転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
キュアレオーナとカーベルに新しい
レオーナとカーベルの能力の詳細を客観的に分析すると、それは防御や遠距離攻撃に秀でた能力であるという結論に落ち着く。
カーベルの魔法の起動を捻じ曲げる、その能力はバサラの十八番の一つである予備動作抜きでの魔法攻撃への対策になる。その能力は存在するだけでバサラとの戦いでの死亡率を大きく下げるだろう。
しかし、依然としてバサラに有効打を与えられていない事もまた事実である。何度も打撃戦を繰り広げた結果、一番撃破の可能性があるのはあらゆるものの硬度を無視して両断する刀剣系
即ち、この一戦を制する為に必要な事はブレイブがバサラの防御を突破して刀剣系の一撃を命中させる事だ。
*
「━━━━ングッ!!!!?」
『!!!? ブレイブ!!!!』
刀剣系を弾かれた瞬間、ブレイブの脳に突き刺すような激痛が走った。
刀剣系は今のブレイブには扱いきれない代物である。肉体が
加えてつい先程、ブレイブはバサラに向けて《
(・・・・・・・・・!!!
いやまだ!! まだ動ける!!!
・・・けどもうあまり振り回す事は出来ない!! 次の一撃、確実に命中させないとここで倒れる!!!)
「《
刀剣系を弾かれた瞬間、ブレイブは半ば反射的に前方の防御を固めていた。バサラには件の魔法攻撃がある。相手の攻撃を弾いた今は絶好の機会だ。
『ぶおっ!!!』
(!!! 魔法じゃない!!? この動きは━━━━!!!)
バサラは魔法を撃つのではなく、身体を捻った。肉体の動きから次に何が襲い来るのかは度重なる戦闘の経験から反射的に導き出した。
(蹴りだ!!!)
『ズガッ!!!』「!!!」
バサラの次の攻撃は、前方の防御をすり抜けて命中させられる蹴りだった。
《
その勢いのままに空中で回転し、森の木の幹に着地する。これによって彼我の間に距離が生まれた。
(さぁどうする!? この状況で一番早く攻撃出来るのは魔法攻撃だけど、それなら《
魔法攻撃を防御できるとなった以上、残された警戒すべき攻撃は《
その点において、ブレイブは残る体力を節約する術を見出していた。
(空中で殴り合うなら、魔法警備団の時に身に付けた《
そもそも《
《
その能力は足で空気を個体として捉え、空中歩行を可能とするものである。《
背中に翼を携えたバサラにそれで空中戦を繰り広げられるとは言い切れなかったが、刀剣系を振るう体力を温存する為には高くないリスクだ。
レオーナとカーベルの援護は望めるにしても、自分はこれから死地に飛び込む事になるだろう。ブレイブの集中力は限界近くまで高まった。
故に意識の内から抜けていた。ブレイブには他に頼るべき仲間が居る事を。今は離脱している彼女が必ず戻ってくる、そんな人間である事を。
『バガァンッ!!!』
『!!! フォース!!!』
森の木々を破って姿を表したのは、先程バサラに弾き飛ばされたキュアフォースだった。
「フォース良かった!! 無事だったんだね!!」
「・・・・・・あぁ。けどすまねぇ。俺と一緒に余計なヤツらまで連れて来ちまった・・・・・・・・・!!!」
「えっ!?」
そう言ってフォースは苦虫を噛み潰したような顔で後方を振り返った。その行動の意味する所は次の瞬間には明らかとなった。
『ズガァンッ!!!』
『!!!!?』
森の木々を薙ぎ倒すようにして姿を現したのは、大量のチョーマジンだった。
ブレイブの目は、そのチョーマジンの一体一体が植物ではなく魔物を素体としている事を認識した。