転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
嘗て魔法警備団の本部を襲撃したサリア・デスタロッサ。彼女が持つ
魔法警備団の者達にとって天敵とも言えるその能力の存在を、フゥもオルドーラ達から聞いて知った。
その能力を知った時、フゥは脅威に感じると共に自分にも同じような事が出来ないかと考えた。
元々フゥはラジェルの手によって
そして何より、戦闘面においてよりブレイブ達に貢献出来るのではないかと考えた。様々な
***
キュアカーベル改めフゥは元々女神ラジェルの手によって生み出された存在である。誰かに、敵と戦う為に生み出されたという点でフゥとバサラは共通しているように思えるが実態は大きく異なる。
バサラは戦闘において余計な感情を一切持っていないが、フゥは仲間達との交流を通じて感情を育む事が
仲間達や
カーベルが新たな能力を発現させる事が出来たのは、バサラのように元々組み込まれていた機能や習性ではなく、カーベルが自分の意思で勝ち取ったものだ。
「魔法を捻じ曲げたって・・・・・・!? 凄い!! 凄いっスよカーベル!!!
これでもうあいつも怖くないっスね!!!」
「いいえまだです。この程度の能力で勝利出来る程生温い相手ではありませんよ。
《
カーベルは手を突き付けて《
その方向はブレイブへ向いていた。
(!!? 私に!!?)
「ブレイブ!!! 方法は問いません。攻撃を加えて下さい!!!
今この場で貴方の能力が最も可能性があります!!!」
「!! そういう事。分かったよ!!!
《
『ズドドドドドッ!!!!!』
ブレイブは一方の肩に炎の翼を発現させて、渾身の力で振るった。その勢いに乗って発射された炎の羽が命中し、何発もの爆発を起こす。
ブレイブは既に、《
しかし、ブレイブもこの一発で勝敗を決する事が出来るなどとは思っていなかった。
着弾した事による衝撃と爆煙でバサラに隙を与える為だ。
(この一瞬なら決まる!!!)
「《
ブレイブは両手で《
カーベルの攻撃で体勢が崩れた今は千載一遇の機会である。刀剣系の攻撃が勝負を決する、唯一と言っても過言ではない攻撃なのだ。
「やあぁッッッ!!!!!」
『ガァンッッッ!!!!!』
「!!!」
バサラは右手に構えた剣で《
「なぁっ!! 惜しい!!!」
(いやまだだ!! こんな事で諦めない!!! 良く考えればこんなもの、刀剣系の偽物だ!!!
《
「ぬああああああああああ!!!!!」
ブレイブはバサラと鍔迫り合いになっている状態で、渾身の力を込めて剣を押し込んだ。バサラもブレイブの意図を察知したかのように右腕に力を込めてブレイブを迎え撃つ。
金属が軋み、泣き叫ぶかのような音が周囲に響き渡る。しかしバサラの剣にヒビが入るような様子は無い。
いくら複製品とはいっても彼我の能力の精度は互角。それがブレイブの置かれた現実なのだ。
『ガァンッッッ!!!!!』
「!!!!」
バサラは強引に右腕を振るってブレイブの攻撃を弾き飛ばした。その瞬間にブレイブは現状でもバサラに勝利する事は出来ないのだという事を理解した。
(こ、このままじゃダメだ!!! 確かにレオーナやカーベルの能力でバサラの攻撃は防ぎやすくなった。
だけどこのままじゃ攻撃力が足りない!! この戦いに勝つにはもっと別の何かが要る!!!)