転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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476 仲間のピンチに急げ!! 託された戦ウ乙女(プリキュア)達!!! その①

ルベドが語った恐るべき推測。それはブレイブの得た情報と符号する要素が多々あった。

何より、ブレイブは上空からバサラが召喚される光景を目の当たりにしている。その際、バサラは確かに何も無い場所から召喚された。それはこれまでのチョーマジンの傾向から大きく逸脱していた。

故にその恐るべき推測を納得出来てしまう。否、ルベドの刀剣系で両断されても尚、ブレイブが必死に成功させようとした攻撃を受けても尚、問題無く動いているバサラの姿を目の当たりにすると納得せざるを得なくなる。

 

そしてルベドが語り終わる頃には、バサラは既に生き別れた身体を再び結合させていた。その際に後頭部に浮かんだ魔法陣が禍々しく光り輝く光景を、ブレイブは目の端で捉えていた。

 

「・・・・・・以上が僕の考えだ。と言っても、これを見たらそうとしか考えられないだろう。

言っておくがついさっき、身体と一緒に魔法陣も攻撃したんだ。だが効かなかった。恐らく刀剣系の攻撃も防げる、強力な力で魔法陣を覆っているんだ。

まぁ、自分の体に明確な弱点があると分かって対策しないバカは居ないだろうがな・・・・・・!」

 

ルベドは己の未熟さを自分で嘲るようにそう言った。自分の最も信頼する能力を使っても尚、有効打を与えられていない現実を重く受け止めているのだ。

加えて、この場にいる敵はバサラの他にも大勢(・・)居る。その敵が今、息を吹き返した。

 

『グルオオオオオオッッッ!!!!!』

『プギャアアアアアッッッ!!!!!』

『ギャアアアアアスッッッ!!!!!』

(!!!!! しまった!!! あっちのチョーマジンを忘れてた!!!)

 

ブレイブの《怠慢之王(ベルフェゴール)》で将棋倒しにし、動きを止めていたチョーマジンの大群が体勢を立て直した。

まるで己のフラストレーションを発散するかのように大挙して向かってくる。この世界では魔物の大群が発生する事を《スタンピード》と言うが、これは正しくその再現だった。

 

「成程。こいつらも僕の時と同じようにこの怪物のお膳立ての為に動いているのか。

だがこの程度なら僕の敵では無い!!! 《七星之剣(グランシャリオ)》!!!!!」

「!!!!?」

 

ルベドは再び己の刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)の名を叫んだ。すると次の瞬間、チョーマジンの大群が一斉に両断された。それは先日、ワイバーン相手に刀剣系を披露した時と全く同じだった。

その時、ブレイブは見た。ワイバーンの大群の際には見えていなかったものが今回ははっきりと見えた。

 

(い、今のは、()・・・・・・・・・!!?)

 

ルベドは刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)七星之剣(グランシャリオ)》を発動する時、剣を抜いて構えている。そして対象が切断される際、その剣の刃が光り輝くという共通点があった。ワイバーンの際にブレイブが認識できたのはそこまでだった。

 

しかし、今回は更にブレイブの目に飛び込んでくるものがあった。一言で言えば、それは《星》だった。

剣が光る瞬間、七つの星が高速で回転しながらチョーマジンの大群の方へ飛んで行く光景を、ブレイブの目は捉えていた。

 

「ル、ルベドさん、今、その剣から星が飛んだような・・・・・・・・・!!

もしかして、その星がルベドさんの刀剣系の能力なんですか・・・・・・・・・!!?」

「! そうか。ようやく(・・・・)見えるようになったのか。

そう。これこそが僕の刀剣系の能力だ。」

 

*

 

七星之剣(グランシャリオ)

刀剣系究極贈物(アルティメットギフト)

能力:七つの星型のエネルギーの刃を召喚し、高速で回転、操作する。

 

*

 

ルベドの《七星之剣(グランシャリオ)》の能力の一番の特徴は七つの星型のエネルギーの刃にこそある。

その刃がルベドの力によって高速で回転、飛行すると、最早半端な人間では視認、回避は不可能となる。結果、何もしていないのに対象が切断されるように見えたのだ。

 

しかし、ブレイブは風妖精(エルフ)の里に来てからの度重なる戦闘によって新しい力を身に付けた。それが実を結び、ルベドの能力の一端を視認出来る段階まで彼女を押し上げたのだ。

 

「申し訳ないね。実はギリスから、僕の刀剣系は自力で見えるようになるまで能力の詳細を明かさないように言われていたんだ。君の実力の程を客観的に分析するためにね。」

「そ、そうだったんですね・・・・・・!」

「という訳でだ。こいつの相手は僕が引き付ける。解呪(ヒーリング)が重要なのは明らかだが、それが効くまで奴を弱らせる必要があるからな。

それに何より、君達にしか出来ない、こいつと同じ位に早急に対処しなければならない問題がある。

一言で言えば、君達には世界樹を守って欲しい!!!」

『!!!』

 

ルベドの一言でブレイブ達は改めて理解させられた。決して彼女(・・)の存在を失念していた訳ではなかったが、目の前のバサラに集中しなければならないと無意識に言い聞かせていたのだ。

ルベドは即ち、キュアグラトニーを、世界樹を守る為に奮闘している彼女を助けに行くように言っているのだ。

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