転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
そもそもの話、
まず、
これによって初めて、人間態への変身や身に宿った
しかし今、フェリオとヴェルドはその常識を真っ向から打ち破っていた。奇しくも殲國はその方法と弱点を一目で見抜いて言い当てた。
***
それでも殲國を始めとする敵対している者達がそれを知っている理由は単純な話、それを自力で見抜いたからだ。少女が
その弱点とは、
そして今、殲國の眼前ではその
「・・・・・・其の付け焼き刃、キュアカーベルの入れ知恵だな。」
『!!!』
キュアカーベル。殲國の口から出たその名前こそその例外であり、フェリオとヴェルドがこの状況で変身する方法を発見した所以である。
キュアカーベル元いフゥは
その前例があるからこそ、フェリオやヴェルドは自らのエネルギーを自身に流し込み、自力で人間態に変身する方法を編み出せたのである。
しかしこの状態はエネルギーの効率が極端に悪い。数分と経たない内にエネルギーを消耗し尽くしてしまう。それでも膠着状態に甘んじている理由は、殲國に飛び込む事が自殺行為であると分かっているからだ。
(撤退したディスハーツが言っていたキュアレオーナの眷獣が此の場に居ないのは、つい先程発現したばかりでキュアカーベルから何の情報も得られていないからだろう。
「━━━━面白い。お前達が総力を挙げて挑んで来る気概がある事は十分分かった。
其の信念に殉ずる姿勢を称賛して、私も其れに相応しい力で相手をしてやるとしよう。」
『!!!!』
その言葉と共に、殲國は刀を抜いた。先程、シャルディアを全力の攻撃ごと切り刻んだ凶器である刀だ。
それを手にした瞬間、フェリオ達の背筋に冷たいものが走った。カイ達が素手でも有効打を与えられなかった相手が武器を持って襲って来る。それが如何に危険な状況であるかは言うまでもない。
『・・・・・・・・・・・・!!!』
「どうした? 奥の手を使っているというのに向かって来る気が無いのか。其の儘体力を燃やし尽くすまで動かないつもりでいるのか。
其方は構わんだろうが、私にはお前達全員の首を持って帰る必要があるのでな。端から容赦する気など無いぞ。」
(ッ!!! 来るッ!!!)
つい先程シャルディアを鯰に刻んだ凶刃が今度は自分達に向かって来る。それをフェリオ達は否応なく確信させられた。そして次の瞬間には殲國の姿はその視界から消えていた。
しかしそれは気の所為でも、増してや殲國が撤退したからでもない。つい先程同じ事が起こったからだ。
『ガァンッ!!!!!』「んぐっ!!!!!」
それは、ヴェルドの足元から鳴った音だった。
殲國は脱力による加速で一瞬の内にヴェルドの足元に潜り込んで下から切り上げた。それをヴェルドが雷を纏った足で受け止めたのである。
「~~~~~~~!!!」
「まぁ、此の程度は見切ってくるか。万全のお前と虫の息のシャルディアとでは、お前に軍配が上がったという事だな。」