新たな
今この時、煌焔達四人はブレイブに目覚めた新たな能力、《
*
「ヌゥッッ…………………!!!」
煌焔達が次に選んだ攻撃は手に持った刀の一撃である。刀は既に射程距離に入り、ブレイブの首を切断する事が可能となっている。しかし、それを実行するには不可欠な要素が一つ欠けている。刀を振り抜く、その
煌焔の脳は身体に刀を振り抜く事を命じ、身体はそれを実行する為に全力で駆動している。しかし身体の動きは時間が引き延ばされたかのように遅くなっている。それがブレイブの新たな能力、《
(此れは、意識は通常通りに働いておるのに身体の動きだけが極端に鈍くなっておる……………!!!)
(凄い!! これだけ遅ければ何発撃って来ても当たらない!! 勝て━━━━━━)
「ッ!!!」「!?」
揺るぎない自分の勝利を確信した途端、ブレイブの頭を激痛が走った。直後、煌焔の動きが通常通りの活力を取り戻す。《
「うあっ!!!」
「ぬっ!!」
ブレイブはよろける足を強引に動かし、身を引いて刀の一振りを躱す。自分の鼻から血が垂れている事を、その直後になってようやく気付いた。そしてその消耗の原因も即座に理解した。
(……そうか。
(ふっふっふ、成程な。やはり儂の有利に変わりは無いか。)
《
それは即ち
(━━━━って事はつまり、能力の強さを自分で調整しないといけないって事か…………………!!!)
「今ので確信したぞ、勇者キュアブレイブ。やはり貴様はギリスやルベドに並び立てる逸材では無い。」
「!!?」
「貴様に目覚めた刀剣系《
じゃが、貴様には決定的に足りぬものがある。其れは
「!!!」
煌焔は地面を蹴り飛ばし、ブレイブとの距離を詰める。それはブレイブの《
「(今度は効果を抑えて範囲はそのままに………………!!) 《
「無駄じゃ!! 行くぞアギラ!!!」
「!!?」
その瞬間、煌焔の肩からアギラの翼が生え、猛烈な音と共に空気を叩いた。それは彼が《
通常のアギラの速度より遥かに遅いが、速度が変化していない訳では無い。煌焔の攻撃はブレイブの予測していた速度よりも速く、回避が一瞬遅れた。
「はっ!!!」
「んぐっ!!!」
煌焔の蹴りがブレイブの腹部を捉えた。速度は通常の蹴りよりも遅く、威力は低減されているが、ブレイブの身体を数センチ仰け反らせるだけの威力はあった。
「………………!!!」
「辛うじて《
貴様が儂を遅くすると言うならば、儂が速く動けば良いだけの事。速ければ速い程貴様は強い能力を儂に掛けざるを得ん。能力を過信した貴様の慢心と言う訳じゃ!!」
煌焔達の狙いは一言で言えば、ブレイブの消耗にある。実際にブレイブは《
「分かっておるじゃろうが敢えて宣言しよう。其の新たな
「!!!
(ど、どうする!? 効果を変えてもダメなら、今度は範囲を変える!? いや、それも予想してるかも……………!!
せめて、せめて一瞬でも隙を作れれば……………………)
!!」
その時、ブレイブの頭に一つの策が浮かんだ。根拠は無いが、その策で煌焔達を確実に仕留められるという確信があった。
(そうだ。これなら勝てるかも………………!!!)