転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
魔法警備団でそれを手にしてからというもの、様々な人間がありとあらゆる方法でその刃に対抗策を講じてきた。
ある者は刃を躱し、ある者は自らの前に物を出して防ぎ、ある者は同じ性質を持つ刃で防ぎ、剰え先手を打って攻撃をさせない者も現れた。
そして今回、新たな方法で《
*
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」
ブレイブは眼前に広がる光景に目を見開いた。目の前では殲國が自分の両手首を掴み、刀剣系の一撃を未然に防いでいる。
ブレイブ変ずる夢崎蛍は元々至って普通な中学生である。そのブレイブでも殲國のこの防御策が他のものとは根本的に異なっている事を直感的に理解した。
刀剣系を『武』で止められたのは、これが初めてだった。
(避けるでもなく、強引に止めるでもなく、技で止めるなんて━━━━!!!)
『グイッ』「!!?」
自分の体力の全てを注ぎ込んで繰り出した攻撃が不発に終わった。しかしブレイブの窮地はそれでは終わらない。
殲國はブレイブの手首を掴んでいた腕を回し、ブレイブの腕を外側へ捻った。《
(・・・・・・・・!! う、動かない・・・・・・・・!!!)
殲國は今、右手だけでブレイブの両手首を掴み、片腕の力だけでブレイブを抑え込んでいる。ブレイブの消耗を考慮に入れても、殲國の腕力が並外れている事は明白だった。
しかし、武術に精通していないブレイブは気付いていない。自分が殲國の射程距離内で体の自由を奪われている事を。
『ズガッ!! ズガッ!!! ドゴッ!!!』
「ッ!!? ンブッ!!? ングッ!!!」
ブレイブの顔面に突如、三発の衝撃が走った。殲國が左の拳でブレイブの顔面を狙ったのだ。
それは奇しくも、ゼシオンがブレイブに食らわせた拳と同じものだったが、威力速度共に比肩にもならなかった。
(~~~~~~~~!!! に、逃げられない・・・・・・・・!!!)
ブレイブは必死に拳の乱打から逃れようとしたが、殲國の腕力と握力がそれを許さなかった。このまま打たれ続ければ誇張抜きに殲國に殴り殺されるという確信があった。
「~~~~~~~~!!!
《
「!」『ボゴォンッッッ!!!!!』
ブレイブは背中から炎の翼を生やし、翼を振って炎の羽根を弾丸のように殲國に見舞った。ブレイブの眼前で手榴弾のような爆発が起こる。
今のブレイブに必要だったのは《
それは辛うじて叶った。ブレイブの意図を察知した瞬間、殲國はブレイブの手首を離し、後ろへ跳んで爆発から逃れた。しかし、その代償も大きかった。
「━━━━ンブッ!!? ガッ・・・・・・・・!!!」
ブレイブの口内に突如、血液特有の塩気が広がった。その次の瞬間には両足が感覚を失い、地面に倒れ伏してしまった。
(た、体力が・・・・・・・・!! 足に力が入らない・・・・・・・・!!!)
「・・・・・・・・其の状態になっても変身状態を保っていられる事は賞賛してやる。だが一つの攻撃から逃れる為に無様に倒れるのであれば様は無いな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
「お前は何も理解していない。此の世界の事も、其の
「!!?」
「考えた事は無いのか。お前が予てよりさも当然の様に使い続けてきた其の力が何を所以にしているのか。
其れはお前如きには身に余る代物だ。考え無しに使い倒した結果其の様な無様を晒すのも当然だ。
其れを想像もせず私達に刃を向けた思い上がり、お前の首を落として償わせてやろう。」
「!!!」
殲國がそう言いながらブレイブに詰め寄ってくる。たとえ年も性別も違っていようと、戦えない状態にあろうと、彼にとってブレイブは倒すべき敵でしかないのだ。
『━━━━ゴォンッ!!!!!』
「!!!?」「!?」
殲國の後方から落下する衝撃音が響いた。根拠は無いが、それが魔法などの落下物ではなく人が襲来したものであると直感した。
そして土煙から出てきた四つの人影を見て、ブレイブは目を見開いた。その四人はブレイブ以外の