転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
コキュートスとキュアレオーナ。この二人が対面したのは今日が初めてである。しかし二人は互いの存在を仲間から聞かされて知っていた。そして遠くない日に戦う事になるだろうという事も予感していた。それが今日、
*
「・・・・・・・・・・・・・・!!!」
コキュートスは両腕と脇腹に攻撃を受けたこの瞬間、キュアレオーナに対する認識を改めた。
今日の襲撃を実行するまでのコキュートスのレオーナに関する情報は、グランフェリエでのガスロドの話が大半を占めていた。
それを聞いた上でのコキュートスのレオーナに対する印象はレオーナを軽視するものだった。その理由は彼女が
しかし、その認識は最早過去のものであると理解させられた。キュアレオーナは今や
(迂闊ダッタ!!! 此処迄時間ガ経ッテマダレオーナガ腕モ脚モ失ッテイナイ事ニ疑問ヲ持ツベキダッタ!!!)
この場にはコキュートスが一目置く力を持つ者も、そしてチョーマジンの最上位種であるバサラも居る。レオーナがその激戦を潜り抜けても目に見えて負傷を負っていない時点で彼女の
しかしコキュートスの脳内は短絡的な感情に埋め尽くされる事は無く、彼の能力に違わず冷静だった。それはこの一瞬の攻防の中にレオーナの能力の弱点を見付けたからだ。
「うしっ!! 命中したッスね!!
お次はその脚吹っ飛ばしてやるッスよ!!!」
「・・・・・・・確カニコノ修羅場ノ中デ力ヲ付ケタ事ハ認メテヤロウ。
ダガ、
「!!
・・・・・・・気付かれてたんスね。」
コキュートスが見抜いたレオーナの弱点とは、彼女の
コキュートスの体に
「・・・・・・・やっぱりあんた、口調に似合わず頭良いッスね。
それなら考える暇も無いくらいに攻めて攻めて攻め潰してやるッスよ!!!」
「!!!」
レオーナは《
「
「勝てるかどうかじゃなくて、勝たなきゃいけないから戦ってんスよ!!!」
大槌を振り被るレオーナに対し、コキュートスは四つの拳を握り締めて応戦する。一撃の威力では向こうが勝っていようとも、手数で勝ろうという戦法だ。
『ズガッ!!! ドゴッ!!! バギャッ!!! ズドドドッ!!!』
レオーナとコキュートスが互いの射程距離に入った瞬間、衝突音が重なって響き渡った。
その結果明らかになった戦力差は、レオーナの一撃に対し、コキュートスは拳二つで漸く迎撃出来るというものだ。それも武器の
(グゥッ・・・・・・・!!! ヤハリ真ッ向カラデハ分ガ悪イ!!
ナラバ、策デ嵌メル!!!)
『トッ!』
『ブアッ!!!』「!!?」
コキュートスはレオーナの大振りの攻撃に合わせて一歩後ろに下がり、その攻撃を空振りさせた。
ハンマーという武器は一撃は強力だが、動作が大振りになる為に隙が生じやすいという弱点がある。それが
そうして生まれた一瞬の隙を狙って、コキュートスは拳を構えて駆け出した。
「終ワリダナ!!!」
「そういう事やると思ってたッスよ!!!
《
『バギィンッ!!!!!』「!!!!?」
レオーナがそう叫んだ次の瞬間、コキュートスの拳に突き刺すような衝撃が走った。それは正しく大槌で殴られたかのような衝撃だった。
そう考えた次の瞬間、コキュートスはレオーナが握る大槌の能力を理解した。
(コレハ、時間差ノ衝撃ノ炸裂!!! コレガキュアレオーナの武器ノ能力カ・・・・・・・!!!)
手骨が砕けるような痛みと共に、コキュートスは目の前の少女がブレイブやグラトニーと同じ、自分達の脅威に成り得る存在に変貌したのだと理解した。
キュアレオーナとコキュートスの戦いは、レオーナの優勢で始まった。