転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
キュアフォース、延いてはリナが新たに《
ガミラの件はギリス曰く、《
そのようにエネルギーを練り上げて形状を与え、安定化させる事は珍しくない技術だが、エネルギーを全く別の物質に変質させる事は通常とは一線を画する難易度となる。
しかし、フォースの《
最初にその話を聞いた時、ミーアとフゥは驚愕するのではなく、自分達にも同じ事が出来ないかと考えた。自分達も新しい能力が発現すれば、その力は跳ね上がると。自分達も同じ
そしてその時は訪れた。フォースは消耗しているブレイブを守り、フォラス相手に時間を稼ぐ為に土壇場で新たな能力を発現させた。
レオーナやカーベルはバサラの魔法攻撃に追い詰められた事で新たな能力を発現させようとしている。それは自分の身を守るという事だけではなく、自分達がこの里に居る全ての命を守る最後の砦であるという使命感にも起因していた。
*
『ズガァッッッ!!!!!』
「!!!」
バサラが発射した魔法攻撃はレオーナ達に命中する、その直前で方向を変えた。その際に聞こえた鈍器で殴り飛ばすような音をブレイブは聞き逃さなかった。
その音を聞いてブレイブは確信した。そして咄嗟に露呈した己の弱さを恥じた。レオーナ達は死んでなど、ましてや戦意を失ってなどいない。最後の一瞬まで諦めず、死力を尽くしたレオーナ達の勝利だ。
それは魔法攻撃によって巻き起こった土煙が晴れて見えた、レオーナ達の姿が証明していた。ブレイブはその姿を見るだけで失いかけていた戦意が湧き起こってきた。脇腹を走る鈍い痛みは既に意識の内から消えていた。新たな能力を
「━━━━ははっ・・・!! そうっスか。これが━━━━!!!」
「えぇそうですよ。私達もブレイブやフォースと同じ
レオーナとカーベルは、その手に新たな武器を握り締めていた。
レオーナはそれまで持っていた弓矢ではなく身の丈程もある巨大な
「そうっスよね。じゃあ自分は、こいつを《
「ならば私も此の杖に、新たに《
「!!! 二人共危ない!!!」
土壇場で自分達に発現した新たな能力に自信を取り戻しつつあったレオーナ達に向かってバサラが突進を試みていた。
通常の思考を持つ相手ならば目の前の敵に発現した新たな能力に、そして自分の攻撃が防がれたという事実に多かれ少なかれ驚愕し、攻撃の手が緩んだだろう。しかしバサラにそれは無い。その思考や行動は目の前の敵を排除する事のみに集中している。
「大丈夫っスよ。何となくこいつで出来る事は頭の中に入って来てるっス!!
《
『ドガッ!!!!』
「!!?」
瞬間、何も無い場所から衝撃が炸裂し、バサラに直撃した。まるで顎を殴られたかのように上半身から仰け反る。
背中から倒れる前に踏ん張ったが、攻撃は分断された。ブレイブはその衝撃が炸裂した場所に意味がある事を見逃さなかった。
(もしかしてあの場所、さっき魔法の攻撃を弾き飛ばした場所じゃ━━━━!!?)
「なるほど。これが自分の新しい能力っスね。
慣れてる弓矢じゃないのは焦ったけど、これなら戦えそうっス!!」
*
能力:槌で打撃を与えた場所に衝撃を溜め、自分の意思で炸裂させる。