転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ダクリュールが己が持つ二つの
今、ブレイブに襲いかかっている砂の
その砂の翼竜が跋扈してブレイブに強襲を掛けている。
故にブレイブはこの攻撃を無視出来ない。例えそれが陽動だと分かっていても、確実な防御策を取るしかない。
「《
『ズガガガガァンッ!!!』
ブレイブは己の足元に光の格子の盾を展開し、砂の翼竜を迎え撃った。ブレイブの身体を貫く事だけに専念していた翼竜は盾に激突し、その衝撃で姿形は崩壊し、元の砂へ霧散した。
しかしブレイブは決して、この一つの防御で満足していなかった。彼女の意識は既にダクリュールの追撃に向いていた。
《
実際にダクリュールは爆発的な脚力にものを言わせて森の木々を飛び回り、くの字を描くような起動でブレイブの横へ回り込んだ。
(来たッ!!!)
「食らっとけやァッ!!!」
ダクリュールはブレイブの首を狙って回し蹴りを繰り出した。彼の全身を覆う砂の鎧の足の部分は蹴りを繰り出す軌道に乗るように三日月形の刃へ変形した。
それは唯の打撃ではブレイブには通じないと判断しての行動だ。度重なる戦いの中で、ダクリュールのブレイブに対する認識は一人の少女ではなく、自分達の野望の成就を阻む脅威的存在へと変貌していた。
「《
「ッ!!?」
ブレイブもダクリュールが確実に自分の息の根を止めに来る存在である事を認識していた。
それ故に彼女も相手が《
それこそがこの
ブレイブの声を聞いた瞬間、ダクリュールは己の蹴りが遅くなった事を、それこそがブレイブの新しい能力なのだと理解した。
「んぐっ!!?」
「!!」
瞬間、ブレイブは顔を顰め、その口からは一筋の血が垂れた。
ブレイブは己の体力の消耗を考慮に入れて、《
(・・・・・・ッ!! さっきのダメージがここまで・・・・・・!!!
《
(成程な!! 確かに強い能力だが、俺の蹴りに掛ける位が精一杯みたいだな!!!
なら・・・・・・・・・・・・!!!)
「!!!」
その瞬間、ブレイブは『ガチャンガチャン』という、まるで機会の部品同士が組み合わさるような、この世界には似つかわしく無い音を聞いた。
その音が聞こえた方向に視線を向けると、ダクリュールの腕が変形し、大砲のような形となってブレイブに向いていた。
(これは、大砲・・・・・・・・・・・・!!!?)
「俺をステゴロしか能がねぇと見誤ったな!!? 悔しかったらこいつも遅くしてみろォ!!!」
『ドゴォンッ!!!!!』
「!!!!!」
ダクリュールの腕の大砲から発射されたのは、ボーリング玉程もある大きな岩石だった。ブレイブは《
「だっはっは!!! バサラの奴に手酷くやられたみたいだな!!
手前の体の状態にも気付かずにしゃしゃり出てぶっ飛ばされてちゃ様はねぇ!!! 先にあいつの息の根を止め━━━━
ッ!!?」
ブレイブの息の根を止めようとしたダクリュールの言葉が途中で止まったのは、彼の足を止める力が働いたからだ。
しかしその力の出処を発見し、直ぐにその表情は緩んだ。ハニの能力でリボンのようにはためいた剣の刃。ダクリュールの足に巻きついているのはそれだった。
「・・・・・・何勝手に行こうとしてるの?
さっきも言った筈だよ。貴方みたいな野蛮な人、これ以上ホタルちゃんと一緒にしておく訳には行かないって!!!!!」
ダクリュールはハニの行動を命知らずの蛮勇と断定し、嘲るような笑みを浮かべていた。
しかし彼はハニの、延いては