転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ルベドはリルゾールの大規模な魔法攻撃を防いだ後、ギリスがバサラに吹き飛ばされる光景を見ていた。
そして更にブレイブが殴り飛ばされた瞬間には既にバサラの方へ向かって駆け出していた。
しかし、その道中で大量のチョーマジンによる露骨な妨害にあった。先程のフォースと同じように、まるでバサラの戦いを有利にしているかのように、玉砕覚悟で動いていた。
故に到着がここまで遅れてしまったと、彼は詫びた。そして同時にあれ程の捨て駒に時間を稼がれた、自分自身の力の衰えを恥じていた。
しかしながら、ブレイブにとってはルベドの存在それ自体が、彼がこの場に現れてくれた事自体がこの上ない僥倖だった。
*
(また、ルベドさんの刀剣系
勇者ルベドの実力は、
その中でも一際印象に残っているのは彼が持つ刀剣系
そしてそれは今も同じである。ルベドはその能力でバサラを攻撃したが、ブレイブにはその一部始終が見えなかった。
「《
だけど大丈夫ですよ! 刀剣系で身体を切ったんですからもう動けないですよ!」
「・・・・・・いやまだだ。僕の勘が正しければ、こいつは身体を切っても死なない!!!」
「えっ!!?」
ルベドが険しい表情でそう言った瞬間、ブレイブは見た。
バサラの眼球が動き、自分とフォースの二人を見据える光景を。バサラの右腕が先程の
「《
『!!!!!』
バサラは生き別れになった上半身と下半身でブレイブ達に攻撃を見舞った。
ブレイブとフォースを右腕に握った剣で狙い、地面に居たレオーナとカーベルには刈り取るような下段回し蹴りを繰り出す。
しかし、それら二つの攻撃がブレイブ達に届く事は無かった。ルベドが四人全員を守ったからだ。
ルベドはまず、自分の手に炎の魔法を発現させた。それを《
そしてブレイブ達を狙う剣とレオーナ達を狙う足に向けて炎を盾のように展開した。バサラの攻撃は炎の盾によって滑るように軌道を変えた。
『うあぁっ!!!』
バサラの攻撃は直撃を免れたが、それによって発生した風は強力だった。その勢いはブレイブ達を軽々と吹き飛ばした。
幸運だったのはその方向がルベドの側へ向いていた事だ。四人は空中で体勢を立て直し、ルベドの周りに集まる事が出来た。
(くっ!! 思ったよりも力の衰えが激しいな。
《
「君達大丈夫か!? まだ動けるか!?」
「は、はいっ! 何発か攻撃を受けましたけど、まだ動けます。」
「そうか良かった。皆、何かここで新しい情報があったら教えてくれないか? 何でもいい。
敵でも君達でも、今は情報が最も重要だ。」
「はい! それなら私が・・・・・・!」
ブレイブはバサラの能力、魔法攻撃や新たに身に付けた《
「━━━━それで、どうにか今まで持ち堪える事が出来たんです・・・・・・!」
「そうか。君達にこんな重荷を背負わせてしまって、本当に申し訳ない。
・・・・・・今から話すのは、早い話僕の憶測でしかない。だが最後まで聞いて欲しい。」
*
ルベドの話は以下の通りだった。
チョーマジンは、動植物や人間がヴルダーズの力を注ぎ込まれた存在である。その力の源は体に浮かぶ魔法陣にある。故にそこを攻撃されると著しく弱るのだ。
そして
その点、バサラは素体を持たないヴェルダーズの力の塊と言える。魔法陣から、何も無い場所から召喚された事実からそう仮説を立てたのだ。
そしてルベドはある推測に辿り着いた。それはバサラは肉体にいくら攻撃を受けようとも、力の供給元を絶たない限りは死ぬ事は無いという、恐るべき推測だ。