転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
雷によって発生する威力は、温度に換算すると最低でも1万℃を超える。ルベドの
対して、地球上に存在する物質の中で最大の沸点を持つものはタングステンという物質であり、その沸点は約六千℃である。即ち、仮に雷の直撃を受けたならばこの世の全ての物質は蒸発する可能性が高いという事である。
ルベドが今放った《
***
「━━━━━━━━
うぐっ!!!」
《
本来、《
しかしルベドは肉体や能力の衰えをカバーし、全盛期の出力を再現する為に持てる力の殆どを今回の攻撃に注ぎ込んだ。それは功を奏し、雷は確かにバサラに直撃した。
「━━━━がっ!!」
ルベドは膝を着いた瞬間、堪らず一筋の血を吐いた。それ程までに先程の《
(やはり全盛期を無理矢理再現するのは負担が大きかったか!! これじゃ動けたとしても、もう刀剣系を使うのは厳しいか・・・・・・!!!
これでもし、あいつが立っていたら・・・・・・!!!)
《
「・・・・・・・・・・・・
ッ!!!」
土煙が晴れた光景を見て、ルベドは目を見開いた。
ルベドの視線の先にバサラは居なかった。しかし、厚い魔力の壁に包まれたバサラの魔法陣が健在のままそこにあった。
それが示す事は一つ、ルベドの攻撃がバサラの生命に届かなかったという事だ。
『ボゴン!! ボゴンッ!!!』
「・・・・・・参ったね・・・・・・・・・・・・!!!」
魔力の壁で覆われた魔法陣の下に、小さな肉の塊のような物体が形成された。そしてそれは瞬時に膨張し、頭部や手足を形成し、元のバサラへと再生する。
ルベドの《
(・・・・・・勝ち誇る、ような感情なんて持ってないか。もし奴に感情があったなら、今頃勝利を確信してるだろう。
だがこれで終わったなんて思うな!! まだ体力は残ってる!!
後一撃は撃てる。一か八か、それで今度こそ魔法陣を断ち切る!!!)
自分が敗北すれば、この怪物が
『ビュオッ!!!』
「!!!」
バサラは《
「━━━━《
『ガァンッ!!!!!』「!!!!?」
その瞬間、ルベドの眼前に光の格子が展開されてバサラの拳を防いだ。それが誰によるものかをルベドは一瞬で見抜き、背後を振り返った。
彼の予測に違わず、その人物はそこに居た。
「!? 君達━━━━!!」
「ルベド様!! 間に合って良かったです!! 今より私達も加勢させて頂きます!!!」
「お前、さっきのは《
ルベドの予測と違っていたのは、背後に居た人物が一人ではなかったという事である。例の人物の他に、キュアグラトニーとキュアカーベルも居た。
そしてその中心に居た人物こそが、光の格子でルベドを守った張本人である。そのキュアブレイブがルベドに向けて口を開いた。
「ルベドさん!!! 私達に考えがあります!! 皆を守れる考えが!!
だからお願いです!! もう一度だけ私達の為に、刀剣系を振って下さい!!!」