転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
2年前
龍神武道会 元選手
ゲルドフ・ヨウ
彼は自分の体力に限界を感じ、自分の後継者になる人間を探して各地を旅していた。
そうして立ち寄った村で彼はとある少年と出会う。
その少年は素行こそ良くなかったが、実力は彼の目で見ても折り紙付きだった。そしてゲルドフは彼の強さに興味を示し、村の人間達に頼み込んで少年、シーホース・コールを自分で修行をつけることにした。
半ば強引な説得の末、ゲルドフはシーホースと行動を共にすることになる。
当初は反抗的だったが、ゲルドフが彼の悩みを聞いていくうちに、次第に打ち解けて特訓に応じるようになった。
基礎の出来ていた彼の身体にはどんどんとゲルドフの培った技術が注ぎ込まれていった。
そして2年が経った頃には獣人族の強靭な肉体とゲルドフ・ヨウの技術の全てを兼ね備えたスーパールーキーの格闘家が完成の運びとなったのである。
そして今日この日、シーホース・コールは龍神武道会に名乗りを上げたのだ。
***
ガキィン!!!!!
ブレーブの剣の力がこもった拳とシーホースの蹄が激突した。
場内に激しく火花が散る。
『ぶつかったァーーーー!!!!!
剣と蹄!!!!
両者の五体に備わった武器が、雌雄を決する時が来たのです!!!!』
シーホースの蹴りは止まらない。ブレーブは必死にその蹴りを捌いている。
「仲間を得るためにここに来た。
お前はそう言ったそうだな。」
「!?」
「
お前は仲間が欲しいから、そいつを引き込まなければならないから、絶対に勝たなければならない
そう言いたいんだろ!!?」
「そうだよ!!
今の私たちに、彼女の力が必要だから!!!」
この男に厄災ヴェルダーズのことを話す訳にはいかないが、勝ちを譲る気もさらさらない。
妥協していては欲するものを得ることも、ましてや生き残ることもできない。
ギリスやハッシュから何度も聞かされていた。
だから 彼がどれだけこの武道会に思いを懸けていようとも、自分に出来るのはただこの男と全力で闘うことだけだった。
「
それは俺も同じだ!!!!」
「!!!!」
シーホースの蹴りが遂にブレーブのガードを崩した。
「ヒッヒィン!!!!!」 「!!!!!」
『き、決まった!!!
遂に馬の脚が人間族の少女に炸裂したァ!!!!』
シーホースの蹴りはブレーブを
受け身を取ることが出来ずに背中が外枠に激突する。
背中への衝撃は呼吸を一瞬止め、乱す効果がある。それは
呼吸を乱されたブレーブは一瞬 うずくまったが、すぐに体勢を立て直しシーホースの追撃に備える。
「………!!!??」
『こ、これは一体どうした事だ!!!?』
体勢を立て直したブレーブと場内の全員が見たのは、異様な光景だった。
「お前はこの大会に並々ならない思いがあるんだろう。だが、それは俺も同じだ。
俺は、この大会で道を示してくれたゲルドフ先生に応えなければならないんだ!!!!
だからこの勝負、勝つ!!!!!」
「!!!!!」
シーホースはブレーブに対して両手を広げ、四股立ちで構えた。
『なんとノーガードだ!!!
まるであの格闘家、ゲルドフ・ヨウの生き写しを見ているかのようです!!!』
「な、何を………!!?」
「打ってこい。」 「!!!?」
「あのハッシュという男がゲルドフ先生にやったように、お前が全力で俺に打ってくるんだ。
全力でだ。残りの体力 全てを使い果たしてな。その後に立っていた方が勝者だ!!!!!」
シーホースの宣言に応えるかのように場内は激しく熱狂した。
『これは予想外の展開だ!!!
まさにこの師にしてこの弟子あり!!!
シーホース選手、ゲルドフ氏と同じ構えで、ハッシュ氏の生徒、キュアブレーブを迎え撃とうとしている!!!!』
場内が熱狂から緊張に変わっていく最中、ブレーブは口を開いた。
「………フェリオ、やるよ。」
『ブレーブ!?』
「
『何 言ってるファ!!!!
それはヴェルダーズ達にしか━━━━━━』
「だからだよ!!
本当は使っちゃいけない力、私達の全力を使って勝ちに行く。
それが私たちがしてあげられる敬意 だよ!!!!!」
『ブレーブ………!!!!』
ブレーブの訴えに、フェリオも意を決した。
『わかったファ!!!
その代わり 本当に全力で行くファよ!!!!』
「うん!!!!」
ブレーブはシーホースに対し、構えをとった。
《
『こ、これが
そしてブレーブは自分の立っている地面を全力で蹴り━━━━━━━━━━━━
『行ったァーーーーーー!!!!!
キュアブレーブ、シーホース選手に急接近だ!!!!!』
ブレーブはシーホースの腹に狙いを定めた。
《《プリキュア・ヘラクレスインパクト》》!!!!!